「学びの価値」は、経験して初めてわかる
(今日のお話 1704字/読了時間2分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は4件のアポイント。
ならびに、夜は友人のお誘いで、
日本橋にてとある勉強会に参加。
とある組織コンサルの方が、
ほぼボランティアでやっている勉強会で、
並々ならぬ経歴・経験の持ち主の方の、
おそらく、通常であれば数万円するレベルのノウハウが、
「わずか3000円で学べる」という、稀有な場でした。
昨日は、
「価格戦略」
というマーケティングの話について初めて学びましたが、
”ファミチキとKFCのチキンの価格が、
微妙に変わり続けてきた理由”
とか
”なぜニンテンドー3DSは大幅に値下げをしたのか”
とか
”今の時代のCDの価格はどうあるべきなのか?”
などなど、
この世の中の”価格の理由”について、
違った切り口で見ることができました。
いやー、面白かったです。
*
さて、本日はそんな話を受けて、
「””学びの価値””は、経験して初めてわかる」
というタイトルで、
「学びへの投資の価値」について、
思うところをご共有させて頂きたいと思います。
それでは、どうぞ。
■当たり前の話ではありますが、私達は、
”有限の時間とお金”
の中で、生活をしています。
ですから、
意識してもせずとも、
自分の頭の中で優先順位を付けて、
「これは面白そうだから必要だな」
「これは行かなくてもいっか」
「これ、買おうかな、どうしようかな」
と迷い、考え、そして
”自分の時間とお金をどこに使うか?”
を決めています。
特にお金の使い方がシビアな人は、
「これは本当に役に立つのだろうか」
と考えに考えに考え、
そして納得できたときにだけ決断する人も、
いらっしゃるのだと思います。
■しかしながら、私は、
私は個人的に、
”例外の事柄”
があると思っています。
つまり、「役に立つか天秤にあまりかけないほうがいい事柄」が、
例外的にある、ということ。
それは、こと
「学び」
について語る場合。
学びについては、
「学んでも、スグ使えるかわからないし、
うーん、またの機会にするよ。」
という考えは、出来る限り少なくしたほうが
実は結果的に得るものが多い、
と感じるのです。
なぜ、そう思うのか?
その理由は、
【「学びの価値」は、経験して初めてわかる】
から。
ただその一点なのです。
■例えば、私の昨日の話です。
私は昨日、友人の勧めで、
19:30~21:30で、3000円という時間を使って、
(つまり、お金とエネルギーを使って)
『3つの価格戦略』
というマーケティングの話を学びました。
実は、興味が元々合ったか、と言われると、
こんな話(失礼)”考えたことすら”ありませんでした。
縁がない話だし、仕事にも直接関わらない。
だから正直なところ、
友人に勧められたときは、
”全く”、興味はありませんでした。
興味がない理由を、言葉にするならば、
「自分マーケティング担当でも、社長でもない。
私は営業。営業に”価格戦略”は、別に必要ではない」
ということになるのでしょう。
しかし、です。
とりあえず信頼のおける友人のススメだし、
何が学べるからわからないからこそ、参加しよう、
ということで、実際に、学んでみる。
すると、驚き、発見があるのです。
「自社のサービスの価格はこのように決まっていたのか!」
とか、
「この価格戦略であるならば、自らの仕事のポリシーは、
”いかに付加価値を高めるか”にもっと注力すべきだ」
とか、
「形のない商品を作るときに、
お客様が妥当性を感じられる値付け方法」
など、かなり役に立つ情報が
盛りだくさんである、と気付くのです。
つまり、
『「学ぶ前」は、自分に関係ないと思っていたことが、
「学んだ後」、実は関係があること気付いた』
ということ。
言い換えれば、
【「学びの価値」が、経験して初めてわかった】
ということです。
■人は、自分の「知っている世界」の中しか、
想像ができません。
逆に言えば、
「知らない世界のことは想像ができない」
わけです。
そして、
『「学び」とは、”知らない世界”を知ること』
を意味します。
だから、「学び」の価値について、
学ぶ前からあれこれ判断するのは、愚問なのです。
「学びの価値」は、知るその瞬間まで、
その価値の大切さに気付くことはないのです。
繰り返しになりますが、
【「学びの価値」は、学んで初めてわかる】
のです。
■「学ぶこと」は
エネルギーも時間も、そして時に
膨大なお金も使います。
だから、
「この”学びへの投資”は
本当に価値があるのだろうか?」
と躊躇する気持ちも当然、あるのでしょう。
しかし、知らない世界の”学びの価値”を、
学ぶ前から判断することは、
いたずらに自らの世界を拡げるチャンスを、
狭めることになりかねません。
だからこそ、
自分のアンテナに少しでも引っ掛かったのであれば。
または、自分のことを知る人からのススメがあったのであれば。
『学びについては、
”興味のあるなし関わらず、とりあえず参加してみる”
という行動習慣を持つ』
ことが、
自らの可能性を拡げ、
自らの能力を解放し、
よりよい未来を得るために、非常に重要ことなのであろう、
そのように思った次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日が皆さまにとって素晴らしい1日となりますように。