夫婦間の問題の68%は解決されない
■おはようございます。紀藤です。
昨日は、お仕事でお世話になっている
Sさんのお誘いで、人事に関わる方々の集まりに参加。
外資系コンサルの方、経営をされている方、
講師の方など、多くの方からお話を聞かせて頂き、
大変刺激になりました。
いつもいる領域から出ると、
得るものが多いものですね。
Sさん、ありがとうございました!
さて、一昨日、昨日と
「コミュニケーション」というテーマで
お話をしてまいりました。
本日も続けます。
■本日のタイトルにもなっている、
アメリカで実施された
非常に興味深い調査があります。
それは、
【夫婦間の問題の68%は、解決されない】
という調査結果。
つまり、この結果によると
「夫婦間の問題のほとんどは永遠に続く」(!)
ということ。
■おそらく、人によって
捉え方はまちまちだと思いますが、
私の場合、感じることが2つありました。
1つは、
「一番身近な存在ですらほとんどの問題は
時間があっても、解決できないものなのか…」
という何だか残念な気持ち。
もう1つは、
「まあ、人間違う考え同士だから、
こんなものだよね」
という、納得できる感覚。
実際の自分自身の状況に想いを馳せてみると、
”この問題は解決しないだろうなあ・・・”と感じることが、
次々思い浮かんだからかもしれません(汗)
■しかしながら、
この話をした講師は、
【この事実(夫婦間の問題は解決されない)から
教訓とすべきことがある】
と言います。
それは、
”永続的に解決されない問題があるからこそ、
お互いが【理解し合う】必要がある”
という教訓。
私だけはないと思うのですが、
身近な人に対して、
「どうしてもイライラしてしまう」
「どうしてもこの部分が気になる」
という感情を感じることは、
多くの人に少なからず当てはまるように思います。
例えば、良くあるケースだと
「すぐ話の結論を急ごうとする夫」に腹が立つ妻、
「取り留めのない話をするのが好きな妻」に腹が立つ夫、
などなど・・・。
しかしながら、
「相手の思考習慣・行動習慣」など
長い時間をかけて深く根付いたものを
「気に食わないから変えてくれ」
と言ったところで、恐らくそれは難しいでしょう。
■であるならば、どうするか。
その答えの一つとして、
”相手はそういう人だ、と認めること”
そして、
”なぜそうなのかを【理解しようとする】こと”
があるのではないでしょうか。
■人と人の関係における問題の多くは、
【「相手が理解できない」 または
「自分を理解してもらえない」】
というギャップ感によって生じます。
そのギャップ感があり、
溝を感じるからがゆえに、
「何であなたはいつもこうなの!!」
「だからお前はいつも・・・」
というような、ドラマのワンシーンのごとく現象が
起るってしまうのかもしれません。
■「7つの習慣」では、
人間関係での成功において、
【理解してから理解される】
という習慣が大切である、と言います。
そもそも、どれだけ身近な人であれ、
私たちは違う生き物。
そして、どんな行動でも、
その人なりの何かしらの意図や理由があるはず。
であるならば、
まずはそれを理解しよう
とするところから始めるのが、
【夫婦間だけでなく、人と人の間に起こる解決されない問題】
に向き合う一つの方法かもしれませんね。
■今日のお話は、
・「夫婦間の問題の68%は解決されない」、という調査がある。
・この問題を考えたときに、教訓とすべきことがある。
それは「お互いが理解し合うこと」。
・人は長い間かけて身に付いてきた行動習慣、思考習慣を変えるのは難しく、
身近な人とはいえ、相手にそれを強要できるものでもない。
・そして、人と人の間のイライラ、問題などは
「相手(相手の行動)が理解できない」
「自分が理解してもらえない」ということが要因の一つではないか。
・であるならば、「解決されない問題」があるとしても、
”相手はそういう人だ”と認め、”そういう行動をしている理由”を
理解しようと歩み寄ることが、その事実に向き合う、
一つの方法ではないだろうか。
という内容でした。
今日も皆様にとって素晴らしい一日になりますように。