「ばかやろう!人と会って疲れないやつがいるか!」
■おはようございます。紀藤です。
めっきり寒くなりましたね。
ついこの間まで台風が来ていたのに、
途端に冬が来たなと感じます。
■さて先日とある番組で、
「泉谷しげるが視聴者の悩みにFAXで答える」、
というコーナーがありました。
その内容が非常に面白かったので、
今日はその話をひとつ共有したいと思います。
■その視聴者の悩みは、
「人と会うと疲れる」という人間関係の相談でした。
「人と会いたいという気持ちはあるのですが、人と会うと疲れてしまうのです。
どうすれば、人と会っても疲れなくなりますか?」
それに対して、泉谷しげるさんは一言。
「ばかやろう!!」
そして続けます。
「人と会って疲れないやつがいるか!
人と会えば疲れるのは当たり前だ。
疲れにいくために人と会うんだ。
疲れたのは、人たくさん会った証拠なんだ。
疲れたら、寝て、また起きて、
復活したらまた人に会いにいけばいいんだ」
そう、彼は答えました。
■なかなか強引な意見だなあ、とも感じますが、
それ以上に、「なるほどな」と私は思いました。
確かに、「人と会うと疲れる」こと自体が問題と考えると、
悩みの解決は果てしなく難しいものに感じますが、
「そもそも皆疲れるものだ」と考えてみれば、
「まあ、そんなもんか」と、少しは気が楽になるものでしょう。
私の場合も、人と会うことが仕事ですが、
人とお会いした後はやはり疲れますし、
だからこそ、休みは一人で本を読んでいたいタイプです。
でも「そんなもの」なのでしょう。
そして、自分が意識しないだけで、
意外と「みんな、そんなもんだ」ということは
結構あるのかもしれません。
■「7つの習慣」においは
このように物事の見方が変わることを
「パラダイムシフト」とよびます。
パラダイムシフトで、見える世界が変わると、
悩みが悩みでないように思えたり、
結果、行動が変わったりすることもあります。
泉谷しげるが言った、
「ばかやろう!人と会って疲れないやつがいるか!」
という言葉も、
「パラダイムシフトの種」となりえるのではないでしょうか。
悩みとは、それを「悩み」と思えば悩みになるし、
悩みと思わなければ悩みではない、
というように、物事の捉え方によって変わるもの。
ぜひ、柔軟に、違った角度で
自分の問題も考えてみたいものですね。
■今日の内容は、
・「人と会うと疲れる」という人がいるが、本当にそうだろうか。
・そもそも「皆疲れる。でもどこかで会いたいから、人に会って、そしてみんな疲れたりするものだ」と考えると、違う視点が得られるのではないか。
・そして「また休んで元気になればいい」と捉えることができたらなら、
今までの悩みは悩みじゃなくなる可能性もある。
・であるならば、そのような「パラダイム・シフト(見方を変えること)の種」を
積極的に探してみてはどうか。
という内容でした。
今日も皆様にとって良い一日になりますように。