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1086号 2017年2月3日

「単品」として自らが商品棚に並んだら、、、を考える

(今日のお話 1953字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。

昨日は4件のアポイント。

ならびに夜は、
新入社員研修「ディスカバリー」の社内ファシリテーターでもあり、
お客様でもあり、友人でもあるIさんより、
素敵な方々をご紹介いただきました。

1人は、安定企業から脱サラして
「大人の学校」という学びの場を自分で立ち上げられた方、

もう1人はひとり遊びから始まった
ボイパ(ボイスパーカッション)を極めた
テレビにも取り上げられたりする、23歳の若者など、

大変個性的で面白い、素敵な方々でした。

(Hさん、Aさん、Iさん、ありがとうございました!)


そんな方々と話をしていて、

「自分の市場価値とはなにか?」

というテーマについて、
思うことがあったのでした。


ということで今日は、

「”単品”として自らが商品棚に並んだら」

というタイトルにて
”自分が持つ価値”について、
思うところお伝えさせていただきたいと思います。

それでは、どうぞ。

■さて、昨日の会食の時の話。

ある話題で盛り上がりました。

それは、

『タイム・チケット』
https://www.timeticket.jp/

というサービス。

(ニュースなどで話題になったので、
 ご存知の方もいらっしゃるかと思います。)


このサービスは、
その「タイム・チケット」という名の通り、

”自分の時間を売りに出し、買いたい人に買ってもらう”

というサービスです。


たとえば、

・カメラが好きで得意な人が
 「120分4000円でイケてる自己紹介用の写真とります」

とか、はたまた

・ボイスパーカッションが得意な人が
「30分2000円で、初めての人がボイスパーカッションできるようにします」

とか、また

・東京大学大学院 教育心理学博士課程の人が、
 「60分3000円で、効果的に学び、教える技術を教えます」


というように、

「自分の誰かに価値を提供できること」

を掲示板に載せる。

そして、それが誰かに価値を感じてもらえれば、売れる。

そんな仕組みなのです。


■さて、このサービスについて話をしていて、
思ったこと、そして話題に上がったことがありました。

それは、

”果たして自分は、
 どんな価値を、何分いくらで売れるのだろうか?”

ということ。


普段、私のような
”組織人(すなわちサラリーマン)”は、
基本的に「組織のニーズ」に答えることが仕事です。

だから、

資料の細かいチェックをする方もいれば、
ルート営業として、いつもお客様を回る仕事、

という方もいるかと思います。

それが、「組織人」としての役割だし、
そう求められているのだと思います。

そして、悪い意味でなく、
組織の中の「歯車」として機能するがゆえに、
報酬・給料が貰えるという立場も、

もちろんあると思います。


■しかし、同時に思うのです。

今の不安定の世の中、
「絶対大丈夫」と言えるものなど、
何もないと言うことも、事実。

そんなとき、自分が
「組織」切り離され、単品となったとき、
どれだけの価値を持つのか?

どれだけサバイバルできるのか?

すなわち、


【「単品」として、市場という商品棚に並んだとしたら?】


と考えることは、
自らの人生に責任を持つ上で、
とても重要な問いではなかろうか、

と思ったのです。


■仕事だけでなく、
プライベートを含めた、人生を通じて、
私たちは色々なものを学び、
身に付けてきています。



それは、”明確な資格”などでは、
表せないものもあるでしょう。

例えば、


・人の巻き込み方

・飛び込み営業で心が折れない工夫

・社内の根回しのポイント

・エクセルのテクニック

・人事を通じで学んだ「人材育成の方法」

・子育てで子供をスグ泣き止ませる方法


などなど、その人が、
人生において何かに向き合ってきた結果として、
何かしらの価値を身につけているはず。


そして、それのスキルが、
多い、少ないというのが、
人によりそれぞれなのでしょう。


■改めて思いますが、

”今の環境、職場でしか使えないスキル”

しか持っておらず、

”たまたま今の状況だから、求められている”

だけ、だったとしたら、
少し怖いことではないか、と思うのです。

それこそ、
ボロボロになったロープで
バンジージャンプをし続けるような、
リスキーで不安定なことではないか、

言い過ぎかもしれませんが、
そんなイメージを持ちます。



仕事、プライベートを横断して、


”自分は、どんな経験を価値として、
 世に伝えることができるのか?”

”自分の趣味は、世に価値を提供できるレベルだろうか?”
 (ただの娯楽ではなかろうか?)

”自分の仕事は、市場に晒された時、
 本当に価値を持つものなのか?”

そして、


【”単品”として自らが商品棚に並んだとしたら、、、】



このようなことを考えつつ、
万が一を想定しつつ、
自らの価値を高める姿勢を忘れないこと。


不確定な世の中だからこそ、
とても重要なことだろう、

「タイム・チケット」というサービスをみながら、
そんなことに思いを馳せた次第です。


自分だったら、
「メルマガをストレスなく毎日書き続ける方法」
とか売れるかな、など思いつつ。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日が皆さまにとって素晴らしい1日となりますように。

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もう一つは言われたことしかできない人だ

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