みんなちがって、みんないい
■おはようございます。紀藤です。
最近、「ダイバーシティ(多様性)を推進しよう」、
という企業様が増えています。
そんなお話になると、
「”多様性”ってそもそも何なのか?」
「”多様性”とはどうやって生まれるのだろうか?」
そんなお話をお客様と議論することもある最近ですが、
一つ、ある考えさせられる詩を見つけました。
私は、この詩に
「ダイバーシティの真髄」
を感じたような気がします。
私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のように、
地面(じべた)を速くは走れない。
私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のように
たくさんな唄は知らないよ。
鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。
(作:金子みすず「わたしと小鳥とすずと」)
■私たち自身が
「違い」を認め、受け入れること。
そして比べるのではなく、
「違い」を尊重できること。
「多様性」なるものを認め、活かすためには、
このような
「みんなちがって、みんないい」
の考え方が大切なのではないでしょうか。
■「7つの習慣」では、
より大きな成果を生み出そうとするとき、
人が目指すべきゴールは
【第六の習慣 シナジーを創り出す】
ことである、と述べています。
シナジーは、
「異なる人たち」が「異なる意見」を持ち、
同じゴールを目指すプロセスの中で生まれる、
と言います。
同じ人間が集まって、
同じような意見が出るから
シナジーが生まれるわけではありません。
■いくら制度や仕組みを整えても、
結局はそこにいる「人」。
相手との”違い”を尊び、
周りと自分との”違い”を認めることが、
昨今騒がれる「ダイバーシティ」の根の部分なのだと思います。
そして同様に、自分自身に対しても
他人と比べるのではなく、
自分の良さ、強みに注目し、認める。
そんな考えが大切なのでしょうね。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
皆さまにとって、今日も素晴らしい1日になりますように。