美しく、無駄のないフォーム
■おはようございます。紀藤です。
昨晩は、ランナー仲間のYさんと共に皇居ラン。
Yさんは50歳ながらも、
その走りはどんどん進化し続け、
私には到底敵わない領域に到達しています(汗)
そんな彼から「走る」ことについて、
教えを乞うておりました。
■彼曰く、速く、
42キロ走るためのポイントは、
『いかに省エネで走るか』
を考え続けるに尽きるとのこと。
走ったことがある方はお分かりかもしれませんが、
フルマラソンを走るのは、
当然ながら「持続力」がポイントになります。
足の運び
手の振り方、
重心の移動
着地の仕方・・・
あらゆる細かいことにおいて、
1%ずつでも改善を加えて続け、
その動きに無駄がないような、
「シンプルかつ、究極のフォーム」を作ること。
これが年を重ねても、
成長をし続けるポイントである、
そのような話をしていました。
■この話を聞いていて、私は、
”これは何も「マラソン」に限った話ではない”
と強く感じました。
私たちの1日は誰でも24時間です。
そして、よほどのタフネスでもないかぎり、
持ちうるエネルギー量、集中できる時間なども
ある程度決まっているのではないでしょうか。
体力に任せて、「うりゃー!」と駆け抜けられる年齢
というのは限られていますし、
だからこそ、
「自分の限られたエネルギーを、いかに上手に使うか」
すなわち
「良いフォームを身に付けて、省エネをするのか」
が、仕事においても、
重要なポイントになるのではないでしょうか。
■「省エネをする」、というのは
もちろん手を抜くことではありません。
「エネルギーのロスをなくすこと」です。
エネルギーのロスをなくすためには、
「フォームを整えること」が大切です。
「フォーム」とは何も考えなくても、
それに従う事で、自然とエネルギーのロスを減らせる
「型」のようなイメージ。
■では、具体的にどんなことがあるのか。
これは細かいことですが、
あらゆることに適用できるのではないでしょうか。
例えば、
・メール、アプリなどの活用を仕組化する (=システムを使いこなして、省エネ)
もそうですし、
・短時間でメールが打てるよう、タイピングの練習をする (=スキルの向上をして、省エネ)
もそう。
・集中する時間を設ける習慣を作る (=集中力のリズムをコントロールして、省エネ)
というのも、例として挙げられるでしょう。
■繰り返しになりますが、
限られた時間、エネルギーの中で、
最大の成果を出し続けるためには、
【フォーム(=仕組み、習慣)】
をまず整えて、それに従うことで、
無駄なエネルギーを使わなくてすむリズムを作ること、
が大切です。
■そして「フォームを作る」ためには、
すなわち、仕組化、習慣化するためには、
・身に付けるための練習や、
・ソフトのインストールのための時間、
・情報収集の時間
など多くの「準備」が必要になります。
準備には時間がかかります。
しかし、やることが多い日常で、
いかに自分の限られたエネルギー、時間を最大限に活用して、
走り続けるかを考えた場合、
とても大切なことが「フォームを整える時間」ではないか、と思うのです。
■「7つの習慣」の、
【第三の習慣 重要事項を優先する】において、
【第二領域】=「緊急ではないが、重要なことに時間を使うこと」
が長期・継続的な成果のために大切と言います。
「フォームをつくる活動」は、
まさしく「第二領域」ではないでしょうか。
自分は無駄のあるフォームで、
がむしゃらに走っていないか、
改めて考えようと思ったランニング・タイムでした。