「普通の〇〇」× 「ほにゃらら」で、独自の強みが発現する
■おはようございます。紀藤です。
12月ですね。
本年もラストスパート。
がんばりましょう!
■さて、今週末は、少し変わって
「The Piano Era 2013」というピアノのイベントに
行ってきました。
現在活躍しているピアニストが
一同に集まり、それぞれの表現を披露するという、
なかなか贅沢な時間でした。
私もむかーしむかしピアノをやっていたので、
改めて真剣にやってみたくなりました。
(まあ、ひどいものでしょうが 苦笑)
そんな昨日のピアノイベントにおいて、
感銘を受けたことがありますので、
今日はその内容について共有させていただきます。
■とても興味深かったのが、
今回のイベントでアーティストの方の、
表現方法や活動の仕方が一人一人、大きく(本当に大きく)違っていたことです。
皆ピアノの演奏をするのですが、
ある人は、
「Piano Diary(ピアノ日記)」として、
毎日の出来事をクラシックで磨いたスキルを活かして、
技巧的な曲として作成したり、
ある人は、
「ピアノ」&「エレクトーン(のようなもの)」
でDJのようにリズミカルな曲に合わせて情動的な見せ方をしたり、
ある人は、
「ピアノ」×「特殊な映像」という表現で、
聴覚だけでなく、視覚も一緒に感じられる作品を仕上げたり。
実に様々な方法があり、
「ピアノってこんなに色んな弾き方(表現の仕方)があるんだ」
と素直に感動しました。
■私の場合、「ピアノを弾く」というと、
・いかにミスなく上手に弾けるのか
・どのように感情をのせて表現できるのか
などテクニックを前提としたイメージでしたが、
「相手にメッセージを届ける表現手段」
と考えると、方法は無限にあると感じさせられたわけです。
■なぜ、このように色々な方法で感動させられるのか。
ここに一つの法則があるのではないか、と私は思いました。
それが
【「ピアノ」 × 「〇〇」 = 独自の世界観・強み】
という法則です。
今回のアーティストの例で行くと、
・「ピアノ」×「日記」×「クラシックで磨いた技術」
→日々の素朴なことを日記として作品にして感動させる
・「ピアノ」×「怪我」×「他の楽器との協奏」
→・指を怪我したピアニストが敢えてソフトな曲なつくり、支持される
・「ピアノ」×「映像」×「歌声」
→映像を作れるピアニストが映像や歌も含めて情動的な作品にする
など、
【「ピアノ」×「それぞれの強み・特徴」】
を考え、形にすることで、
より多くの人の心を動かすことができたのではないか、
と思えるのです。
その結果、クラシックに興味がない人でも
魅了できるようなイベントになったのかもしれません。
■そして、ここからが本日は一番お伝えしたいことなのですが、
【「ピアノ」×「〇〇」というような「組み合わせの妙」は
私たちの仕事やプライベートでも同じことが言えるのではないか】
ということです。
例えば、職種が「営業」だったとします。
その中には、
飛び込みが得意な人もいれば、
プレゼンが得意な人もいれば、
人付き合いが得意な人もいるでしょう。
逆に、人付き合いは得意じゃないとしても、
細かいところによく気が付く、とか、
アイデアを色々出すのが得意、とか、
経理の知識がある、とか。
「自分なりの強み」というものは、
誰しもが一つや二つは持っているのではないかと思います。
それを、
・「普通の営業」×「細やかさが素晴らしい」
→ 細部まで目が行き届く優れた営業
・「普通の営業」×「愛嬌がある」
→ 何だか頼まれると断れない、愛される営業
・「普通の営業」×「アイデアが豊富」
→ 色んな営業方法を次々考えて、社内に影響を与える営業
と「組み合わせ」を考えることで、
自分独自の強みとなりえるのではないか、
と思うのです。
例えば、私の場合、
「営業」×「文章をストレスなく書ける」、というのがあります。
これも私の一つの「強み」だと思っています。
(プレゼンはあまり上手ではないですが汗)
他の職種でも同様に、
・「人事」×「社労士のスキル」
・「人事」×「英語力」
・「経理」×「営業のスキル」
などでも同じことが当てはめられるでしょう。
■「7つの習慣」では「第六の習慣 相乗効果を発揮する」
という異なる人と人が協力することによって、
偉大な「第三案」が生まれる、と伝えています。
そしてこれは、自分の中の
「異なるスキル・能力」にも当てはまるように思います。
自分の中の、
一見関係ないようなスキルも組み合わせてみると、
「相乗効果」が発揮され、「強み」となりえるのではないでしょうか。
一つでは平凡なスキルだったとしても、
小さな強みを組み合わせることで
独自の素晴らしいものにすることができる。
自分はどんな組み合わせを持っているのか、
考えてみるのもよいかもしれませんね。
■今日のお話は、
・ピアニストでもそれぞれの強みを生かした表現方法がある。
それは「ピアノ」×「それぞれの強み」という式で表される。
・このように組み合わせることで、独自性が発揮され、
自分の独自の強みとして、価値も提供できるようになる。
・そしてこのことは同様に、仕事やプライベートにも当てはめられるのではないか。
・一般的な「営業」「人事」「経理」という仕事でも、
他の項目と組み合わせることで「自分独自の強み」として、
価値を提供できるのではないか。
という内容でした。
今日も皆様にとってよい一日になりますように。