『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう ーあなたの5つの強みを見出し、活かす』
(今日のお話 2532字/読了時間2分半)
■こんばんは。紀藤です。
本日日曜日は、
朝9時から昼過ぎまで、
「沖縄に何が起こってきたのか?を考える勉強会」
というものを主催。
昨年末、サムライ塾という、
外交問題や日本の歴史などを、
ガチンコで語り合った仲間などを中心に、
普段考えることがない、
日本の問題についてディスカッションしました。
本当に、ニュースで出ている、
オスプレイ問題、普天間基地移設問題などは、
氷山の一角でしかないのだな、と
いわゆる”構造的問題”というものを、
ひしと感じた日曜日でした。
※ちなみに、沖縄問題にご興味がある方は、
以下の本がオススメです。
日経新聞の沖縄支社の記者が、客観的事実を元に、
”構造的問題”をわかりやすく分解してくれています。
『沖縄の不都合な真実』(大久保 潤 (著)‚ 篠原 章 (著))
*
さて、話は変わりまして、本日のお話。
毎週日曜日は、
「今週の1冊」のコーナーです。
皆さまに是非シェアさせていただきたい本を、
ご紹介させて頂きたいと思います。
「今週の1冊」は、
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『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう ―あなたの5つの強みを見出し、活かす 』
(マーカス バッキンガム (著)‚ ドナルド・O. クリフトン (著)‚ 田口 俊樹 (翻訳))
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です。""
■この本は、知る人ぞ知る、名著。
個人的には、この本を知らない方には、
ぜひ、読んで頂きたい。
絶対に、損はしません。
そして、本のタイトルにあるように、
”じぶんの強み”を見つけてほしい。
そう、切に思えるくらい、
私自身大きな影響を受け、
そして自分自身に、自信を持つことができた本です。
■この本のポイントは、
”「才能」と書いて「じぶん」と読む”
ここに、その意味が隠されています。
ギャロップ社という、
米国の組織開発の会社が行った調査によると、
人はしばしば、こんな考えを持ちがちであるとのこと。
それは、
「だれにとっても最も成長の余地があるのは、
その人の一番弱い分野である」
という発想。
つまり、小学校の成績で、
英語 5
理科 3
国語 3
社会 3
算数 1
という生徒がいた場合、
”一番成長の余地がある”と先生や親が思うのは、
「算数1」を「算数3」にしよう
という「弱みを改善する」という発想になりがち、
ということなのです。
(なんとなく、学校教育もそんな感じですよね)
しかしながら、このような話は、
「人の成長」という観点でみた時に、
【激しく、圧倒的な、「誤り」でしかない】
と言うのです。
算数が1の生徒、
すなわち、算数が苦手な生徒に、
弱点を改善させようとやっきになるのは、
その人の「成長率」を考えた場合、
”愚の骨頂である”
ということ。
すなわち、
「人の成長度」を考えるのであれば、
英語 5
理科 3
国語 3
社会 3
算数 1
の生徒がいた場合、
他は無視してでも、
強みであり、得意分野である、
”「英語5」を「英語10」へと引き上げる”こと、
得意なことをもっともっと伸ばした上げたほうが、
ずっと楽しく、そして急激に伸びることができる、
それが、ギャロップ社が発見した、
「人の成長」に対する原則であったそうです。
■このことを、職場で置き換えて考えてみましょう。
例えば、人と話し、仲良くなり、
関係を作るのがとても上手な、
「ホスピタリティ満点の最強サービスマン」
がいたとします。
そして彼は、コツコツとした細かい作業は、
正確さを求められる作業は苦手とします。
そんな彼に、
”ゼッタイ、ミスしてはいけない裏方の書類整理”
を毎日毎日やらせたとしたら、
彼は力を発揮できるでしょうか?
そして組織に貢献できるのでしょうか?
物凄く頑張ったとして、
「最強の書類整理係」、になれるのでしょうか?
答えは、否です。
その人の「弱み」になるところに注力しても、
せいぜい「並」にしかならない。
また、逆に
”細かい仕事を緻密にやり、
オペレーションがリスクなく進める配慮や、
先を読む力が優れた慎重な人がいたとしましょう。
彼女が携わる仕事は、
ゼッタイ、ミスが発生しない、
「鉄壁の守り」のような素晴らしい人材。
そんな彼女が、
”大胆な飛び込み営業”
を任され、毎日そればかりやることになったとしたら、どうか?
当たり前ですが、
その場合も、同様に力を発揮できないのでしょう。
■すなわち、人には
「その人独自の得意分野」
があるのです。
そして、そんな得意分野、
独自の強みを発揮できる分野において、
その人が活かされてこそ、その人自身のためにもなるし、
組織のためにもなるし、
ひいては社会のためにもなるのです。
だから、
『”自分の強み”を活かした環境にいくこと』
は、自分のエゴなのではなく、
世の中のためなのです。
だから、本気で考えないといけないのです。
ですから、もし、
「自分の強みが何なのか?」
がそもそもわからないとしたら、
まずそれを知ることがスタートとなります。
■では、どのようにすれば、
”自分の強み”を知ることができるのでしょうか?
それが、この本で得ることができる、
一番の価値なのです。
この書籍の著者の所属する、
組織開発の有名企業ギャロップ社は、
200万人に対して、「強み」についてのインタビューを重ねました。
その結果、
『人の強みは”34の資質”に分類できる』
ということがわかったというのです。
そして、”自分の強み”を、
この本の巻末にある、オリジナルのパスワードを使い、
ギャロップ社のURLにアクセスをすると、
【自分が持つTOP5の強みがわかる、
”ストレングス・ファインダー”なるテストを受けることができる】
のです。
このテスト、30-40分ほどかかる、
ガチンコのテストです。
がゆえに、非常に納得度も高く、
結果を見た際に、
「確かに、言われてみればそうかも!」
と思うこと間違いなしである、
そう自信を持ってお伝えできる内容になっています。
■私の個人的な体験談ですが、
私は10年程前、仕事で心身を病み、
自信をなくしていました。
そんなとき概して、
周りの人の凄いところが目に付くもの。
ですから、
「自分もあんな風に賢く、戦略的になりたい」
「自分もあんな風に、人と深く関わりたい」
「自分もあんな風に、ミス無く慎重になりたい」
そう、”自分以外の誰か”にばかり、
憧れていました。
そして”自分の強み”なんてものは、
全く気付くこともできていませんでした。
しかし、そんな中、この本と出会い、
その結果を見た時に、
「自分が”当たり前”だと思ってやっていることは、
実はスゴイ価値なんだ」
とハッとさせられたのです。
そして、”今の自分””自分の強み”に
向き合うことができました。
自分が当たり前にやっている、
・「初対面の人と仲良くなるのが得意」(=社交性)」とか、
・「夢、未来の話を楽しく語るのが好き」(=未来志向)」とか、
・「とにかく目標があると頑張れる」(=目標志向)」とか
という普通すぎることは、実は、
”他の人にはない強み”
である、と気づいたのでした。
■もし、皆さまが、
「自分の強みは何だろう?」
「自分って価値ある能力を持っているのだろうか?」
と、疑問に思ったり、または自分の価値を、
まだ信じきることができていないとしたら。
ぜひ、この本を買って、読んで見て下さい。
テストを試し、”強み”を見つけ、
自分の価値を再発見してください。
そして、”強み”を伸ばせる環境で、
どんどん大きく、花開かせていただきたい、
そのように、強く、強く思う次第です。
おすすめの一冊です。
(注:ちなみに!テストは新品の本でなければ
URLが使えませんので、お気をつけくださいませ)