「マイ北極星」を持って、迷わない人生を送ろう
■おはようございます。紀藤です。
本日はものすごく寒いようです。
雪が降るかもしれないので、
皆さま、外出の際は十分お気を付け下さい。
とはいえ、寒い日は空気が澄んでいて、
とても星がきれいですね。
先日、山梨にいったときも美しい星々に
男一人、感動しておりました。
■星にまつわる話で、私が印象に残っている言葉があります。
「日本資本主義の父」と呼ばれる
渋沢栄一がとある本で言っていた言葉。
それは、
【自分の中に北極星を抱け】
というものでした。
ちなみに、北極星とは、
<北極星> Wikipediaより
北極星は地球の自転軸を北極側に延長した線上(天の北極)近くに位置しているため、
地球上から見るとほとんど動かず、北の空の星は北極星の周りを回転しているように見える。
そのため、北極星は天測航行を行う際に正確な測定をするための固定点となり得る。
すなわち、
「動かない星」であり
「位置を図るための指針」という意味を持ちます。
人生で言い換えれば、
【自分の中のぶれない軸】
と言えるでしょう。
渋沢栄一氏もそのような「軸を持て」と言いたかったのだと思います。
■では、「自分の軸」とは
そもそも何からできているのでしょうか。
少し掘り下げて考えてみると、
「自分の軸」というのは、
「譲れない価値観」
ではないでしょうか。
「こだわり」「信念」「信条」
などとも言い換えられるかもしれません。
何と呼んでも構わないにせよ、それは
【自分が大切にしている何か】
であることは間違いないと思います。
そして価値観とは、人によって違います。
憧れる人物が人によって違うように、
映画で感銘を受けるシーンが人によって違うように、
やりたい仕事が人によって違うように、
その組み合せは、人により、
まさしく千差万別でしょう。
■そして、価値観の特徴はもう一つあります。
それは、
【じっくり向き合わないと意外と見えないこと】。
北極星を見つけるのも結構大変ですが、
同様に忙しい毎日ですごしている私達も、
「自分の価値観」を考える機会は、なかなかありません。
しかしながら、
・自分が人生を終える時、大切な人に何と言われたいか
・自分がなりたい人物はどんな人物か
・あと1年しか人生がなかったら何をしたいか
というような質問を考えてみると、
「自分の中の大切な価値観」がおぼろげながら見えてきます。
そして、それをまとめたものを、
「7つの習慣」では「ミッションステートメント」
(第二の習慣 目的を持って始める より)と呼んでいます。
■と、長々と、「価値観」や「自分の軸」について
お伝えいたしましたが、このような事を考えることで、
【迷わずに生きられる】
のではないか、というのが
今日お伝えしたい一番のことです。
人はターニングポイントがあるとき、迷います。
・仕事をとるか、家庭をとるか
・今のキャリアのままでいるべきか、変えるべきか
・儲かるけど、本当はやりたくない仕事を引き受けるべきか、否か
こんなとき、「自分の中の明確な判断基準」、すなわち
【価値観】(=「北極星」)
を明確にすることで、
ぶれそうになったとき、
何を基準に動いたらよいのかわからなくなったとき、
物事を決めやすくなるのではないか、と思うのです。
■もちろん私たちは聖人君子ではありませんので、
そもそも全く迷わない、なんてことは難しいですが、
【自分の中の北極星(マイ北極星)】
が何なのかに思いを馳せてみることは、
変化の激しい今だからこそ、
大切な考えなのではないか、と思います。
・自分の最終的なゴール地点とは?
・大切にしている価値観の順序とは?
・何のために仕事をしているのか?
こんな抽象的な質問に、明確に答えられるとしたら、
きっと「ぶれない、力強い人生」を送るヒントになるのではないか、
と思う次第です。
■今日のお話は、
・「自分の中に北極星を抱け」と渋沢栄一氏はいった。
それはすなわち「自分の軸を持て」という意味であろう。
・北極星は動かない。「自分の価値観」もそんなに簡単にかわらない。
それは、感性に関わっている話だから。
・そして、北極星が見つけるのが大変なように、
「自分の価値観」を見つけるのも、忙しい現代では大変である。
・しかしながら、「自分の価値観」を明確化することは、
北極星を見つけるようなもの。どちらに進んでいるのか、
今どこにいるのか、これからどこへ行きたいのか、判断の基準を与えてくれるもの。
・であるならば、このように忙しい現代だからこそ、
「自分の価値観」を明確化する時間をとってみるのもよいのではないか。
という内容でした。
今日も皆様にとってよい一日になりますように。