メールマガジン バックナンバー

1774号 2018年12月26日

90キロの巨漢ムエタイ選手から学ぶ「攻めと守りのバランス」を考える意味

(本日のお話 2111字/読了時間2分半)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は、企画書作成、社内業務の処理など、
ひたすら事務作業でした。

ふと思えば、昨年の12月22日が、
会社の設立日でしたので、これで設立後、
丸1年が経過したことになります。


あれもこれもといろいろとやっておりますが
ますますアクセルを踏んで行きたいと思います。



また夜はムエタイのジムにて汗をかいてきました。

1ヶ月約1万円のムエタイジム。

しかし、それで、ミット打ちやサンドバッグ、
またスパーリングの練習などもさせてもらい、
かつ筋トレの道具などもあるので、

流行りの「24時間フィットネス」より、
実はコストパフォーマンスが高いのではなかろうか、
と思いつつ、少しはまっております。


そして、「ムエタイに行く理由」は、
”健康への投資”という意味以外にもあります。

それが、

”仕事や人生における「学び」を得るため”

である、と思っております。


嘘のような話ですが、本当に良い気付きが多いのです。
昨日も、「ムエタイ」の練習から、大きな気付きがありましたので、
今日はそのお話を皆様にご共有させていただきたいと思います。


タイトルは


【90キロの巨漢ムエタイ選手から学ぶ「攻めと守りのバランス」を考える意味】。


それでは、どうぞ。


■赤羽付近のムエタイのジム。

日本チャンピオンなども所属するこのジム。

まだまだ出来て1~2年ということもあり、
仕事が終わって21時ぐらいに行くと、
だいたい選手が2~3人パラパラといます。

中には、プロの選手も混ざっています。


何十人もいるわけではないので、
私のような素人でも、希望すれば、
スパーリングの練習をさせてもらえます。


ただし「スパーリング」とはいっても、

・グローブは厚い18オンスのグローブ
・すね当てもしっかりつける
・本気ではやらない

という”暗黙のルール”がありますから、
そんなに怖いわけではないのです。


■しかしながら、昨日は違いました。

人がいなかったので、
体重が90キロぐらいあろうかと思われる、
体の大きな選手と「スパーリング」をすることになりました。

なんだかベテランの風貌と、
好戦的な雰囲気を醸し出しています。

そして、スパーリング開始。




1ラウンド目は、お互い様子見です。

私も始めると、つい熱くなってしまう方。

ですから、スピード重視で手数を出します。
そして相手は、しっかりガードする。

そんなやり取りをして終わりました。


2ラウンド目。
ここからは、様子が全く違いました。


相手の90キロの選手は、

”私が攻めているときに出来た隙”

を見計らって、ひたすらローキックをしてくるのです。


私が攻めようとするたびに、
相手の太い足でローキックをもらう。

焦って、また私が攻めようとすると、
更に、ローキックをもらう。

そして、たった3分で、
スネ当てがあるのに明らかに脚に変調をきたしていたのでした。。。


■本当はもっと冷静に相手の動きを見て、

「攻めるところは攻める」
「守るところは守る」

とやればいいのですが、
それが、私の”未熟さ”なのでしょう。


攻めようとすると、攻めることばかりになる。

攻めることだけに、頭がいっぱいになってしまう。


ゆえに、”隙”ができて、ダメージを負うのです。



『攻め急ぐがゆえに、守りが疎かになり、そして足元から崩れていく』。


、、、、


まるで三国志のような戦の定石を
(=攻めと守りのバランス)

自分の身をもって、リアルに体験したのでした。



■帰り道、ジンジンと響く太ももを感じながら、
ふと思ったのでした。

(自分は、おそらくこれと同じことを普段もやっているのだろうな)

、、、と。



「攻める」のは、確かに大切。

しかし、同時に大切なことは、


『”攻める”だけではなく、”守り”も考える』


ことが非常に重要なのだろう、

そう、感じたのでした。


確かに、

・新しい事がしたい
・こんなことがしたい、あんなことがしたい
・これをやったら面白そうだ

ということは、今の世の中、
特に求められていることでしょう。

しかし、その背後には、
きちんと押さえるべき(守るべき仕事)もある。

この重要なことを認識し
「守備の習慣/仕組み」を作らなければ、

結局、ローキックをされ続けて、
下半身がガクガクになってしまうがごとく、

”足元から崩れ落ちる”

ことになりかねないのでしょう。



■「守り」を固めるためには、
きっといくつかの工夫があるのでしょう。


・自分は攻めても、後ろは「守り」が得意な人に固めてもらう

・「守り」が鉄壁な体制を作る(秘書/アシスタントなど)

・自分の中で「攻めすぎている」ときの基準を作る

・「守り」の時間を1週間の中で必ず確保する

、、、

具体的な正解はないことかもしれませんが
己の中で模索しつつ、ベストな、


【「攻めと守りのバランス」を考える】


こと、とても大事なのだろう、
そう感じる次第です。


■私自身、反省する事実が重っており、
ひとり考えふける事が多かったので、

きっとこれは、それを気づかせてくれる「ギフト」としての


”巨漢のムエタイ選手からのローキック”
(=「攻めてばかりだと、足元がガラ空きだよ」というメッセージ)


だったのではなかろうか、
そんな解釈をしつつ、自分の身を振り返った次第です。



と、いうことで、

【90キロの巨漢ムエタイ選手から学ぶ「攻めと守りのバランス」を考える意味】

というお話でした。


自戒を込めて。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本日も皆様にとって、素晴らしい1日となりますように。

================================
<本日の名言>

私は現実をしっかりと見据えた理想主義者でありたい。

ロバート・ケネディ
================================

365日日刊。学びと挑戦をするみなさまに、背中を押すメルマガお届け中。

  • 人材育成に関する情報
  • 参考になる本のご紹介
  • 人事交流会などのイベント案内

メルマガを登録する

キーワードから探す
カテゴリーから探す
配信月から探す