コシノヒロコさんとお会いして感じた、「”最大の思い込み”とは年齢である」という話
(本日のお話 2653字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は3件のアポイント。
ならびに夕方からは、
世界的デザイナーの「コシノヒロコ」さんの
講演を聞いてまいりました。
※コシノヒロコさん
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%82%B7%E3%83%8E%E3%83%92%E3%83%AD%E3%82%B3
私はファッションのことは疎いのですが、
コシノヒロコさんが成し遂げてきたことの凄さは、
少しネットを調べれば、スグにわかるほど。
今では当たり前で、
サラリーマンが皆助かっている、
「クールビズ」
もコシノヒロコさんが関わっていますし、
日本のファッション業界をリードしてきた、
ある意味、「生き神」のような方です。
*
さて、そんなコシノヒロコさんにお会いして、
また懇親会でもお話をさせていただき、
感じたことがございました。
本日はそのお話を、
皆様にご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
【コシノヒロコさんとお会いして感じた、「”最大の思い込み”とは年齢である」という話】。
それでは、どうぞ。
■改めてコシノヒロコさんのご経歴を以下まとめます。
(以下、wikipediaより抜粋)
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1937年、誕生
1978年、ローマのオートクチュール・コレクション「アルタ・モーダ」に日本人として初めて参加。
1982年、パリ・プレタポルテコレクションに参加。以後年2回参加。
1984年、中国・上海で日本人として初めてコレクションを発表。
1987年、コシノヒロコの呼びかけにより大阪府、大阪市、経済団体が開催委員会を結成し、同年11月25日に第1回目となる大阪コレクションをマイドームおおさかにて開催。
・・・
1995年、アメリカ・ワシントンD.C.における第11回国際アパレル連盟総会で、アジアを代表するデザイナーとして講演。
1997年、大阪近鉄バファローズのユニフォームをデザイン。コシノヒロコ作品集「HK2001」を出版。
・・・
2005年、環境省主催の地球温暖化防止活動の一環として愛・地球博で開催された「COOL BIZ Collection」の総合プロデューサーを務める。
2007年、阪神タイガースの交流戦用ユニフォームをデザイン。
2009年、パリ・コレクションに復帰。
2010年、体操日本代表のユニホームをデザイン。
~~~~
などなど。
ちなみに、1937年生まれですので、
その御歳は「81歳」となられます。
経歴を振り返ると、
・2005年(68歳のとき) クールビズの総合プロデューサーを務める
・2009年(72歳のとき) パリ・コレクションに復帰
・2010年(73歳のとき) 体操日本代表のユニホームをデザイン
と、一般的なビジネスパーソンが定年だ、
隠居だ、年金ぐらしだ、
といっているときに、更に前のめりに、
業界の前線で活躍してこられました。
■そして、そんなコシノヒロコさん。
何がとてつもないかというと、
驚愕なほど、若いのです。
本当に、恐ろしいほどです。
見た目もものすごくお若い。
中身も若い。
一人の女性であることが伝わる。
かつ、大変なエネルギーを放たれている。
そんな方なのでした。
お会いしていると、
年齢とは、一体何なのか、、、
と自分の概念を疑わざるを得ない、
そんな感覚を覚えます。
「80歳ってこうだよね」
という年齢の概念が根底から破壊され、
心の若さがこれほどまでに、
肉体に影響を与えているのか、と思わされ、
人間の持つ可能性を感じざるを得ない、
そんな時間なのでした。
■コシノヒロコさん曰く、
「ファッションは常に新しいものを生み出し続けるもの。
新しいものが出来た瞬間、過去のもの」
「何かを生み出し続けるためには、
心が若くなければ、子供のようでないといけない」
「いつも恋をして、人間としてありのままでいる。それが大切」
、、、そのようなことを
語られていました。
これは私の考えですが、
若い生命体は、”生み続ける”のだと思います。
何かを、消費するだけではない。
守りに入るのではない。
常に「生み出し」続ける。
それは”生命”として若い証拠であり、
”「生み出し続ける」というエネルギー”
が在るからゆえ、人間を若く、
生命を強くたらしめるのではなかろうか、、、
そんなことを感じたのでした。
■そして、この「若さ」に関して、
最近、こんな研究結果が発表されました。
コシノヒロコさんの若さの秘訣を、
科学的に証明するようなお話です。
それは、以下のようなお話でした。
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『Frontiers in Aging Neuroscience』に掲載された新しい研究によると、
”脳の若さを保つ秘訣は心の持ちよう”が関係しているという。
韓国のソウル大学のジンユン・チェ氏は、
主観と実際の脳の年齢との関係について探った。
59~84歳の健康な参加者68名を対象に、
MRIで脳を測定し、各領域の灰白質の量を調べた。
これに加えて、
「実年齢と、自分が年齢よりも若いか老けているか?」
という質問に回答してもらい、
さらに認知能力と健康状態の自覚について評価された。
*
すると「年齢よりも若く感じる」と回答した人は、
記憶テストでも良好な成績を収める傾向にあった。
また「自分を健康的だと感じている人」は、
うつになる傾向も低いらしいことも分かった。
それは単に成績だけの問題ではなく、
「実年齢よりも若い」と感じている人は、
下前頭回ならびに上側頭回という言語、発話、音に関連する領域の灰白質量が多かった。
*
「若いと感じている人は、脳の構造的特徴も若いことが判明しました」
とシェ氏は声明で述べている。
※引用:http://karapaia.com/archives/52262174.html
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
とのこと。
つまり、
『「若い」と思っていると、「脳」も若くなる』
(=肉体的に、本当に若くなる)
ということ。
*
そして「若いか老けているか」を分けるのはなにか、
一つの”思い込み”なのです。
そして恐ろしいことに「年齢」とは、
社会的通年で影響も受けるものです。
ちょっと余談ですが、
サザエさんの”波平”は、実は「54歳」です。
当時の54歳の社会的通年は、
あの姿に近かったのでしょう。
そして「54歳はああいうものだよね」
という”思い込み”が社会全体にあると、
それにみんな引っ張られるのです。
「50代ってこうだよね」
「60代ってこうだよね」
といたるところで言われると、
ある意味、”見えない洗脳”に
毎日毎日かかっているようなもの、
とも言えるでしょう。
■しかし、年齢なんて、
本当にわからないものなのです。
60歳、でも40代として、
若々しく見える人もいる。
逆に40代なのに、60歳くらいに
老け込んで見えるる人もいる。
「もう40歳だから、おばさんだよ、、、」
といい、老けて見える人もいれば、
40歳でも、20代のような若さを保つ、
魅力的な方もいるのです。
結局は、
”年齢なんて思い込み”、
なのです。
そしてそのことを、
コシノヒロコさんの話を聞き、エネルギーを感じ、
改めて思ったのでした。
■人生100年時代、と言われます。
今1年でスグに何かを変える必要はないのでしょう。
年齢という思い込みを捨てたら、
「あと10年で何を成し遂げられるだろうか?」
と考えることもできるでしょうし、
どんな道であろうとも、究めようという覚悟があれば、
10年あれば、その道の一流に近づくことは不可能ではないはず。
ぜひ、「年齢」という思い込みをはずし、
自分の可能性を最大に発揮して、
力強く歩んでいきたいものである、
そのように思った次第です。
【コシノヒロコさんとお会いして感じた、「”最大の思い込み”とは年齢である」】
そんなお話でした。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。
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<本日の名言>
魂の病は、身体のそれよりも危険であり、怖ろし
キケロ
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