「身体的なメッセージ」にどれほどのレベルで気遣えるかが、相手との距離を縮める
(本日のお話 2705字/読了時間3分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は2件のアポイント。
ならびに、夜からはお客様との懇親会でした。
(Y社の皆様、昨日は長時間ありがとうございました!)
*
さて、早速ですが本日のお話です。
先日も、某大手携帯販売の営業研修の実施があり、
その際に懇親会に参加させていただきました。
その際に、そこの会社の常務執行役員の方が
「営業の際に気をつけていること」
が、シンプルですが
大変大事なことである、
と感じたのでした。
本日はその内容について、
皆様に共有させていただくと共に、
学びをお伝えできればと思います。
タイトルは、
【「身体的なメッセージ」にどれほどのレベルで気遣えるかが、
相手との距離を縮める】
それでは、どうぞ。
■「メラビアンの法則」
というものがありますね。
これは、
”言葉の内容以外から、
聞き手は大きな影響を受ける”
ということを表した法則です。
具体的に言うと、
”聞き手”は”話し手”から、
以下の割合で影響を受けるとのことです。
言語情報(Verbal)…7%
聴覚情報(Vocal)…38%
視覚情報(Visual)…55%
つまり、
「言葉より聴覚・視覚」
こそが重要である、
ということですね。
(ご存知の方も多いかもしれませんね)
■さて、先述の法人営業の分野で、
ひたすら走り続けてきたという某企業の常務。
その方が懇親会で、
「営業のときに心がけていること」
というのが、まさしく上記の話でした。
曰く、
『相手との身体メッセージのやりとり』
これこそが、営業において
最も重要である、と言っていたのでした。
*
例えば、「椅子の高さ」。
商談のときは、決して
「お伺い」を立てるような、
弱い立場から入っては対等な関係は作れない。
つまり、”弱さ”から”信頼”は生まれない。
だからこそ、
”椅子は相手よりやや高めに設定する”
ことをする。
でも、相手の雰囲気によっては、
・若干斜め上くらいで、ちょうど良い場合、もあれば、
・目線と全く同じが良い場合、もあれば、
・相手が緊張しているようなら、やや低いところからスタートする
場合もある。
ただ、
”相手との距離感”、
”作りたい場の空気”、
に応じて、そこも細かく意識をする、
とのこと。
■他にも、
・商談の山場に来たら、身を乗り出す
・お互いの体を、重要な局面では近づけていく
・大切なところは熱量を込めて話す
等々、
「言語情報」
以上に、
「視覚・聴覚情報」
すなわち、
”五感で感じる部分に注意を払っている”
ということ。
そしてそれこそが、
成果を生み出してきた源泉である、
そのような話をされていたのでした。
■結局、人は動物です。
無機質な言葉のメッセージではなく、
その背後に、青臭いようですが、
”心のつながり”
”見えない信頼”
を感じられるかどうかこそが、
大きな大きな判断基準になってくるもの。
だからこそ、そういった
『言葉を超えた、身体的メッセージ』
ここにどれほど気を遣うことができるか、というのは、
相手を動かす秘訣であり、
一流への道の一つであるのだろうな、
そんなことを感じた次第。
「正しいこと言ってるのに、
なんであの人に伝わらないんだろう」
というのは、一つのケースとして、
”自分から身体的メッセージ”
が原因であるかもしれません。
今日は短めに。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしき1日になりますように。
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<本日の名言>
こちらが悪ければ、悪い人間がよってくる。
こちらが信用することで、
信用される人間が生まれる。
本田宗一郎
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