負けてるのに同じ戦法を繰り返す愚か者にならない
(本日のお話/2439文字 読了時間2分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は3件のアポイント。
研修企画のご提案、ならびに
「企業文化を創る」というテーマで
ディスカッションなど。
ならびに、夜からは、
またまた「サムライ塾」の仲間と、
スカイプにて打ち合わせでした。
普段読まない本なども、
「いつまでにまとめなければならない」
と期限が決まると、不思議と時間を捻出できてしまうのが不思議です。
*
さて、本日のお話です。
先日祝日のテニスの試合(初級レベル)に、
テニススクールの仲間と出場したのですが、
その時にスクールのコーチも見に来てくれました。
その際の、コーチのコメントが、
「仕事や人生にも通ずることだなあ」
と思わされる話でしたので、
皆さまにご共有させていただきたいと思います。
テーマは、
「負けているのに同じ戦法を繰り返す愚か者にならない」。
それでは、どうぞ。
■先日のテニスの試合は、
私を含め、4人の仲間で参加しました。
皆、それぞれ上手い下手はあるものの、
それなりに一生懸命、試合に臨んでいました。
(結果的に、決勝で負けてしまいましたが 涙)
しかし、コーチの目から見ると、
課題点が山積みで、
「今回は、優勝できる試合だったよ。
それぞれ、反省しないといかんね。」
というコメントでした。
ちなみに、このコーチ。
松岡修造さんがテニスで活躍された柳川高校出身。
今なお、区大会などでは、
優勝するような実力の持ち主です。
そんな彼は、
試合をビデオで撮りながら、
コメントをするのです。
「あー、ダメだよ!それやっちゃ。
流れが全部相手に行っちゃうよ」
「このポイント、超重要なのに、
集中力が全然足りないよ!」
と、口々に仲間たちへ、
愛ある(?)コメントをしていきます。
■そして、その中で、
コーチが特に力を込めて
「愚の骨頂である」
とした行為(プレイ)がありました。
それは何かと言うと、
平たく言えば、
『失点したパターンを、何度も繰り返す』
という行為でした。
テニスには、
「サービス&ダッシュ」なる
戦い方があります。
・サービスを打つ
・そのままネットに詰めてボレーで攻撃、
という、王道の技。
私の仲間のOくんは、
その技が好きなようで、
繰り返していたのでした。
しかし、毎回、
相手に強襲を受け、失点。
それを、学習することなく、
何度となく繰り返し、そして結果、
負けてしまったのでした。
そんな彼を見て、コーチは言ったのでした。
『同じことをし続けて、
同じやられ方をし続けることほど、
愚かなことはない。
悪い流れを断ち切るには、今までと違う、
違う行動しないとダメなんだよ』
と。
■悪い流れを断ち切るためは、
今までと違う行動をしなければならない。
すなわち、
””違う結果を求めるためには、
違う行動をしなければならない。””
ということ。
かの有名なアインシュタインは、
こう、言いました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
同じことを繰り返しながら違う結果を望むこと、
それを狂気という。
アインシュタイン
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
と。
■言われて見たらわかる話。
しかし、そうは言いながら、
”同じことを繰り返し続け、
そして結果が出ず嘆き続ける”
というケースが、いかに多いことか。
例えば、
いつも時間に遅れる。
どうやら時間管理が上手くいっていないようだ。
と言いつつ、
同じタスク管理、ルーチンなどの同じ行動をし続け、
また遅れる。
いつも、抜けモレが発生する。
どうやら今のやり方はまずい、と思いつつ、
やっぱり同じ行動を続ける、
そして、やっぱりモレる。
「今日こそは早く帰ろう。水曜日はノー残業デーだ!」
と言いつつ、いつもの平日と同じ時間の使い方で
仕事は終わらず、やっぱり残業、
みたいなイメージ。
(胸が痛いです)
■繰り返しますが、
【違う結果を求めるのであれば、
違う行動をしなければならない】
のです。
行動を変えなければ、
結果が変わることを期待できるはずもない。
ですが、これ、
やろうとすると、実際は結構難しい。
なぜかというと、人は
「恒常性(そのままでいようとする性質)」
という特徴を持つ生き物だからです。
だから、経験を経れば経るほど、
恒常性の力も強まり、
「わかっちゃいるけど、やめられん」
状態が続くのです。
■では、どうすればいいのでしょうか。
そのキーワードが、
”仕組み・システム”
などの、外部からの力である、
そう思うのです。
テニスのコーチが、
「なんでサーブ&ボレー繰り返し続けて、
やられ続けてるの?
それ、変えないとダメでしょ!」
と、チクチク横から言ってくる状態があるがゆえ、
気付けること、変えられることがあるわけです。
つまり言い換えれば、
「自分の意志に頼らない仕組み」
「行動変容を促すシステム」
と言い換えてもよいでしょう。
すなわち、
”違う結果を求めるのであれば、
違う行動をしなければならない。
そのために、「仕組み」を活用する”
これが効果的なのではないか、
ということ、
そう、強く思うのです。
■そして、このことを踏まえて、
ご案内がございます。
「意志に頼らない行動変容のシステム」
として、私たちの会社では、
あるシステムを提供しております。
それは、
『実行のための4つの規律』
というシステム。
これは企業において、
「わかっちゃいるけど、やめられん」
「同じ行動&同じ結果の繰り返しループ」
を断ち切り、上位20パーセントの
優秀な人材が行なっている行動を、
皆ができるようにする効果をもたらすシステムです。
と、最後はご案内をさせていただきましたが、
意志に頼らず、
独りよがりにならず、
望む結果を求めるべく、
行動を柔軟に変え、そしてより良い結果を出していく、
そんなリズムを作っていきたいものですね。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今日も皆さまにとって素晴らしい1日になりますように。