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1726号 2018年11月8日

「身体的なメッセージ」にどれほどのレベルで気遣えるかが、相手との距離を縮める

(本日のお話 2705字/読了時間3分半)
■おはようございます。紀藤です。

昨日は2件のアポイント。
ならびに、夜からはお客様との懇親会でした。
(Y社の皆様、昨日は長時間ありがとうございました!)



さて、早速ですが本日のお話です。

先日も、某大手携帯販売の営業研修の実施があり、
その際に懇親会に参加させていただきました。

その際に、そこの会社の常務執行役員の方が

「営業の際に気をつけていること」

が、シンプルですが
大変大事なことである、

と感じたのでした。

本日はその内容について、
皆様に共有させていただくと共に、
学びをお伝えできればと思います。


タイトルは、


【「身体的なメッセージ」にどれほどのレベルで気遣えるかが、
  相手との距離を縮める】


それでは、どうぞ。


■「メラビアンの法則」

というものがありますね。


これは、

”言葉の内容以外から、
 聞き手は大きな影響を受ける”

ということを表した法則です。

具体的に言うと、
”聞き手”は”話し手”から、
以下の割合で影響を受けるとのことです。

言語情報(Verbal)…7%
聴覚情報(Vocal)…38%
視覚情報(Visual)…55%

つまり、

「言葉より聴覚・視覚」

こそが重要である、
ということですね。

(ご存知の方も多いかもしれませんね)


■さて、先述の法人営業の分野で、
ひたすら走り続けてきたという某企業の常務。

その方が懇親会で、

「営業のときに心がけていること」

というのが、まさしく上記の話でした。

曰く、

『相手との身体メッセージのやりとり』

これこそが、営業において
最も重要である、と言っていたのでした。



例えば、「椅子の高さ」。

商談のときは、決して
「お伺い」を立てるような、
弱い立場から入っては対等な関係は作れない。

つまり、”弱さ”から”信頼”は生まれない。

だからこそ、

”椅子は相手よりやや高めに設定する”

ことをする。

でも、相手の雰囲気によっては、

・若干斜め上くらいで、ちょうど良い場合、もあれば、
・目線と全く同じが良い場合、もあれば、
・相手が緊張しているようなら、やや低いところからスタートする

場合もある。

ただ、

”相手との距離感”、
”作りたい場の空気”、

に応じて、そこも細かく意識をする、

とのこと。


■他にも、

・商談の山場に来たら、身を乗り出す

・お互いの体を、重要な局面では近づけていく

・大切なところは熱量を込めて話す

等々、

「言語情報」

以上に、

「視覚・聴覚情報」

すなわち、

”五感で感じる部分に注意を払っている”

ということ。

そしてそれこそが、
成果を生み出してきた源泉である、

そのような話をされていたのでした。


■結局、人は動物です。

無機質な言葉のメッセージではなく、
その背後に、青臭いようですが、

”心のつながり”

”見えない信頼”

を感じられるかどうかこそが、
大きな大きな判断基準になってくるもの。


だからこそ、そういった

『言葉を超えた、身体的メッセージ』

ここにどれほど気を遣うことができるか、というのは、
相手を動かす秘訣であり、

一流への道の一つであるのだろうな、

そんなことを感じた次第。


「正しいこと言ってるのに、
 なんであの人に伝わらないんだろう」

というのは、一つのケースとして、

”自分から身体的メッセージ”

が原因であるかもしれません。

今日は短めに。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本日も皆さまにとって、素晴らしき1日になりますように。


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<本日の名言>

こちらが悪ければ、悪い人間がよってくる。
こちらが信用することで、
信用される人間が生まれる。

本田宗一郎
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