習慣化の罠。「いっそのこと、、、」に気をつけよう
(今日のお話 1834字/読了時間2分)
■こんばんは。紀藤です。
本日は、年明けから取り組んでいる、
2017年の目標を設定するための、
「ガチンコの自己分析」をしておりました。
自分の生まれた頃から、
小学校、中学校、高校、大学、新社会人、結婚、
そして今に至るまで、自分の半生と、
そこで学んだことについて、
ひたすら考えておりました。
合計10時間近くかかった気がします(汗)
考えて考えて、わかったことは、結局、
“昔考えたミッションステートメントと、ほぼ同じ”
ということでした。
「大切なことは、目に見えないんだよ」。
そんな、星の王子様で有名なワンフレーズを思い出し、
原点の大切さを改めて感じた次第。
よし、今年も頑張るぞ!
*
さて、先日、タイトルを見て、
衝動買いしてしまった書籍がありました。
その名も
『人生を変える習慣の作り方』。
(著:グレッチェン・ルービン)
これ、かなりオススメです。
「習慣」については、
私も色々考えたり、関連する本を読んできましたが、
本当に上手にまとまっているなあ、
と思いました。
内容について、共有したいことは、
盛りだくさんなのですが、
今日はその中から、「特にそうだよな」と
共感したところについて、
皆さまにご共有させて頂きたいと思います。
タイトルは、
『習慣化の罠、「いっそのこと、、、」に気をつけよう』。
それでは、どうぞ。
■2017年も3日経ちました。
そして、こんな転機には、
やっぱり「良い習慣」、身に付けたくなります。
(きっと、そう思うのは私だけではないはず)
しかし、大体、
その試みは失敗する事が多いようです。
何故、習慣化に失敗するのか?
その答えは、先述の著者
グレッチェン氏曰く、
「正しい習慣化の方法を知らないから」
である、というのです。
■「習慣」というと聞き慣れた言葉のため、
割と安易に、
「新しい習慣つくるぞ!」
と意気込みやすかったりします。
しかしながら、
よくよく考えてみると、
習慣化には物凄くたくさんの「失敗のリスク」が
つきまとっているのです。
(だから、結局、多くの人ができないのでしょう)
例えば、こんなことを
考えたことがあるか、ということを、
『人生を変える習慣の作り方』では問うています。
・自分の性格を考えた時に、
ベストな習慣化の方法とはどのような方法か?
・習慣化しようとする時に、
必ず起こりうる障害は、どんなものがあるか?
・もし失敗したら、どう対処するのか?
何となく敵(=習慣化)に立ち向かうより、
このように、道中起こりうる障害を考え、
「習慣化の成功のためのマイルストーン」
を描いたほうが、確かに数段、
ゴールに達成する確率が上がりそうです。
■この内容については、
ぜひ本を買って頂ければと思いますが、
その本の中で、
”「習慣化をするときに”つまずき”に寛容になる」
ことが大切である”
とされる項目がありました。
ほとんどの人にとって、
一度決めたことを最後まで当たり前のように
守り通せることは、稀です。
例えば、ダイエット。
「もう、甘いものは食べない!」
と一度、決めたとしても、
仕事で疲れた日や、
誰かとケンカしたり、嫌なことがあったりした日は、
ストレスも溜まるし、甘いものの一つや二つ、
食べたくなるのが人間というもの。
ちょっとずつ「良い習慣」がついてきても、
その状況は、変わるわけではないのです。
そんなとき、真面目に、
厳格にしすぎると、どうなるのか?
例えば、ストレスが溜まり、
「もう我慢できない!」と、ケーキを一つ、
食べてしまったとする。
すると、人の心理として、
【良い習慣が、小さく崩れようが大きく崩れようが、どのみち一緒】
という感情になってしまう、
というのです。
■結果的に、
「ああ、失敗してしまった。なんてダメな私。
もう食べちゃったし、いっそのこと」
そうやって、ケーキを5コ、
立て続けに、ドカ食いしてしまう。
そうして、せっかく身に付けた良い習慣について、
「小さく崩れる」ところが、
「大きく崩れる」ことになり、
またゼロからのスタートになってしまう、
こんなことが往々にして起こるそうです。
■改めて思いますが、
「習慣化」は難しいことです。
些細なことに見えても、
一つの習慣を変えるのは、多大な労力がかかるもの。
だからこそ、
「これは身に付けたい」と思うことがあったとしたら、
そもそも、
”変えようと取り組んでいることが素晴らしい”
と、ある程度甘く、
自分に評価をしてあげること。
”「つまずき」を、仕方ないものとして認めてあげること”。
それが、「習慣化の成功」のために、
重要なことであるようです。
ということで、2017年新たなスタート。
皆さまが、より良い1年になるため、
参考になれば何よりでございます。