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269号 2014年4月11日

「黄色信号」を、アクセル全開で突っ切り続けると・・・

■おはようございます。紀藤です。

昨日は、熱海にて
営業研修「ヘルピング・クライアンツ・サクシード」の
2日目でした。

色々ありましたが、
Mさん、Kさん、ご協力、本当にありがとうございました!
ぜひ皆様のお役に立つことを心より祈っております。

さて、本日も昨日に続き、
「ヘルピング・クライアンツ・サクシード」から

”世界で共通の営業における外せないポイント”

について一つご紹介いたします。


■それは、

【黄色信号では減速せよ】

というキーワード。

営業の方であればわかると思いますが、
商談を進めるにあたって、

「障害と成りうること」

は、要所、要所で発生します。

それは、
「予算が厳しい・・・」という話だったり
「社内の反対意見が気になる」だったり、
「そもそも提案内容があってないかも」だったり、
「競合会社とのバッティング」だったり。


■そして、このような

「障害と成りうること」

について、多くの場合、
クライアント(=お客様)は、
何かしらのサインを出しています。

会話の中で、
どう感じているのか、
何を考えているのかをほのめかす「言葉」だったり、
「表情」だったり、「声の調子」だったり、
そしてこの過程で、
「おや?」と思うことがあれば、
それがすなわち、【黄色信号】となります。

そして、この

【黄色信号】が見えたときは、減速せねばならない。

というのがルールである、

そのように「ヘルピング・クライアンツ・サクシード」
においてお伝えしています。

「黄色信号」が見えたときは、
一度スピードを緩めて、

・「ご予算の幅はどれくらいを想定しているのか?」
・「社内の中に、この商談を進めるにあたって損をする人はいないか?」
・「話の内容はずれていないか?」
・「提案を決定する人の判断基準は何なのか?」

など、「障害になること」の
全体像を確認することが、
世界どの国のセールスでも、
商談を成功させる大切なポイントである、
とのこと。


■一般的には、

”「黄色信号」が見えたら、アクセル全開で突破せよ!”

が本当のところかもしれませんが、
(私もそっち派です 汗)

少なくとも営業シーンにおいては、

”「黄色信号」で突っ切って、
 結局、先の「赤信号」で止められる(提案内容が棄却される)”

ということは、避けたいもの。

それだけならまだしも、
下手をすると、

”黄色信号をアクセル全開で突破”し続けた結果、
事故って、致命傷を負う。
(=KYすぎて、会ってすらもらえなくなる)”

という事すらありあえるかもしれません。

もしそうなれば、
貴重な時間を費やしてきた、
クライアント(お客様)にとっても、
コンサルタント(営業)にとっても、
「Lose」にしかなりません。


■だからこそ、

”「おや?」という「黄色信号」が見えたら、とりあえず減速”

ということを、
クライアントとコンサルタントの時間と資源を有効に使い、
Win-Winの関係を築くためにも、
ぜひ覚えておいたほうがよさそうです。

そして、このことは営業シーンだけでなく、
社内、プライベート、

”人と人が意見を交わす、あらゆる場面”

において大切なことだな、
と話を聞きがなら、私自身、感じた次第です。


■今日のお話は、

・世界的な営業研修「ヘルピング・クライアンツ・サクシード」
 では、【黄色信号では減速せよ】というルールがある。
 
・これは、クライアントからの「障害と成りうること」
 についてのサインを見つけたら、一度スピードを緩めて、
 確認をすることが大切である、ということ。
 
・「黄色信号」でも突っ切って提案を進めることはできるが、
 そうすると先々で「赤信号」となり、
 結局商談が上手くいかない、という話になる。
 
・出来るだけ高い確率で商談を成功させるためには、
 そのような「黄色信号」に対して、
 アンテナを高くすることが大切ではないだろうか。
 
という内容でした。


今日も皆様にとって、素晴らしい一日になりますように。

【本日の名言】 まず事実をつかめ。
それから思うままに曲解せよ。

           マーク・トウェイン

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