『ベイビーステップ』
(今日のお話 1785字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は夜テニス&読書。
またメルマガのシステムを変えるべく、
試行錯誤しておりました。
まずは、以前から一応あったfacebookページを
もっと活用してみようかと思った次第。
これから反響があった記事を逐次アップしてまいります。
よろしければ、ぜひ「いいね!」くださいませ。
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さて毎週日曜日は、
おすすめの1冊を紹介するコーナー。
今週のお勧め本は、
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『ベイビーステップ』(1) (講談社コミックス)
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でございます。
■講談社コミックス、とあるように、
お勧め本というか、漫画です。
少年週刊マガジンに掲載中の、
大人気テニス漫画。
今は、アマゾンビデオで、
ドラマ化もされている、テニス好きであれば、
必読書とも言える名作です。
私がテニス好きだから、
取り上げたんじゃないか?
と言われそうですが、
理由はそれだけではありません。
この漫画『ベイビーステップ』、
漫画だからと侮るなかれ。
私の中では、決して誇張ではなく
ものすごく学びがある、
「ビジネス、人生において 急角度の成長をするための、
必要なエッセンスが詰まっている最高の教科書」
と言っても過言ではない、
そんな名著なのです。
いや、ビジネス書かもしれません。
■さて、この「ベイビーステップ」、
どんなストーリーなのでしょうか。
この物語は、主人公である
高校1年生の優等生エーちゃんが、
受験勉強の体力づくりのために、
テニスを始めるところから始まります。
エーちゃんのあだ名は、
ものすごく真面目な優等生で、
ノートもびっしり。予習復習は欠かさない。
成績もオールAで、
しかも名前が栄一郎だから、エーちゃん。
運動経験なし、もちろんテニスも初心者。
そんな主人公です。
そして、そんなエーちゃんが、
よくあるテニス体験スクールに入り、
ヒロインのなっちゃんと出会い、
次第にテニスに惹かれ始める。
まあ、ここまでは
よくあるストーリーかもしれませんね。
しかし、注目するべきところはここから。
■エーちゃんは真面目な性格です。
なので、まるでテニスではあるものの、
勉強のように、学んだこと、気付いたことを逐一、
「テニスノート」
を作り独自で気づきを記し始めるのです。
・新しいスイングを覚えた。
・球を捉える良い感覚があった。
・フォームについて気づきを得た。
・足の使い方について発見があった。
・コーチからステップの指導をされた。
テニスでの学びを一つ一つ、
「学びの瞬間」のカケラを一つ一つ
取りこぼすこと無く、ノートに書いていく。
しかも、1日1回というレベルではなく、
毎時間、毎分、毎瞬間、気付いたこと、
学んだことを書く、書く、書く。
そして、その学びを反省として、
次出来るように、より良く出来るように、
反復、練習して、改善していく。
この繰り返しを、
ものすごい高回転で行うことで、
一線を画するとてつもない速度で、
劇的な急角度で成長をしていくのです。
そして、エーちゃんと戦った
周りの高校生のテニスプレイヤーは言います。
「あいつ、テニス始めてたった2年だってよ。
どうやら、あのノートに秘密があるらしい」
■思うのですが、
結局、”人の成長”とは、
『反省→改善の繰り返し』
でしか実現されません。
否、それでしか、
成長しないと思うのです。
しばしばビジネス用語でも、
「PLAN-DO-SEE」とか「PDCA」を回す、
とかそんな表現がされますが、同じこと。
反省、内省をして、
より良くしようと改善をするから、
成長をするのです。
それがない人は、
いつまでたっても同じミスを繰り返す。
世の新人さんで、
なかなか成長しない、と言われる人も、
きっと同じだと思うわけです。
■考え続けること、
真剣に内省、反省することは
実際のところ、結構疲れます。
でも、1日の中で、
起こった全ての出来事に対して、
「これはよかったのだろうか?」
「もっと良くするためにはどうすればよいのだろうか?」
ということを、
ひたすら考え、自問し、
行動に移すことができたとしたら。
その”成長の速度”は、
間違いなく一線を画することになるのではないか、
そう思うのです。
有名な経営者でも、
偉人、賢人でも、
「日記を書く」
「手帳で自らを振り返る」
という、”内省、改善の仕組み”を
成長のエンジンとして勧めている話をよく聞きます。
これも、全く同じような理論なのでしょう。
私のメルマガも、同じです。
だから、続けているのです。
■人は「内省」によって成長します。
その大切さと、
そして振り返り、実践することで
成長をしていく軌跡を、
このベイビーステップは仮体験させてくれます。
ぜひ、その世界に浸るとともに、
「反省、改善の高サイクルがもたらす果実」
を味わってください。
「7つの習慣」でも、
”第7の習慣 刃を研ぐ”にて、
「自らを常に磨き続けよ」と言いますが、
その具体的事例としても、オススメの名著です。
※全44巻 しかもまだ続いていますが、
最初の3~4巻くらい読めば、エッセンスはつかめるかと思います。