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279号 2014年4月25日

夫婦間の問題の68%は解決されない 

■おはようございます。紀藤です。

昨日は、お仕事でお世話になっている
Sさんのお誘いで、人事に関わる方々の集まりに参加。

外資系コンサルの方、経営をされている方、
講師の方など、多くの方からお話を聞かせて頂き、
大変刺激になりました。

いつもいる領域から出ると、
得るものが多いものですね。

Sさん、ありがとうございました!

さて、一昨日、昨日と
「コミュニケーション」というテーマで
お話をしてまいりました。

本日も続けます。

■本日のタイトルにもなっている、
アメリカで実施された
非常に興味深い調査があります。

それは、

【夫婦間の問題の68%は、解決されない】

という調査結果。

つまり、この結果によると

「夫婦間の問題のほとんどは永遠に続く」(!)

ということ。


■おそらく、人によって
捉え方はまちまちだと思いますが、
私の場合、感じることが2つありました。

1つは、
「一番身近な存在ですらほとんどの問題は
 時間があっても、解決できないものなのか…」
という何だか残念な気持ち。

もう1つは、
「まあ、人間違う考え同士だから、
 こんなものだよね」
という、納得できる感覚。

実際の自分自身の状況に想いを馳せてみると、
”この問題は解決しないだろうなあ・・・”と感じることが、
次々思い浮かんだからかもしれません(汗)


■しかしながら、
この話をした講師は、

【この事実(夫婦間の問題は解決されない)から
 教訓とすべきことがある】

と言います。

それは、

”永続的に解決されない問題があるからこそ、
 お互いが【理解し合う】必要がある”

という教訓。

私だけはないと思うのですが、
身近な人に対して、

「どうしてもイライラしてしまう」
「どうしてもこの部分が気になる」

という感情を感じることは、
多くの人に少なからず当てはまるように思います。

例えば、良くあるケースだと

「すぐ話の結論を急ごうとする夫」に腹が立つ妻、
「取り留めのない話をするのが好きな妻」に腹が立つ夫、
などなど・・・。

しかしながら、
「相手の思考習慣・行動習慣」など
長い時間をかけて深く根付いたものを

「気に食わないから変えてくれ」

と言ったところで、恐らくそれは難しいでしょう。


■であるならば、どうするか。

その答えの一つとして、

”相手はそういう人だ、と認めること”

そして、

”なぜそうなのかを【理解しようとする】こと”

があるのではないでしょうか。


■人と人の関係における問題の多くは、

【「相手が理解できない」 または 
「自分を理解してもらえない」】

というギャップ感によって生じます。

そのギャップ感があり、
溝を感じるからがゆえに、

「何であなたはいつもこうなの!!」
「だからお前はいつも・・・」

というような、ドラマのワンシーンのごとく現象が
起るってしまうのかもしれません。


■「7つの習慣」では、
人間関係での成功において、

【理解してから理解される】

という習慣が大切である、と言います。

そもそも、どれだけ身近な人であれ、
私たちは違う生き物。

そして、どんな行動でも、
その人なりの何かしらの意図や理由があるはず。

であるならば、
まずはそれを理解しよう
とするところから始めるのが、

【夫婦間だけでなく、人と人の間に起こる解決されない問題】

に向き合う一つの方法かもしれませんね。


■今日のお話は、

・「夫婦間の問題の68%は解決されない」、という調査がある。

・この問題を考えたときに、教訓とすべきことがある。
 それは「お互いが理解し合うこと」。
 
・人は長い間かけて身に付いてきた行動習慣、思考習慣を変えるのは難しく、
 身近な人とはいえ、相手にそれを強要できるものでもない。  
 
・そして、人と人の間のイライラ、問題などは
 「相手(相手の行動)が理解できない」
 「自分が理解してもらえない」ということが要因の一つではないか。
 
・であるならば、「解決されない問題」があるとしても、
 ”相手はそういう人だ”と認め、”そういう行動をしている理由”を
 理解しようと歩み寄ることが、その事実に向き合う、
 一つの方法ではないだろうか。
 
という内容でした。 


今日も皆様にとって素晴らしい一日になりますように。

【本日の名言】 自然はわれわれに
二つの耳、二つの目を与えたが、
舌は一つだけである。
これはわれわれに、
多くを聞き、見てもよいが、
口数を少なくしろ、
という意味である。

             メアリー・タトルウェル 

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