「グローバル人材」って、そもそも何?
■おはようございます。
今日も引き続き、旬な”例の話題”について、
考えてみたいと思います。
さて、
『日本人としてのアイデンティティを持ちながら、
異なる言語、文化、価値を乗り越えて協働し、
新しい価値を創造する能力を持つ人材』
これは何のことを言っているのでしょうか。
そうです。
タイトルにもあります通り、
【グローバル人材】の定義について、
要約されたものです。
これは、産学連携による
「グローバル人材育成推進会議」にて
定義づけられた内容です。
■先日、
「グローバル化」する組織において、
”「価値観の共有」が、メンバーを繋ぐ接着剤になる”
というお話を致しました。
今日も「グローバル化」
というテーマで続けます。
これは私の個人的な感想ですが、
「グローバル」というと、
何だかイメージだけが先行して、
「英語やらなきゃ!」
と、安易に、
英語、英語!
異文化理解、異文化理解!
となりがちな傾向があるようにも思います。
■もちろん、否定するわけではありませn。
英語はものすごく大切だと心から思います。
(私も毎日、地道にやっています・・・)
ですが、先ほどの
「グローバル人材」
の定義を考えてみると、
「どうやら”英語だけやっていればいい”、というわけでもなさそうだぞ」
ということは、
考えておく必要があるとも思うのです。
■先ほどの
「グローバル人材の定義」は、
あくまでも一例。
しかし非常に的を射ている内容です。
ある企業で
「活躍するグローバル人材像」、
についてグループ・ディスカッションをしてみると、
このような意見が出てきます。
・自ら意見を発言できる
・積極的に相手との信頼関係を築ける
・自分と違う考え・価値観の人と、協働できる
・リーダーシップがある
・英語が話せる
・異文化に詳しく、歴史を知っている
などなど。
英語が話せる、
異文化に詳しい、
というのも含まれますが、それは一部でしかなく、
要するに
「グローバル人材」とは、
英語というツールを、時に使いながら、
”『自立』をしながら、
人と『協働』し、価値を生み出す人材”
であるわけです。
これは、大学でも、企業でも、
グローバル人材育成推進会議でも、
掘り下げていけば、結局ここに行き着きます。
■「7つの習慣」では、
【第二の習慣 終わりを思い描くことから始める】ことを
成果を上げ続けるための習慣としてあげています。
この視点から考えると、
「英語が話せるだけのグローバル人材」 を目指すのか、
はたまた
「自立し協働し、新しい価値を生み出せるグローバル人材」を目指すのか、
どこをゴールとするかによって、
考えるべきこと、
すべきことも変わってくるのでしょう。
激変の今だからこそ、
『日本人としてのアイデンティティを持ちながら、
異なる言語、文化、価値を乗り越えて協働し、
新しい価値を創造する能力を持つ人材』
を目指していきたいですし、
育成していきたいものですね。