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63号 2013年6月3日

「好奇心」が、人生を豊かにする

■おはようございます。紀藤です。

梅雨に入り、少し肌寒い日が続きますが、
逆に過ごしやすくも感じますね。
そんな週末、皆さまはいかがお過ごしでしたでしょうか。

私は、福島県でボランティアの方々による、
「キャンプしようよ!」というイベントに
友人と共に参加してきました。

自分たちでテントを借りて、火を起こして(ガスバーナーを使って、ですが(苦笑))
というのは中学校以来の刺激的なイベントでした。


■普段やらないことをやると、非常に刺激を受けます。

小さなことですが、
電気がない中で生活することがどんなことなのか、
キャンプで小虫たちをなめていると大変な事態になる事実、
そして、野外で生き抜くための他のキャンパーの方々の周到に準備された装備品の数々など、
キャンプに行かなければ、知りえなかったことに多々出会いました。

恐らく、これらの知識は今すぐに自分の生活を
変えるようなことではないでしょう。

しかしながら、
これによって私は「キャンプ」に関心を持ち、
一つ、自分の経験と知識の幅を広げることが出来たように思います。


■『7つの習慣』では人が成長し、成功する人生を歩むにあたって、
「第一の習慣 主体性を発揮する」ことの大切さを述べています。

その項目の中で、「影響の輪と関心の輪」という話が出てきます。

これは、自分が主体的に生きるにあたって、
どのように行動するのがより良いのかを説明するもので、
具体的には、

「関心の輪」… あなたが関心を持っているすべての出来事
「影響の輪」… あなたが直接影響できる事柄

という2つの言葉の対比で説明されています。

この部分の最も重要なメッセージは
「自分が変えられない、どうしようもないことを気にするより、
 今自分ができることをしましょうよ」
という提案をしているのですが、
同時に、多くのことに関心を持つ大切さも暗に述べているように感じます。


■自分が周りに影響を与えていく、
すなわち「影響の輪を広げる」ことの始めの一歩は、
「興味・関心を持つこと(関心の輪)」から始まります。

本を読んだり、
映画を見たり、
新しい体験をしたり、
新しい人と出会ったり、
深く人と関わったり。

そんな行動の数々は、
自分の「関心の輪」を拡げることとなり、
その中で自分が考えもしなかった発見や気付きがあり、
人生を豊かにするきっかけになるように思います。


■世に偉大な影響を残したスティーブ・ジョブス、
ソフトバンクの孫さんを始め、多くの経営者には皆、
「猛烈な好奇心」を持ち続けている、とよく耳にします。

自分が影響出来ることに集中する「影響の輪」も大切ですが、
自らの幅を広げる「関心の輪」をどれだけ多く、
様々な分野に持てるかどうかも、重要なのでしょう。

いくつになっても、常に好奇心を持ち、
視野を広げていくことが、自分の人生をより豊かに、楽しく、
してくれるのではないでしょうか。

激変する世の中だからこそ、
そんな変化を楽しんでいきたいものですね。


今週も皆様にとって、良い一週間になりますように。

【本日の名言】 われわれは探検をやめてはいけない。
われわれが行っている探求の旅
すべての行く末はわれわれの旅の
出発点に行き着くだろう。
そしてその時初めて
その場所のことを本当に知ることになるのだろう。

                   T・S・エリオット

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