「あなたのために」では、私もあなたも幸せにならない、という話
(本日のお話 1463文字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は1件のアポイント。
ならびに夜は、直近2年間、
歴史や生きることについて深く学んだ、
「サムライ塾」
https://samurai-school.jimdo.com
の同期の仲間とともに、懇親会。
久しぶりに集まって大変充実した時間でした。
また来週の『ストレングス・ファインダー(強み分析)』の
ワークショップに向けて、諸々準備など。
楽しみです。
*
さて、本日のお話です。
先日、私が師匠と仰いでいる人から、
ある話を聞き、それが大変深いな、
と感じることでした。
今日はそのお話を
皆様にご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
【「あなたのために」では、私もあなたも幸せにならない】
それでは、どうぞ。
■上記で紹介した、「サムライ塾」。
そこで師匠と仰ぐ人がいます。
ちなみに、そのサムライ塾とは、
完全に「ボランティアでの運営です。
・日本の歴史について
・世界の歴史について
・資本主義について
・リーダーシップについて
・西洋と東洋の違いについて
・真剣に生きることについて
、、、
そんな深い内容を、
知識ではなく、自分の人生に当てはめて、
ガチンコで学び合うという場。
運営者は、前回学んだ人が、
次の人にバトンを渡し運営していく、
という流れがいつからかできています。
■そんな中で、師匠と仰ぐ人が、
こんな話をされたのが、
とても考えさせられるものでした。
『”誰かのために”、と考えてはならない。
”自分のために”、と考えないと、どちらも不幸になる』
という話。
、、、
ぱっと聞くと、
「えっ、どういうことだろう」と感じます。
というのも、
・誰か、他者のために貢献するというのはいいこと
・自分の利益のために、利己のために行動するというのは
器量の小さい考え
である、ということが、
おそらく一般的にビジネス書、哲学書で、
前面にたって言われていることだから、
かもしれません。
■しかし、深く話を進めていくと、
このようにも捉えられる、師匠は言います。
『「あなたのためにやっている」というのは、
どこかで「してあげている」という気持ちが生まれる。
すると、しているほうも、
してもらっているほうも、気持ちよくない。
だから、「自分のためにやっている」という気持ちで
やらなければ、長続きしない』
という話でした。
*
そして、この話を聞いて、
「確かにそうだよな、、、」
と深く納得したのでした。
「あなたのために」という言葉の裏に、
”自己犠牲的精神”
が入っていると、それは必ず伝わるもの。
やっている行為は素晴らしかったとしても、
負の感情が入ってしまったら、
幸せになるはずのプラスの行動が、
なぜだか「恨み辛み」のような、ネガティブな感情が
混ざる可能性があるのです。
*
この話を友人と共有していたとき、
2人の子供を持つ友人の一人が、
こんな事を言っていました。
「子育ても、全く同じ。
”あなたのためにやっているのよ”
というのは、実は子供のためにも、
自分自身のためにもならない、と思う。
子供はその気持ちを敏感に察知するから、
お母さんがそういっていると、
なんだか悲しそうになるんだよね。」
と。
■「貢献」「利他の精神」というのは、
言うまでもなく、素晴らしいことです。
でも、それは
”自己犠牲的な精神”
で行えば、やっていることは
いいことでも、伝わるもの、
長期的に生み出すものは違う、
ということを、重々理解しておく必要があるのでしょう。
だからこそ、
【「あなたのために」では、私もあなたも幸せにならない】
と、知ることが大事であり、あくまでも、
『自分のためにやっている』
という精神で、「利他の精神」を発揮すること。
与えることが、与えられること。
誰かのために、は自分のために、であること。
そんな心情を大切にして、
日々の仕事を含めた「貢献」というものを、
考えていきたいものですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本日も皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。
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<本日の名言>
誰であれ、他人を誠実に助けようとすれば、
必ず自分自身をも助けることになるというのは、
人生で最も美しい報酬の一つである。
ラルフ・ワルド・エマーソン
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