メールマガジン バックナンバー

257号 2014年3月26日

次の人にバトンを渡して、私もあなたもハッピー 

■おはようございます。紀藤です。

昨晩は某メーカー関連の
人事のHさんとお食事。

社内教育の話にとどまらず、
子育て、学生時代の恩師の教え方の話まで
色々なエピソードを聞かせて頂きました。

メルマガのネタをありがとうございました(笑)
今度は皇居を走りましょう!


■さて、そんな話の中で、
非常に盛り上がった「人材育成」に関わる
テーマがありました。

そのキーワードは、

【次の人にバトンを渡す】

ということ。

若手社員の頃、

「先輩から教えてもらったことは、
 今度は、自分が後輩に教えなければいけない」

と教わったという経験があるよね、
という話をHさんとして、
このメリットを深く考えていくと、
「次の人にバトンを渡す」
という行為が「人を育てる」、
または「自分が育つ」上で要と成り得る
大切なキーワードなのではないか、
という話に展開しました。


■ちなみに、
「次の人にバトンを渡す」とは、
「学んだことを、シェアすること」
を意味する比喩表現です。

なぜ「人が育つ」という上で要になるのかを
考えてみると、大きく2つあるかと思います。

1、自分の学びを、相手に伝えることできる
 (組織で考えた時、組織全体の「学び」の速度が早まる)
2、学びを伝えた人自身が、深い学びになる。
 (真に理解しなければ、人には伝えられない)

ここで注目したいことが、

「発信した側も、受け手側もどっちにとってもプラスになる」

ということ。

多少の手間はあるかもしれませんが、
人に伝えた複利として、
「伝えた方が、実は一番学びになる」という事実があります。

そして、当然、
伝えられた方は新しい気付き・学びを得ることができる。

そう考えれば、
「一石二鳥」とは、まさにこのこと。
(私のメルマガも、
実は書いている私自身が一番学ばされている、
としばしば感じます)


■このことに関わる内容で、
「7つの習慣」における

【P/PCバランス】

という言葉があります。

これは「短期的な成果」だけでなく、
「長期的・継続的な成果」を求めるために、

”成果を生み出す能力(PC)を意識しましょう”

という考え方を表します。

「学んだことを発信する」

というのは一見すると、
手間もかかるし、面倒くさいし、
そんなことをやっている暇があったら、
別の利益を出せる活動に集中したくなる、
というものかもしれません。

しかし、「教えることで学ぶ」という習慣を身に付けられれば、
自分自身の学習速度は高まり、
複利的に、組織の学習速度も高まり、

”「成果を出し続ける能力」を磨き、
「長期的・継続的な成果を出し続ける自分」”

になるのかもしれません。

「次の人にバトンを渡すことで、
 自分も、そして他の誰かもプラスになる」

効果的に成長するための大切なキーワードではないか、
と改めて思う次第です。


■今日のお話は、

・「次の人にバトンを渡す」。
 すなわち、「学んだことをシェアする」ことが
 人が育つ上のキーワード。
 
・それは、シェアされた方も、した方も、
 どちらにとってもプラスしか生まないから。

・人は自分が伝える側に立った時、
 より深い学びを得られるという。
 
・私たちにとって、成果を出すために
 常に新しい知識等を磨いていくことは大切である。
 
・「7つの習慣」で【P/PCバランス】というように、
 成果を出す能力を高める一つの習慣として、
 「学ぶことをシェアする」という方法を取り入れてみるのもよいのでは。
 
という内容でした。


今日も皆様にとって、素晴らしい一日になりますように。

【本日の名言】 知識に対する投資は
常に一番の利益を生み出す。

           ベンジャミン・フランクリン

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