『世界最強の商人』
■こんにちは。紀藤です。
今日は朝から、昨年、
最も影響を受けた学びの場である
「サムライ塾」
のメンバーとともに、塾長邸へ訪問。
来期の計画の話などでした。
(怪しいページですが、やっていることはまともです笑)
平日以外の予定が、劇的に埋まりつつあります。
100キロマラソンの練習もしないと、
ということで、今から(現在21時)より軽く走ってきますー。
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さて、本日のお話です。
日曜日は、私より、
皆さまにぜひご共有したい本を紹介する、
「今週の一冊」のコーナーです。
今週の一冊は、
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『世界最強の商人』(オグ・マンディーノ (著))
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です。
それでは、どうぞ。
■この『世界最強の商人』という本、
一言で言うと、「変な本」です。
何が、「変」かというと、
『正しく読むと、読み終えるのに「300日」かかる(!)』
本なのです。
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ちなみに、本の内容はこんな話。
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教えを守ると世界最強の商人になれる―
ある善行がきっかけで、主人公の少年ハフィッドが、
師から突然、成功のための秘訣が書かれた10巻の巻物を譲られる。
巻物の教えに従い大成功した彼は、
巻物を継ぐにふさわしい人物を密かに待ち続ける。
時は流れ、年老いたハフィッドを埃まみれの青年が訪ねてくる。
二人を結びつけたのは“奇跡”だった。
人生の成功の原理と真実を説き、世界中の経営者たちが愛読した名著。
(Google bookの解説より引用)
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とのこと。
■要は、
・「普通の少年」が「大成功した師匠」から、
『成功の秘訣が書かれた巻物』を譲られる。
・「巻物」を定められた方法で読み続けたら、
何も持たない少年(職業:商人)の人生が劇的に変化をしていく
という、シンプルかつ、
よくある自己啓発本的ストーリー。
しかし、この本、
面白いことに、そして挑戦的なことに、
「読者にも、定められた読み方」(=主人公と同じ読み方)
を求めてくる(!)のです。
その定められたルールとは、
こんな内容です。
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それぞれの巻物を30日間、ここに規定された方法で読み続ける。
(※規定された方法 = 朝昼晩1日3回読む、夜は声を出して読む)
そしてそれを終えるまでは、次の巻物に進んではならない。
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「巻物」とされるところは合計10巻。
それぞれ10ぺージくらいの内容です。
書かれている内容のテーマは、
・良い習慣を身につけ、その奴隷になる。
・成功するまで頑張りぬく。
・今日が人生最後の日だと思って生きよう。
などなど、
言ってしまえば、めちゃ当たり前の
「原則」的な話です。
ちょっと自己啓発本、
ビジネス本など読んだことがある方なら、
120%知っている、超絶当たり前の話ばかり。
それがつらつらと「巻物」に書かれています。
しかし、この当たり前のことについて、
「これでもか、これでもか!これでもか!!」
というくらい、ひたすら、あらゆる方向から、
その大切さを10ページくらい、呪文のように
書きまくっているのです。
そして、それを、
ルール1、『1日3回、1ヶ月間(30日間)読み続ける』
ルール2,『読み終わらないと、次の巻物に進んではならない』
という、「縛り」で読むことを、
読者に求めてくる。
だから、正しく読むと、
「巻物10巻」×「1日3回」×「30日」=300日
もかかってしまう。
もう、明らかに「変」な本です。
■しかし、だからこそ、
パワフルかつ、「効く」と思うのです。
実は、散々「変」といってないがら、私、
真面目にも、この本を3ヶ月ほど前から試しています。
何度も何度も何度も、
『成功するまで頑張り抜く』
『良い習慣の奴隷になろう』
『人生最後の日と思っていきよう』
などなど読みまくっていると、
何とも不思議です。
なんだか、そんな気がしてくるのです。
ふと思ったとき、
「ああ、今日はもう一歩、がんばっておくか」
となってくる。
「いやいや、そんな宗教くさい」
「洗脳みたいじゃん」
と思われる方もいるかもしれません。
ぶっちゃけた話、
それはそれで、一つの事実かもしれない。
ただ、思うのですが、
「自分にとって良い話」
「プラスになる考え方」
であれば、染まっても悪いことは何もないし、
それで成果が出るのであれば、
自らと誰かを幸せにする力を得られるのであれば、
よいのではないか、むしろ歓迎すべきではないか、
と思うわけです。
■世の中には、本当に色んな本があります。
そして特に、ビジネス書や、
自己啓発的な本で言えば、「良書」の基準とは、
『読むことによって、自分の人生がプラスの方向に変わること』
であると思います。
プラスの方向に変わると言うのは、
読んだ直後の爽快な読了感でもいい。
しかし、もし最高のいい本があるとすれば、
「書かれている内容を体得できること」
出ないかと思います。
殆どの本は「読みっぱなし」になり、
大切だと思ったことも
「なんだっけ、なんとなく覚えてるんだけど」
となって終了しますが、
そんな中、大切な考え、言葉を伝えつつ、
それらを
『”習慣”にすることまで求める本』
というのは、本質をついているし、
成果にコミットする強い意図を感じるのです。
だからこそ、「変」ではあるけど、
それ以上に「名著」である、
「習慣化」がどれだけ難しいかわかるがゆえに、
そのように思うわけです。
ということで、
特に「商人(=セールス)」に関わる人がいれば、
ものすごく、胸に刺さるのではないかと思い、
「今週の1冊」
として選ばせていただきました。
ちなみに私、読み始めて、売上が急上昇しています。
(たまたまかもしれませんが、これ、ホントです)