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1580号 2018年6月14日

「その時」よりも、「終わった後」に何が残るかのほうが、100倍大事

(本日のお話 1303文字/読了時間1分半)


■おはようございます。紀藤です。

本日は、3件のアポイント。

ならびに、朝はコーチング(受ける方)、
そして、夜は勉強会(実施する方)。

学んだり、伝えたり、
学びが凝縮した1日でございました。

と、同時に、勉強会後の飲み会で、
色々語り、質問をいただく中で、

「いかに、たくさんの人に、
 変化・変容のきっかけをつくるか」

ということを考えた時に、
自分の力量、時間の足りなさを、強く感じたり。


焦りばかりが募りますが、
まずは目の前のことに一歩一歩、
価値を提供していきたいと思います。

着々と。




さて、本日のお話です。

先日、名古屋にて
『7つの習慣』の研修を行っていた際に、
その様子をオブザーブしながら、
研修プログラムの開発責任者と共に
「研修効果」について、話していました。

その内容が、

「学びを行動に、そして結果につなげるために、
 とても大事なことだな」、

と思いましたので、

本日はその内容について、
皆様にご共有させていただきたいと思います。


タイトルは、


【「その時」よりも、「終わった後」に何が残るかのほうが、100倍大事】。


それでは、どうぞ。


■世の中の多くの研修の中には、
色々な手法が開発されています。

一言に研修と言っても、

・ミニゲーム、
・ペアワーク、
・グループワーク
・ディスカッション、
・映像、
・インタビュー

実に様々な「やり方」があるのです。



ですから、こんな事を言うと、
大変、乱暴なのですが、

様々な手法を駆使すれば、

「(研修のその場を)盛り上げることはたやすい」

ともいえるのです。


■しかし、

「ただ盛り上がればいいのか?」

というと、そんなはずはありません。

特に研修効果を期待する、
人事のご担当者様、経営者などは
強く感じることでしょう。


たとえ、その時、盛り上がったとしても

「変化・変容を求める研修」

が根本にあるはずであり

その研修を通じて、何かが変わらなければ、
時間とお金を投資した意味はない、

とも言えるかもしれないのです。


ですから、
「盛り上がった風の研修」に対しても、
その終わった後に、


「何を学んだのか?」

「どんなことが印象に残ったのか?」

「どのようなキーワードが頭に残ったか?」

などを問うてみてどんな答えが出るのかこそが、
非常に重要である、といえるのでしょう。



■ですから、研修の「その時」は、
実はさしてテンションも上がらず、

でも「終わった後」に
ただ盛り上がったという感覚もないけれども、


「学んだ内容が、何か思い出されている」


ほうが、盛り上がってすぐに忘れる研修より、
10倍、20倍、100倍の価値がある、

そのように思うわけです。



■感情も、もちろん大事。

でも、盛り上がらなくてもいいから、

「粛々とできる地味なアクション」

が頭に刻まれていたほうが、
日常の結果を変えるために圧倒的な力を誇るもの。


と、いうことで、ぜひ、

・皆様も、学びを提供する側、になったとき

・学びを吸収する側になったとき、

いずれにせよ、感情的な盛り上がりではなく、
日々粛々と思い出せる状態になっているか、

この1点に、意識を集中させることが、
変化・変容のために、大事ではなかろうかと思います。


ということで、
当たり前の話ながら、


【「その時」よりも、「終わった後」に何が残るかのほうが、100倍大事】。


と思った次第です。

その時の高揚感も良いものですが、
こと「学び」について言えば、
それだけに惑わされないようにしていきたいものですね。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今日も皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。


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<本日の名言>

学校で学んだことを一切忘れてしまった時に、
なお残っているもの、それこそ教育だ。

アインシュタイン

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