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48号 2013年5月13日

言葉を変えれば、人生が変わる

■おはようございます。紀藤です。

先日は母の日でしたね。
ほほえましいニュースも多くほっこりとしていました。

ちなみに私は、大学を卒業してからは、
毎年母に花を送るのが恒例になっています。

と同時に、昔を思い返してみると、
「ありがとう」という感謝の言葉と花どころか、
反抗期だからと、母の優しさに甘え、
大分ひどい言葉をぶつけてばかりいたな、と思い出しました。

学生時代は、なんとなく周りが使っていたから、ということで
意識もせず、流行語のように「だりー」「うぜー」などと
言っていましたが、それは図らずも母を傷つけていた気もします。


■今日は、そんな人に影響を与える武器にも薬にもなる、
「言葉」について考えたいと思います。

言葉はその人の頭の中身を表しているので、
初めて会った人でも、何となくその人がどんな人なのかが
分かるように思います。

「だりー」「うぜー」「むかつく」「めんどくさい」
「どうしようもない」
が口癖の人は、

何だかあんまり覇気がない、
友達にあまりなりたくない人が多いような気がしますし、
逆に、

「ありがとう」「がんばろう」「すごいね」
「何とかしてみる」

というような言葉をよく使う方は、
きっと内面も素敵な方なのではないかなと思います。

30分やそこらの会話の中から受ける
自分が感じる相手の印象からも、
そういった何気ない言葉、仕草などから、見る人が見れば、
その人の「人となり」が分かってしまうのでしょう。


■7つの習慣でも「第一の習慣 主体性を発揮する」において、
「主体的な言葉を使っているかどうか」は、
その人が「主体的か反応的か(自責か他責か)を表す」、というような内容が述べられています。

例えば、仕事においても、

「何とかできるはず!」 ⇔ 「もう、絶対ムリ」
「私のために叱ってくれたのかも・・」 ⇔ 「俺ばっかり目の敵にしやがって!(怒)」
「チャンスに繋がるかも。精一杯やろう」 ⇔ 「上司にめんどうくさいこと頼まれたな」
「自分が会社を創るんだ!」⇔ 「ただのリーマンだから、何も言えないよ」

というような発言が、それぞれの人からされたとき、
どちらが優秀そうか、どちらとより一緒に働きたいかは言うまでもありません。


■不慮の出来事やアクシデントなど、刺激が訪れたときにこそ、
「主体的な言葉」が大事である、とコヴィー博士は述べています。

コヴィー博士曰く、「言葉は、自己達成予言である」とのこと。
(つまり、言った通りに、自分が行動する(しようとする)という意味です)

実際に、語尾を「〇〇しなければならない」という言葉を
「〇〇しよう」と変えてみると、
意識が積極的に変化するのが感じられます。
(不思議なのですが、ペアになってやってみると、よくわかると思います)

私も、よく口癖で自虐的に「まだまだ若輩者なので…苦笑」と
言ってしまうのですが、考え方によってはこういった言葉を使いすぎると、
「(仕事等に)プライドを持つ」という意識を薄れさせてしまうのかもしれません。

アメリカの7つの習慣を学んでいる小学生は、
700人の大人の前で、堂々とスピーチをされたそうです。
きっと彼・彼女達には「自分が小学生だから・・・」などとは思っていないのでしょうね。

たかが「言葉」。されど「言葉」。

使い方で、相手への印象が変わるだけでなく、
自分の気持ちにも影響を与え、行動を変えていくもの。

行動が変われば、結果が変わり、広い視点で見れば、
自分自身の人生にも影響を与える、とも言えるかもしれません。

であるならば、出来るだけプラスの方向に力が働くよう、
言葉も適切に使いたいものです。


今日も皆様にとって良い一日になりますように。

【本日の名言】 言葉は力である。
言葉を発することは取り返しのつかない重さを持っている。
世の中の本質は、今も少しも変わっていない。
言葉は意志であり、自分であり、力なのだ。

               宮崎駿(映画監督)

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