「手相で性格が決まる」というのは、本当のこと
■おはようございます。
朝から、胡散臭いタイトルのメールですみません。
いつからでしょうか。
私は、
「自分の強みは行動力だ」
と思うようになりました。
そして、そう周りにも宣言していました。
ですが、あるきっかけでよーく考えてみると、
確かに、かつては人見知りで、
内弁慶で、特に行動的な性格ではなかったことを思い出しました。
「はて、では、いつから私は自分を
「行動的」と言うようになったのだろうか?」
疑問が浮かびます。
■その答えをたどると、
それは学生時代にありました。
ブックオフで出会った一冊の「手相本」。
そこにはこう書かれていました。
【生命線と知能線(生命線の上の線)の起点が離れている人は、
行動的であらゆることにチャレンジしていく】
そして私の手相は、起点が離れていました。
当時の素直で、自分に自信が持てない私は、
すぐに影響を受けてしまいました。
「俺って、もしかして行動的なのか!」、と。
何だか嬉しくなり、その本を購入。
そして何かの拍子につけてその本を見ていました。
「俺には行動的な手相がある、だから行動的なはずだ」
と、ことあるごとに妙な自己暗示をかけていました。
■それから、時間が経ち、大学4年になりました。
学生らしく「一人旅」にチャレンジしました。
すると、後輩の女の子が、
「先輩って、行動的ですね!」
と言いました。
やっぱり妙に嬉しくなり、そして思ったのです。
「やっぱり俺は行動的なのだ」、と。
(良く考えれば、一人旅なんて、あらゆる大学生がやっているのに…笑)
■そして、社会人になり、仕事が始まります。
営業の仕事で頑張るわけですが、
そこでも、上司に言われるのです。
「キトウ、お前は行動量が素晴らしい!」
単純に、やっぱり嬉しくなるのです。
そして、更に思うわけです。
「行動的なことこそ、俺の強みだ!!」、と。
■・・・つまり、何が言いたいかというと、
私は元来「行動的」だったわけではないのです。
きっかけは、
【手相本に「行動的である」と書いてあり、信じたこと】
にルーツがあったわけです。
それが「自分は行動的かも」というメガネをかけることになりました。
その後、様々な「行動的な」体験を繰り返すたびに
そのメガネの色は濃くなっていきました。
どんどんどんどん濃くなり、
最終的には「そうに違いない」とまで思うに至ったのです。
そんなわけで、タイトルを「手相で性格はできるのは本当だ」といたしました。
(注:もちろん色んな要因がありますので、これでだけではありません)
■私達の自分自身に対する「考え・見方」(=パラダイムと呼びます)も
実は、「些細な出来事」から生まれているのかもしれません。
・子供の頃、友人に言われたふとした一言とか、
・新卒時代に体験した成功体験とか、
・昔好きだったテレビやマンガ、などなど。
知らず知らずに影響を受けているだけで、
もしかすると思い込みにしかすぎないのかもしれません。
特に幼い頃に偶然かけたメガネ(パラダイム)は
本人が忘れていても残っていくもの。
と考えると、特に
「お父さん、お母さん」の影響は多大なものがありそうです。
ご両親からの些細な言葉が、
一生の宝になるような「自信」や「自分への可能性」を
感じさせることも可能になるのかもしれません。
■今日のお話は、
・私が学生時代に見た手相で、「自分は行動的」というメガネをかけた。
・それから「行動的なこと」が起こる度にメガネの色は濃くなっていった。
・些細なことがきっかけで「〇〇かも」となると、
それ以降、近しい出来事が起こる度に、その見方(パラダイム)は
意識せずともどんどん強くなっていく特徴がある。
・自分自身がどんなメガネをかけているのか、
また、特に子供にはメガネをかけさせるきっかけを作っていると
まず認識することが大切なのでは、
という内容でした。
今日も皆様にとって良い一日になりますように。