「寝違え」のツラい痛みを劇的に治すために
■おはようございます。紀藤です。
一昨日、やや疲れがたまっていたのか
夜気が付いたら寝ていました。
そんな日は、寝相が悪いようです。
(お恥ずかしい 汗)
そのせいか、
起きたら「寝違え」て右の方から首にかけて
動かすたびにズキッと痛みました。
■辛いので、自分で肩を揉んだり、
トントンとやったりしてみるのですが、
一向に良くならない。
困っていたそんな時、あるサイトに
こんなことが書いてありました。
【「寝違え」は原因となっている部分に、直接アプローチをしなければ治らない】
とのこと。
そして、原因となっている部分ところは、
痛む箇所、つまり「首や肩ではない」。
だからいくら首や肩を揉んでも、
少し楽になった気はしても、劇的には治らないのだ、
そんなことが書かれていました。
■ふむふむ、と読みながら読み進めていると、
「寝違え」のそもそもの原因とは、こんなことだそうです。
1、寝違えの原因は、寝ている間に脇の内側を通る腋窩神経(えきかしんけい)が圧迫されること。
2、腋窩神経は首を支える筋肉につながっていて、ここが血行不良でしびれると首に痛みが発生する。
とのこと。
だから、「根本治療」のためには、
”脇の下の筋肉を伸ばし、血行をよくする”
ことが大切で、そのために、
「脇のストレッチ」が、最もお勧めの治療法である、
と伝えていました。
そして、実際にやってみたところ、ビックリ。
「100%回復」とは言わなくとも、
自分で肩や首をトントンしているときの数倍、
楽になりました。
■このような「寝違え治療」のプロセスを経て、
私は、「根本治療の効果性」を感じずにはおりませんでした。
そしてこのことは、
日常生活でも、ビジネスシーンでも、
あらゆることに当てはまると思うのです。
例えば、ビジネスシーンの例で、
ある「100%受け身の社員」がいるとします。
彼の「問題行動」を改善したいと上司は思っています。
そんなときに、多くの場合、上司は、
彼の「受け身なスタンス(行動)」(=症状)
を変えようとするでしょう。
「もっと積極的に発言しなきゃダメだ!
1日10回、自分から発言しろ!」
もし上司がこのような命令をすれば、
部下は命令なので発言すると思われます。
しかしながら、彼は本音では納得していません。
ですから上司からの命令がなくなったとたん、
恐らく、やらなくなるでしょう。
これは先の「寝違え」の例で行くと、
【「根本」にアプローチが出来てない】
という事になるでしょう。
■逆に、
「受け身のスタンス」が良くない理由、
をその社員が「腹の底から理解」できたらどうか。
方法は色々あるかと思いますが、
例えば、
・自分から発信することのメリットを、尊敬する先輩から聞いた
ことかもしれませんし、
・いつも自分から手を挙げる同僚が、昇進のチャンスを手に入れていくのを見た
ことかもしれません。
手法は長くなりますので、
また別の機会に触れたいと思いますが
要は、
【根本にアプローチしなければ、劇的には変わらない】
という事がお伝えしたいのです。
今回の件で言えば、「根本」とは、
社員の「物の見方」のことです。
「物の見方」が、「行動」を決め、
その「行動」が結果に劇的な影響を与えている、
だから最初の”「物の見方」の変容(=パラダイムシフト)”
が根本へのアプローチである、
といえるでしょう。
■「7つの習慣」では、
このことを「See-Do-Getサイクル」と呼んでいます。
著者のスティーブン・R・コヴィー博士は述べます。
”人に劇的な変化を与えるためには、
見方を変えねばならない”
何でも「寝違え」の例と同じにするのは、
いささか乱暴ではありますが、
「問題行動」とされることがあったとして、
人は強制されて、がらりと行動を変えられるほど、
単純な生き物ではありません。
根本原因となっているのは「見方」。
あらゆることに通じる大切なこととして、
【根本に働きかけること】
は忘れずにいたいものですね。
というわけで、寝違えたときは、
「脇のストレッチ」が根本治療、
と是非覚えておいてくださいね。
■今日のお話は、
・寝違えの時に大切なのは、
首や肩の症状へのアプローチでなく、脇のストレッチ。
・表面的な症状をたたいても、根本原因を直さなければ
劇的に改善することはない。
・そしてこのことはあらゆることに言える。
・ある行動が問題になっていたとする。
行動を治そうと、行動に働きかけることが多いが、
行動の根本にあるのは、見方である。
・であるならば、行動の原因、
すなわち「見方」に変化を与えられないか
意識を向けることが大切である。
・手法が様々だか、それが根本治療につながるのではないか。
という内容でした。
今日も皆様にとって、素晴らしい一日になりますように。