メールマガジン バックナンバー

1106号 2017年2月23日

絞りきった雑巾を、更に絞ることで、”学びの吸収量”はウンと増す

(今日のお話 1888字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。

昨日は3件のアポイント。

ならびに、夕方18時より、
某生命保険会社様にてご訪問。

その会社では、「7つの習慣」を利用した、
オリジナルの素晴らしいリーダーシップ養成のコースを作っており、
そのシステムを勉強させていただくべく、
別のお客様と共に伺い、お話を聞かせていただきました。

正直なところ、

「ここまで気合を入れて、組織のリーダーを
 意図的に作っている会社は他に知らない」

と言えるほど、

”想い”と”時間”と、”労力”を込めて、
本気でリーダーを育てています。

そして、成果を出しています。

(・リーダー養成塾を卒業した”リーダー”の下だと、
  ハイパフォーマーが2倍くらい育つ、
 ・採用力が1,4倍になる、などなど)

改めて、プログラムは何であれ、

”結局は、育てる側の想い”

なのだなと思った次第。


全ては、インサイドアウト(自分から始まる)ですね。



さて、本日のお話です。

本日のテーマは、

「絞りきった雑巾を、更に絞ることで、”学びの吸収量”はウンと増す」

という内容で、
思うところをお伝えさせて頂きたいと思います。

それでは、どうぞ。

■最近、

『生産性』(著 伊賀泰代)


という本を読んでいます。


その中に、書かれている内容で、
「生産性向上」について、
著者がこんな話を伝えていました。


その内容とは、

「もう水が出ない雑巾を、更に絞るような”生産性の高め方”は、時代遅れだ」

という話でした。


今、「働き方改革だ」「生産性向上だ」、
と言われている中ではあるもの、

・もともとこまめに電気を消しているのに、
 更に、こまめに電気を消そう、

とか

・コピー用紙は前から丁寧に使ってるのに、
 更に、コピー用紙を節約しよう

とか、そのような、

「もう水が出ない雑巾を絞りまくる行為」を推奨して、


『コストカットだ!(=生産性向上だ)』


などと捉えているのが最近の日本ではなかろうか、
しかし、それでは抜本的な解決にはならず、
一向に生産性が上がらないのだ


そんなお話でした。


■この話を見て、
「確かにそうだよな」と至極納得しました。

努力には方向性があって、
正しい努力をしないといけない。

でなければ、確かに、
「生産性向上」かもしれないが、
微々たる足し算にしかならない。

または疲弊して、
逆にマイナスになってしまうかもしれない。


確かにそれはそうだよな、
と思ったのです。


■ですが、同時に、
思ったことがありました。

それは、


『常に引きちぎれそうなくらい、
 雑巾を絞ることで得られること』


もあるよな、ということ。


”絞りきったことで得られるモノ”。
それが何か、というと、思うに、


【知識・アイデアの吸収量』


ではないか、と思うのです。


■私が日々感じることですが、
日々、メルマガにてアウトプットをしていると、

「ネタが枯渇する」

という状態が、頻繁に訪れます。


たまに、読者の方に、

「よくそれだけ書いてネタが尽きませんよね?」

といっていただきますが、違うのです。


正しくは、

”ネタは既に、常に、尽きている”

のです。


すなわち、先述の、

『絞りきって、水も出ない状態』

から何とか放り出して(ひりだして)、
形作っていることが、ままあるということ。


■しかし、この状態は、
実は、”理想的な状態”なのです。

インプットしたことを、
自分の言葉でアウトプット。

さらに、インプットしたことを、
自分の言葉でアウトプット。

またまた、インプットしたことを、
自分の言葉でアウトプット。


これをひたすら繰り返すことで、
”絞りきった水も出ない状態”を保っておくと、

何かを新しい情報・学びを得た時の吸収が、
段違いに違ってくるのです。


結果、この”絞りきった雑巾”状態が、

「自らを高角度で成長させる」
「自らの知識・学びを増やし続ける」
「自らのアイデアを生み出す」

という大きな推進力になっている、
そのように感じるわけです。


■こと「生産性」というテーマで言えば、

「物理的なこと(=コピーとか電気とか)」に関しては、

”絞りきった雑巾を、更に絞ろうとする行為”

は、『生産性』の書籍でも言われるように、
工業産業時代、ライン効率化の時代で、
過去の主流となりつつあります。

物理的な効率を壊す、
様々なテクノロジーが出ているからです。



しかし、
「知的なこと(=アイデア・知識)」に関して言えば、

『絞りきった雑巾を、更に絞るくらいの状態こそが、
 ”学びの吸収量”をウンと高めてくれる』


のではなかろうか、

そう思うわけです。



急角度の成長を願うならば。

学んだことを、確実に自らの血肉にせんと、欲するならば。


ブログでも、
メルマガでも、
口頭で伝えるでも
なんでもよいです。


アウトプットをしてしてしまくって、
雑巾を絞って絞って絞りまくって、
カラカラの状態をキープしてはいかがでしょうか。

そんな雑巾は、
水をよく吸ってくれるものです。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日が皆さまにとって素晴らしい1日となりますように。

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