今週の一冊『影法師』
(本日のお話 2050字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は、ストレングス・ファインダーの
コーチの仲間との勉強会、そして懇親会でした。
多くの仲間たちが、かなりの金額を投じて、
この「ストレングス・ファインダー」の資格を取りに来ているため、
意識も高く、刺激的な方が多いです。
こういったコミュニティは、
学び合うという意味でも、大切にしたいな、
と改めて思った次第。
同じ志を持つ仲間、大事ですね。
*
さて、本日のお話です。
毎週日曜日は、おすすめの一冊をご紹介する、
「今週の一冊」のコーナー。
今週の一冊は、
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『影法師』(著:百田 尚樹)
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です。
■一世を風靡した、
『永遠の0(ゼロ)』
という本があります。
岡田准一さんの主演で、
映画化もされた作品ですね。
本日の一冊は、その著者の百田尚樹氏が描く、
”男の生き様”
を見事に描いた一冊です。
*
この本の紹介には
”『永遠の0』に連なる代表作”と
説明書きがされていますが、
まさしく、そんな一冊です。
■思うのですが、人の人生には、
”「光」を受ける人”
”「影」として生きた人”
がいる、と感じることがあります。
それは「歴史」を想像してみると、
わかりやすい話かもしれません。
教科書に刻まれた有名人は、
「光」を受けたかもしれない。
でも、その背景には、勝った、
「影」として、でも確かに、
世界を前進させる一歩を刻んだ人が無数にいた、
そのように感じます。
*
あくまでも、
「光」とか「影」という表現は、
世の中で評価されたり、称賛されたり、
歴史に残ったりする、という意味です。
周りから、
「あいつはスゴイ」
「会社を変えた」
「本当に才覚がある人物だ」
「皆を率いた素晴らしいリーダーだ」
、、、
そんな風に、
”光が当てられる”
人を、憧れ、かっこよく思う。
そして、あんな風になりたい、と願う。
なんとなく、それが一つの、
「人生の成功のイメージ」
になっているように
感じることがあるのです。
もちろん、その人達も、
おそらく大変な努力をして、
そして、ようやく日の目を見る舞台に出たのでしょうから、
それはそれで、本当に称賛すべきことだと思います。
ただ、真に尊敬すべきは、
そんな生き方だけではない、
と思うのです。
■世の中を広く見渡していると、
毎日を真剣に生きて、
世の中に貢献するため命を削って、
自分の命をものともしない人が、
これまでも、そして今も、
存在していることに気づきます。
でも、その人達は、
”光が当たらなかった人”
は、間違いなく存在しているもの。
むしろ、そういった人のほうが、
多いくらいかもしれません。
■自分が人柱となり、
後世のために、命を燃やす。
後に続く人のために、
自分が「道」となる。
「人からの評価」という意味では、
その人生は、誰からも称賛されない。
むしろ、卑下され、
後ろ指を指されるかもしれない。
それでも、
自分の信念にしたがって、
自らが成すべきことを、
ひたすら成していく。
■認められたい、
褒められたい、
豊かになりたい、、、、
という気持ちを超えて、
「ただ、己の信念に従って、どう生きるか」
のみを追求していく、、、。
確かに、そんな人が存在している。
そして、私達は、
そんな「生き様」にこそ、
”人の強さ・美しさ”
を見て、心震わせられる、
と感じるのです。
■今週ご紹介する『影法師』は、
そんな意味が込められている、
「生き様とは何か?」
ということを、
深く、深く問われる一冊です。
そして、日本人が持つ、
「武士の心」
は、かつてそんな「生き様」を、
皆が大切にしていた、ということを思い出し、
”日本”という国に、
誇りを感じさせてくれる、
そんな本でもあります。
最後に、本書の紹介を、
Amazonの本の「商品の説明」より、引用いたします。
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▼『影法師』内容紹介
「どんなことがあっても貴女(おまえ)を護る」
友はなぜ不遇の死を遂げたのか。
涙が止まらない、二人の絆、そして友情。
頭脳明晰で剣の達人。
将来を嘱望された男がなぜ不遇の死を遂げたのか。
下級武士から筆頭家老にまで上り詰めた勘一(かんいち)は竹馬の友、
彦四郎(ひこしろう)の行方を追っていた。
二人の運命を変えた二十年前の事件。
確かな腕を持つ彼が「卑怯傷」を負った理由とは。
その真相が男の生き様を映し出す。『永遠の0(ゼロ)』に連なる代表作。
*
「泣くな」父が討たれた日、初めて出会った少年は言った。
「まことの侍の子が泣くな」
勉学でも剣の腕でも敵わない。
誰よりも優れていたはずの彼が迎えた最期は、
予想もしないものだった。
(引用:Amazon 商品の説明より引用)
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心震わされられる、アツすぎる一冊です。
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<今週の一冊>
『影法師』(著;百田 尚樹)
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