”「ネガティブ」より「ポジティブ」のほうが若干いいよね” どころの話ではない
■おはようございます。紀藤です。
桜がきれいですね。
一瞬の満開のために、
1年かけて準備をしていると思うと、
なんだか感慨深いものを感じてしまいます。
本日の夜は仕事終わりに
「夜桜ランニング」を計画中。
楽しみです。
■本日も先日読んだとある本から、
興味深い内容がありましたので、
ひとつ、共有させていただきます。
その本のタイトルは
『心の中の幸福のバケツ』。
”ポジティブな心理が与える良い影響”
について、わかりやすく述べている本です。
「ネガティブ」 VS 「ポジティブ」、
どちらがいいかと言えば、
恐らく「ポジティブ」という方が大半だと思います。
しかしながら、私はこの本を読んで、
私たちが思う以上に、「その差」は大きいのではないか、
と感じました。
■ある「ネガティブな感情」が引き起こす、
恐るべき実話があります。
それは朝鮮戦争での出来事。
北朝鮮の捕虜になったアメリカ兵。
拷問なども少なく、
食料も居住スペースも確保されており、
肉体的には健全な状態でした。
にもかかわらず、
死亡率38%という失命率に達したそう。
なぜこのようなことが起こったのか。
実は、その原因は
「あきさせる、失望させる」
ことにあったそうです。
捕虜に対して、
・自己批判をさせる、
・密告をさせる、
・良いニュースは伝えず、悪いニュースだけ伝える
(心の支えをことごとくなくす)
こんなことを繰り返して、
「ポジティブ」な感情が浮かぶ隙を与えず、
「ネガティブ」な感情だらけにして、
「あきらめ、失望、不信、裏切り」
このような感情に溢れた状態に追い込むことが、
人の命さえも次々に奪っていく。
このような非常に恐ろしい話が
実際に起こったとのこと。
(本当にこわい・・・汗)
■逆に「ポジティブ」な感情が与える
プラスの影響についても面白い実話(調査)があります。
ある統計で300万人の、
あらゆる業種・職種の人に調査した内容で、
”「頻繁に褒められ、認められている人」にどのような特徴があるか”
を調べたそうです。
すると、その人たちには
次のような特徴があったそう。
・生産性が高い
・仲間意識が強い
・会社を辞める割合が少ない
・満足度が高い
・顧客への忠誠度が高い
などなど。
先ほどの話とはうってかわって、
「ポジティブ」な感情は、
様々なプラスの影響を及ぼすことがわかります。
■このような影響を比較してみると、
「なんてダメなやつなんだ!」
と自分や他人に対して
”ネガティブ”な発言が多いよりも、
「すごい!素晴らしい!あんたが一番!」
のように、自分や他人を
褒め、認め、”ポジティブ”な発言を多くした方が、
結果的に得られるメリットが大きそうです。
このネガティブとポジティブの
「差」を絶対値で図ったとしたら、
私達が思う以上に大きくなるでしょう。
とするならば、
”「ネガティブ」より「ポジティブ」のほうが若干いいよね”
どころの話ではなく、
”圧倒的にポジティブの方がよい”
と言えるのではないでしょうか。
■「7つの習慣」では
成果を出し続けるための一つの特徴に、
【主体的な言葉を使う】
ことがあげられる、と述べています。
例えば、
「もう駄目だ」→「まだまだこれから」
「あいつが悪い」→「自分にできることがあったかも」
「会議にでなければいけない」→「会議にでよう」
このように言葉尻を変えるだけでも、
自分の心境に与える変化を
すぐに感じることができるもの。
たかが言葉、されど言葉。
自分が扱う言葉が与える影響は、
予想以上に大きい、と忘れないようにしたいものですね。
■今日のお話は、
・ネガティブな感情は人の命までも奪う。
北朝鮮の捕虜では、ネガティブな感情を埋め込まれ
命を落とす人が続出した。
・逆にポジティブな感情は、生産性の向上、
仲間との連帯感などプラスの影響を及ぼすことが
調査により証明されている。
・この差を考えると、
「ネガティブ」より「ポジティブ」のほうが若干いいよね
どころの話ではなく、圧倒的にポジティブの方がよい、
と言えるのではないか。
・たかが言葉。されど言葉。
発する言葉の影響は予想以上に大きいのでは、
という前提で言葉を選ぶことが大切なのでは。
という内容でした。
今日も皆様にとって、素晴らしい一日になりますように。