迷い、彷徨い、「自分の軸」を見つける旅路は、”独楽(コマ)”に倣え
(本日のお話/2143文字 読了時間2分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は2年のアポイント。
1年前からずっと
「7つの習慣」研修の導入をなんとかしたいと、
骨を砕いていらっしゃったお客様が、
多くの方を巻き込み、ようやく実現することになりました。
かなりの苦労をされたそうですが、
粘り強さに、大袈裟かもしれませんが、
素直に感動しました。
想いを持ち続けることで、
変えられることはやっぱりあるのだ、
と思った一日でした。
*
さて、本日のお話です。
突然ですが、
私はここ最近、迷っていました。
今も、実はそうです。
約3ヶ月前ほどからでしょうか。
「サムライ塾」なる私塾にて、
歴史を学んだり、
自己省察を繰り返したり、
強烈なフィードバックをもらうことで、
自分が「軸」だと思っていたものがブレてしまった、
そんな理由からかもしれません。
(だから、最近は「サムライ塾」ネタばかりなのですが汗)
しかしながら、ある友人から
とある言葉をもらい、
「なるほど、そうだよな」
と、今の自分の状況を端的に表された感覚がしました。
今日はこのことについて、
その”とある言葉”の紹介と共に、
皆様にご共有させていただきたいと思います。
テーマは、
「迷い、彷徨いながら「自分の軸」を見つける旅路は、
”独楽(コマ)”に倣え(ならえ)」
それでは、どうぞ。
■さて、突然ではありますが、
私は手前味噌ながら、
「7つの習慣」をはじめとした、
貢献度の高い、意義ある仕事をしていると感じています。
だからこそ、
自分の「ミッション」とか、「ビジョン」とか、
人並み以上には考えてきたつもり。
「自分の軸はこれだ!」
と想い、信じて生きてきた”つもり”でした。
しかし、サムライ塾においては、
その始まった一日目から、
強烈なるフィードバックがあったのでした。
私が、”私自身”について
皆の前で、こう発表したときのこと。
「私のミッションは、
””他人の人生に影響を与えたい””
ということです。
また常に成長し続けたいと思っています」
まあ、否定のしようがない言葉。
相応の時間をかけているから、
すっと言葉に出てきます。
しかし、この私の発表について、
こう意見が返ってくるのです。
「なんだか薄いな、と感じました。
綺麗な言葉だけど、何も伝わってこないです」
「いい言葉で、自分の弱さを隠している印象がしました」
「そのために、今、何をしているんですか?」
■そう問われ、
「いや、真剣に考えたよ!」
と反発する自分もいると共に、
どこかで「ぎくり」とする自分にも、
気付かされてしまったのです。
せっかく
「自分の軸」だと思っていたものに、
揺さぶりをかけられ、そしてフラつく。
そんなイメージ。
そして、事あるごとに、
固まっていたつもりの「自分の軸」が、
揺さぶられ、動揺する。
「本当はどうなのか?
自分のミッションは、本当にこれなのか?」
問い続け、悩み、迷い、
肯定と否定を繰り返し、
そして少しずつまた
「新しき軸」
らしきものを見つけようともがく。
そんな禅問答のようなプロセスを経て、
自分を分解し、再構築しようとする
そんなウネウネした時間を、
3ヶ月間繰り返してきたのでした。
■「こんな状況でいいのだろうか?」
「こんなフラフラしていて、いいのだろうか」
そんな状況を、少し前に、
”悩みの言語化のプロ”と
私が評する友人に話したところ、
こんな言葉を、貰いました。
「”自分の軸”を見つけるプロセスは、
”独楽(コマ)”のようなものだ。
はじめに、”独楽”を思い切り回し、
地面に放つと、最初はフラフラしている。
それが、いろんなルートを通りつつ、
幾度となく大きな円弧を描くうちに、
段々と、1点に定まっていく。
そして「自分の軸」を見つけた、と思う。
しかし新たな世界、新たな刺激、新たな価値観と出会うと、
まるで高速回転している”独楽(コマ)”が、
地面に転がっている「消しゴムのカス」につまずく。
または、筆箱、壁などの障害物に当たり、
激しい衝撃を受ける。
定まったはずの「自分の軸」がぶれ、
ふらつき、また大きな円弧を描き始める。
そして、その衝撃を受け止め、
新たな円弧を描き、また1点に集約されていく。
これを繰り返しながら、
「自分の軸」は強く、太くなっていくのだと思うよ」
と。
■「自分の軸」が見つからない。
何が、本当に大切なものかわからない。
自分にとって大切な価値観とは何か、定められない。
そう”もがく人”はたくさんいます。
私もそう。私の周りの友人、仲間でも、
そういう人がやっぱりいる。
そして、
「迷い、彷徨う時間」というのは、
何だかモヤモヤして、
時に気持ち悪さを感じたり、
不燃焼感を覚えたりするものでしょう。
でも、きっと、
そんな迷い彷徨う時間とは、
「円弧を描く”独楽(コマ)”」
のようなものだと思うのです。
フラフラし、
何度も同じルートを通りながら、
1点に定まっていく、
その過程こそが、
「自己発見のプロセス」であり、
「自分の軸を見つける旅路」
なのでしょう。
■迷い、彷徨う時間は、無駄ではない。
円弧を描きながら、
どっしりと構える軸を見つける
プロセスなのだ。
【迷い、彷徨い、「自分の軸」を見つける旅路は、
”独楽(コマ)”に倣え(ならえ)】
です。
フラフラしながら、彷徨いながら、
自分の軸、見つけてまいりましょう。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今日も皆さまにとって素晴らしい1日になりますように。