”鼻折れ事件”から学んだ、「早合点」&「思い込み」の罠
(本日のお話 1488文字/読了時間1分半)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は、健康診断と、2件のアポイント。
また木曜日の空手の組手で被った、
「鼻の骨折(の疑い)」
について、整形外科に、
正式に診療に行ってまいりました。
その中で、気付かされること、
考えさせられることがありましたので、
その教訓について、
皆様にご共有させて頂きたいと思います。
タイトルは、
【”鼻折れ事件”から学んだ、「早合点」&「思い込み」の罠】。
それでは、どうぞ。
■昨日のメルマガで、
木曜日の空手の組手の際、
顔面にパンチが入ったのでした。
痛々しい話ではありますが、
それにより、完全に鼻が曲がりました。
結構な鼻血が出て、
曲がった鼻を師範が戻してくれたときも、
ポキポキいっていました。
それを見て、周りも私も、
「骨折だ、骨折だ。鼻が折れた」
と、やんやと騒ぎ、
ひとしきり盛り上がった(?)
木曜の夜だったのでした。
■その後、
腫れもありましたので、
整形外科へ行き、念の為、
診察をしてもらうことにしたのでした。
そして、レントゲンを取り、
診断をして見たところ、医師からは、
次のような言葉。
「ヒビっぽいものは見られる気もするけど、
骨折はしていないようだね」
とのこと。
(あれ、あんなに曲がったのに、
骨折じゃない?どういうことだ??)
と思い、
「なぜあそこまで、
”くの字”みたいに鼻が曲がったのか」
と妙齢のドクターに聞いてみると
この様に回答をされたのでした。
「鼻には、土台になる鼻骨(鼻の付け根)と、
その下に続く、軟骨があるんですね。
鼻骨の骨折は、土台部分が折れた時です。
今回の場合、パンチの衝撃で、
”軟骨が鼻骨から大きくズレた”のだと思いますよ。
レントゲンで見ても、鼻はまっすぐ。
うん、とっても真っ直ぐですね」
、、、と、ニコニコと語ったのでした。
つまり、
”鼻の脱臼”
みたいなものだった、
というのがオチです。
(ご心配おかけしました皆様、
申し訳ございません)
■私自身、
「なーんだ、そうだったのか」
と安心するとともに、
「”鼻が折れた”などと、完全に早合点して、
メルマガにも大々的に書いてしまったな、、、」
と反省をし、ちょっと恥ずかしく思ったのでした。
*
そして、この時、
同時に思ったことがあるのです。
それは、もしかすると、
日常的にこのようなこと、沢山やっているのではないか、
ということ。
すなわち、
『部分的な情報で、結論を早合点をすること』、
結構あるんではないだろうか、、、
と思ったのでした。
■今回の「鼻折れ疑惑」の場合ですと、
”自分の知識(イメージ)から、そう思った”
(鼻がめちゃ曲がった = 鼻の骨折だよね)
&
”周りの皆がそういうから、そう思った”
(皆が、鼻が折れた、そりゃ折れたに違いない!といった)
という、2つの情報から
疑うこともなく、
「こりゃ100%、鼻折れたわ」
と確信し、
疑うこともしなかったわけです。
でも実際、蓋をあけて、
専門家に聞いてみると、鼻は折れていなかった。
完全に、「思い込み」が生み出した、
『事実の誤認』だったわけです。
■今回は、”自分の鼻”という、
周りの人に影響がないことでした。
ですが、もし例えば、
”仕事などで重要な決定をするとき”
などで、”同じような思考”
(=部分的な情報だけで、早合点をしてしまう)
を無意識にしてしまっていたとしたら、どうでしょうか。
きっと、結果は上手くいかないし、
自分以外の人にも、迷惑をかけてしまうことにもなりかねないし、
振り返ってみると、同じような
【「早合点」&「思い込み」が生み出した負債】
というのは、私だけでなく、
皆様にも少なからずあるのでは、
なんて思ったのです。
■部分的な情報で、
「お客さんはこう思っているに違いない」 とか
「同僚の〇〇さんも賛成してくれているに違いない」 とか
「このプロジェクトはうまくいくに違いない」などと
と思いこんでしまうと、危険です。
その情報が、正しいのか。
本当に「事実」と認定してよいのか。
「事実」と「解釈」をごっちゃにしていまいか。
そのような、
【「早合点」&「思い込み」の罠】
には充分に気をつけなければいけない、と
鼻の骨折(という思い込み!)から、学んだのでした。
何はともあれ、
大事にならずよかったなあ、と思います。
そして、ご心配おかけしました皆様、
改めて、大変失礼いたしました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。
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【本日の名言】
私に分かっていることはと言えば、
私が何も知らないということだけだ。
ソクラテス
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