「職場で才能と情熱を発揮しているのはわずか15%」という悲しき事実の中、上司は何をすべきなのか?
(今日のお話 2058字/読了時間2分半)
■こんにちは。紀藤です。
さて、明日は
”「働き方改革」の必要性と実現する人材とは?”
というテーマで、300名規模のイベントを開催予定。
お陰様で、満席になりました!
お越し頂きます皆さま、ありがとうございます。
会場にてお会い出来ることを楽しみにしております。
■さて、早速ですが本日のお話です。
今日は「管理職」について、
皆さまの参考になるお話を伝えできればと思います。
以前『週刊PRESIDENT』に掲載された、
”本物の上司、ニセモノの上司”
という特集があるのですが
「組織の現状」に関するアンケートが紹介されました。
今日は、その話を受けつつ、
”「職場で才能と情熱を発揮しているのはわずか15%」
という悲しき事実の中、上司はどうすべきなのか?”
というてタイトルで、
お話をお伝えさせていただきたいと思います。
それでは、どうぞ。
■組織で働く人を対象に、
こんなアンケートを実施しました。
質問は、こんな内容。
「あなたの会社で、自分が持っている能力を、
十分に発揮させて貰えていると思いますか?」
さて、その答えはどうなったか。
結果、
”YES”(=能力を発揮できている)と答えた人の割合
は、
『15、9%』
であったそうです。
つまり、言い換えるなら
”85%の人は、自分の能力を、
十分に発揮できていない、力を持て余している”
ということになりますね。
いかがでしょうか。
結構少ないなと、私は素直に思ってしまいました。
■では、なぜ従業員は
「自分の能力が発揮できていないと感じる」のでしょうか?
おそらくその理由は、
・今いるポジションの問題
・自分のモチベーションの問題
・職場の人間関係の問題
・ルールや規則の問題
など様々な理由が挙げられるでしょう。
しかしながら、
「自分の能力が発揮できていないと感じる理由」
の最も大きな理由の一つには、
『上司の関わり方』
というものが、かなりの割合で挙げられるようです。
つまり、「上司の影響」というのは、
どの職場でも大きいということですね。
■さて、では上司は、
どんな関わり方をすればよいのでしょうか?
何が、「本物の上司とニセモノの上司」を
分けるものなのでしょうか?
この問いについて、
リーダーシップの研究家である、
「7つの習慣」のコヴィー博士は、こう答えました。
それは、
【部下を「リソース」としてみているか、「人」としてみているか?】
である、このように答えました。
■仕事といっても、私たちは人間。
人間は、色んな欲求を持っています。
「良い待遇、給料で働きたい」 というのもあれば、
「仲間と良い人間関係の中、働きたい」というのもある。
「もっと仕事を通じて、学びたい」というのもあれば、
「意義ある仕事であると、「貢献」を感じたい」というのもある。
どれか一つだけあればいい、というものではない。
濃淡はあっても、やっぱり全部、大切なのです。
どれかが欠けてしまったら、
「働いていて楽しいな」
「充実しているな」
と心から言える気持ちは、
”継続的には続かない”ものなのです。
*
それなのに、もし上司が部下に、
「給与払っているんだから、働くのは当然だろう!
もっと死ぬ気で頑張れよ!!」
と待遇やお金、物質面”だけ”強調して、
馬車馬の用に働かせたり、
はたまた、
給与全然ダメ、学ぶこともないのに
「俺たちは最高のチームだよな。一生懸命がんばろうぜ!」
と素晴らしい職場の人間関係”だけ”強調して、
劣悪な待遇、意義のない仕事で繋ぎとめようとしたら。
それは、極端な話、
「人間」でなく、
「リソース」として見ていることになり、
いずれ部下(従業員)にも、
愛想をつかされてしまうことになるのでしょう。
■繰り返しますが、
「人間」は色々なニーズを持っています。
だからそれら満たせるような環境、
上司の支援があってこそ、
【自分が持っている能力を、十分に発揮させて貰えている】
と感じ、そして高いパフォーマンスを
出すことができるのです。
そんな話を受けて、冒頭のこの質問、
”「職場で才能と情熱を発揮しているのはわずか15%」
という悲しき事実の中、上司はどうすべきなのか?”
に答えるとするならば、
【部下が求めている「人としてのニーズ」を満たしてあげること】、
すなわち、
「良い環境で働きたい」「学びたい」
「仲間とつながりたい」「貢献したい」
というニーズを叶えるサポートをすること、
これが「本物の上司」の一つの条件になる、
そのように言えるのです。
■それでは、具体的に、どのようにしたら、
「部下の求めているニーズ」を満たし、
「本物の上司」へと、近づくことができるのでしょうか?
これには大きく、
「4つの役割」がある、
と言われています。
その情報と、よい上司を生み出すヒントを、
4月20日(木)の無料プログラム説明会、
【管理職向け「リーダーシップ」ソリューション説明会】
にて、お伝えさせていただきます。
働き方改革、ダイバーシティ、
色々な課題が取り巻く中、
グローバル企業で国際的に受け入れられているリーダーシップの考え方を
紹介いたしますので、きっと参考になるはず。
ご興味ある方は、ぜひお越しくださいませ。
ということで、本日はご案内でした。
今週も、楽しく頑張ってまいりましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
皆さまにとって素晴らしい1日となりますように。