結局、箱でなく、ハート
(今日のお話 2505字/読了時間2分半)
■こんにちは。紀藤です。
昨日金曜日は、1件のアポイント。
そして昼からは、大型イベントの開催。
ちなみに、イベントのタイトルは、
【競争優位性の高い企業文化の創造
~「研修の組み合わせ」から、「個人・リーダーの成長プロセス」のトータル設計への転換~】
というもの。
何だか舌の噛みそうな長いテーマではございますが
目黒雅叙園にて、100名以上の方にお集まり、
おかげさまで会場は満席でした。
終わった後、お客様に感想を聞いたところ、
「結局、企画側の真剣度合いが大事なんですね」
「やりっぱなしの研修はやっぱりどの会社もダメですよね」
「フランクリン・コヴィーのサービスが進化したと思いました」
などなど、様々な(そして嬉しい)コメントをいただきました。
(当日お越しいただきました皆様、改めて、誠に有り難うございました!)
*
ちなみに、イベントの内容は、
個人によい習慣を身に付けさせ、
能力を高めることだけでなく、
その個人が身に着けた”習慣”を、”集団”へと昇華させ、
そして”企業文化を作る”という流れを作るためのトータル設計について、
モデルを使ってお伝えさせていただきました。
「ただ研修をやればいい」、
「研修後評価が高ければいい」、ではなく、
きちんとビジネスでの成果が出ることを、人材育成では求められつつある昨今。
フランクリン・コヴィーも、
そのためにお役に立つソリューションをどんどん拡大しています。
興味がある方は、ぜひ【2月24日(金)】に、また開催しますので、
ぜひお越し下さいませ。
人材育成に関する、新しい視点が得られるはずです。
さて、本日のお話です。
昨日のイベントで、もう一つの大きなテーマとして、
ゲストスピーカーとして、メットライフ生命の末永さんという方に、
お話をいただきました。
彼は「7つの習慣」の社内ファシリテーターで、
リーダーを育てるアカデミーを社内にて運営されており、
そして、実際に大変な実績を出されている方。
そんな末永さんより、昨日のイベントにて、
「真に効果が出る人材育成とはこういうことだろう」
と、私自身も、身につまされる話を聞きました。
人材育成に関わる方はもとより、
それ以外の方にも大切な教訓を含む話だと思いましたので、
本日はその話を皆様に共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
「結局、箱でなく、ハート」。
それでは、どうぞ。
■今更ですが、私の会社では
「7つの習慣」という研修をご提供しています。
前味噌ながら、これは、
本当に”良い”研修です。
100人いたら、おそらく95人以上は、
「受けて本当に良かった!!」
「ぜひ実践したい」
と言っていただく自信があります。
だからこそ、「7つの習慣」研修、
導入している会社様はかなりたくさんあるのです。
しかしながら、です。
ぶっちゃけた話をしますと、
”効果が出ているところ”と、
”効果が出ないところ”
が正直なところ、やっぱりあると感じています。
同じ研修を提供しているのに、
その”効果が出る”、すなわち、
「人の言葉や行動が変わる、そしてそれが見える」
という結果を得るところもあれば、
”効果が出ない”、すなわち、
「イイハナシだったよね」
で終わるところもあるのです。
■では、何がこの違いをわけるのか。
その答えが、昨日のゲストスピーカーである末永さんの話から、
はっきりと、そして改めて認識させられたのです。
それは、結局、
『企画した人が、本気の本気で
”魂”を持ってやっているか否か』
である、
そのように思ったのです。
もちろん、そもそもの企業文化の違いや、
受講者の年齢層、または個人の価値観の強さなど、
色々あるのでしょう。
しかしながら、そもそもの言い出しっぺ、
拡げようと思った人が、
「本気で伝えたい」
「何が何でもこの良さを伝えたい」
と思わなければ、
”そこそこ”で終わってしまい、
”そこそこ”伝わって終了する、
ということが非常に多くなるように感じるのです。
(これは、7つの習慣だけでなく、
あらゆる研修において同じだと思います)
■先述のメットライフ生命の末永さんのお話。
彼は、
「”7つの習慣は、絶対にその人の人生を変える!”と信じています。
私の思いは、正直、フランクリン・コヴィーの人以上に強い、
そう思っているんです」
と、寸分の迷いも、ためらいもなく、
言い切っていました。
そしてその信じるパワーを元に、
どうしたらその想いが伝わるのかということを、
考えて考えて考え抜いて、
自らのコースとしてアレンジし、作り上げました。
それだけの思いと時間と労力をかけて、
ただ”プログラムをこなす”だけでなく、
工夫を凝らし、知恵を絞り、
通常三日間のコースを6日間にアレンジし、
自分たちのナレッジも含めて全力で行う。
そうした結果、
受講したリーダーが生み出す結果が、
従来のリーダーと比べ、
圧倒的に凌駕する実績を叩き出したそうです。
■もちろん、組織にいたら、
できること、できないことはあると思います。
やることもたくさんあるし、
やりたいと思っても、時間が避けないかもしれない。
しかしながら、
「今の状況じゃ、難しいんだよ」
と言いながらも、
”本当の本当にそれが限界なのか?”
”本当の本当に絶対にできないのか?”
”他の100人、誰がやっても、できないのか?”
と問うてみたとき、
「難しい」が言い訳になっていることも、
きっと少なくないと思うのです。
そして、そこに立ち向かった時に、
その思いが放射状に伝播し、人へと届き、
それが研修であったなら、
心動かされ、”効果が出る研修”へと、
昇華されるのではないだろうか、
そのように思ったのです。
■理屈や理論で、
言い表せるものではないかもしれません。
ロジカルな話でもないです。
しかし、やっぱり思うのです。
”表面的な言葉でなく、
その裏にある「見えない魂」「熱量」によって、
人は心動かされる”
と。
研修でも、企画する人が、
本当の本気でぶつかって企画される会社様は、
上手くいくと感じます。
営業でも、同じことをいっても、
そこにある言葉でなく、その裏にある見えない魂、
熱量がのった時に、お客様に伝わると感じます。
人は人の心に動かされ、
そして行動に繋がります。
だからこそ、
【結局、箱でなく、ハート】。
改めて、そう感じます。
メットライフ生命の末永さんの、
ほとばしる想いを聞き、心動かされ、
改めて、そう思った次第です。