90キロの巨漢ムエタイ選手から学ぶ「攻めと守りのバランス」を考える意味
(本日のお話 2111字/読了時間2分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は、企画書作成、社内業務の処理など、
ひたすら事務作業でした。
ふと思えば、昨年の12月22日が、
会社の設立日でしたので、これで設立後、
丸1年が経過したことになります。
あれもこれもといろいろとやっておりますが
ますますアクセルを踏んで行きたいと思います。
*
また夜はムエタイのジムにて汗をかいてきました。
1ヶ月約1万円のムエタイジム。
しかし、それで、ミット打ちやサンドバッグ、
またスパーリングの練習などもさせてもらい、
かつ筋トレの道具などもあるので、
流行りの「24時間フィットネス」より、
実はコストパフォーマンスが高いのではなかろうか、
と思いつつ、少しはまっております。
そして、「ムエタイに行く理由」は、
”健康への投資”という意味以外にもあります。
それが、
”仕事や人生における「学び」を得るため”
である、と思っております。
嘘のような話ですが、本当に良い気付きが多いのです。
昨日も、「ムエタイ」の練習から、大きな気付きがありましたので、
今日はそのお話を皆様にご共有させていただきたいと思います。
タイトルは
【90キロの巨漢ムエタイ選手から学ぶ「攻めと守りのバランス」を考える意味】。
それでは、どうぞ。
■赤羽付近のムエタイのジム。
日本チャンピオンなども所属するこのジム。
まだまだ出来て1~2年ということもあり、
仕事が終わって21時ぐらいに行くと、
だいたい選手が2~3人パラパラといます。
中には、プロの選手も混ざっています。
何十人もいるわけではないので、
私のような素人でも、希望すれば、
スパーリングの練習をさせてもらえます。
ただし「スパーリング」とはいっても、
・グローブは厚い18オンスのグローブ
・すね当てもしっかりつける
・本気ではやらない
という”暗黙のルール”がありますから、
そんなに怖いわけではないのです。
■しかしながら、昨日は違いました。
人がいなかったので、
体重が90キロぐらいあろうかと思われる、
体の大きな選手と「スパーリング」をすることになりました。
なんだかベテランの風貌と、
好戦的な雰囲気を醸し出しています。
そして、スパーリング開始。
*
1ラウンド目は、お互い様子見です。
私も始めると、つい熱くなってしまう方。
ですから、スピード重視で手数を出します。
そして相手は、しっかりガードする。
そんなやり取りをして終わりました。
2ラウンド目。
ここからは、様子が全く違いました。
相手の90キロの選手は、
”私が攻めているときに出来た隙”
を見計らって、ひたすらローキックをしてくるのです。
私が攻めようとするたびに、
相手の太い足でローキックをもらう。
焦って、また私が攻めようとすると、
更に、ローキックをもらう。
そして、たった3分で、
スネ当てがあるのに明らかに脚に変調をきたしていたのでした。。。
■本当はもっと冷静に相手の動きを見て、
「攻めるところは攻める」
「守るところは守る」
とやればいいのですが、
それが、私の”未熟さ”なのでしょう。
攻めようとすると、攻めることばかりになる。
攻めることだけに、頭がいっぱいになってしまう。
ゆえに、”隙”ができて、ダメージを負うのです。
『攻め急ぐがゆえに、守りが疎かになり、そして足元から崩れていく』。
、、、、
まるで三国志のような戦の定石を
(=攻めと守りのバランス)
自分の身をもって、リアルに体験したのでした。
■帰り道、ジンジンと響く太ももを感じながら、
ふと思ったのでした。
(自分は、おそらくこれと同じことを普段もやっているのだろうな)
、、、と。
「攻める」のは、確かに大切。
しかし、同時に大切なことは、
『”攻める”だけではなく、”守り”も考える』
ことが非常に重要なのだろう、
そう、感じたのでした。
確かに、
・新しい事がしたい
・こんなことがしたい、あんなことがしたい
・これをやったら面白そうだ
ということは、今の世の中、
特に求められていることでしょう。
しかし、その背後には、
きちんと押さえるべき(守るべき仕事)もある。
この重要なことを認識し
「守備の習慣/仕組み」を作らなければ、
結局、ローキックをされ続けて、
下半身がガクガクになってしまうがごとく、
”足元から崩れ落ちる”
ことになりかねないのでしょう。
■「守り」を固めるためには、
きっといくつかの工夫があるのでしょう。
・自分は攻めても、後ろは「守り」が得意な人に固めてもらう
・「守り」が鉄壁な体制を作る(秘書/アシスタントなど)
・自分の中で「攻めすぎている」ときの基準を作る
・「守り」の時間を1週間の中で必ず確保する
、、、
具体的な正解はないことかもしれませんが
己の中で模索しつつ、ベストな、
【「攻めと守りのバランス」を考える】
こと、とても大事なのだろう、
そう感じる次第です。
■私自身、反省する事実が重っており、
ひとり考えふける事が多かったので、
きっとこれは、それを気づかせてくれる「ギフト」としての
”巨漢のムエタイ選手からのローキック”
(=「攻めてばかりだと、足元がガラ空きだよ」というメッセージ)
だったのではなかろうか、
そんな解釈をしつつ、自分の身を振り返った次第です。
と、いうことで、
【90キロの巨漢ムエタイ選手から学ぶ「攻めと守りのバランス」を考える意味】
というお話でした。
自戒を込めて。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本日も皆様にとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
私は現実をしっかりと見据えた理想主義者でありたい。
ロバート・ケネディ
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