<企業人事交流会のご案内> 世代間ギャップ問題について考えてみる
(本日のお話 2265字/読了時間2分半)
■こんにちは。紀藤です。
昨日、日曜日は読書、ならびにムエタイジムで練習、
その後、ロードバイク10キロの練習でした。
体を使うと、本当に眠りが深くなります。
最高に気持ちが良いですね。
改めて体が資本であることを体感します。
3月10日は久しぶりにフルマラソン(古河はなももマラソン)のレースがあるので、
そこに向けて体重の調整、ならびに練習を開始したいと思います。頑張ります!
*
さて、本日は人事向けのイベントのご案内も兼ねつつ、
とあるテーマについて思うところをお伝えさせていただきたいと思います。
タイトルは、
【<企業人事交流会のご案内> 世代間ギャップ問題について考えてみる 】。
それでは、どうぞ。
■「パラダイム」という言葉があります。
これは、「ものの見方・考え方」という意味を表わす言葉です。
もう少し説明すると、1人1人が持つ
・”価値観”
・”信じている考え方”、
・”自分が無意識にかけているバイアスのメガネ”
と言えます。
そして、この「パラダイム」によって、人は発言し、行動する。
それくらい、パワフルかつ、その人を支配しているモノなのです。
では、そのパラダイムがどのように出来上がるのか?
それは、
『その人が得てきた経験・情報』
によって出来上がる、と言うのです。
■少し余談ですが、この話をするにあたって、
あるエピソードを思い出しました。
先日参加した「日本アスペン研究所」(リベラルアーツの研修)にて、
モデレーターである埼玉大学名誉教授の渋谷先生から、こんなお話を聞いたのです。
「私の見解ですが、、、、
福澤諭吉が『学問のすすめ』で”まず自分自身が身を立てること”を語りました。
その背景は、彼自身(福澤諭吉)が、20万石の下級武士で、努力をしてきた方だったこと。
そんな彼の考えがあって、あの本が出来たのじゃないかな、と思います」
というお話。
何気ない話ではありますが、そのお話を聞いたとき、
頭に浮かんできたことが、先程の「パラダイム」の話でした。
もしかすると福澤諭吉は、
”私は、己の努力で道を切り開いた。
ゆえに、人はかくあるべし(努力し、身を立てよ)”
という「パラダイム」があったのかもしれません。
(注:私の勝手な推測です)
当時300万部も売れた『学問のすすめ』(当時の人口は3000万人ですから、10人に1人が読んだことになります)も、
言ってしまえば、「福沢諭吉のパラダイム」から生まれたと言える、
そんなことも思うわけです。
偉人賢人、一般人、ちょっと偉い人、全て含めて、
誰しもが「パラダイム(それぞれの価値観)」を持っている。
いずれにせよ、このことは間違いありません。
■そして、我々も同じです。
それぞれの、「経験」「情報」によって、
同じ世界に生きているのに、全く異なったメガネをかけ、働き、生活しています。
自分は気づいていないだけで、確実に、「自分のメガネ」で考え、話し、行動しているのです。
*
そして、今の組織の問題も、
この「パラダイム」というメガネをかけると、見えてくるものがあります。
それが、いわゆる「世代間ギャップ問題」です。
急成長の時代を生き抜いた50代、60代。
バブルが崩壊し、苦労してきた40代。
就職氷河期を乗り越えた30代。
ITが当たり前になった20代。
生きてきた「時代背景」が違います。
世の中の「価値観」が違います。
組織での「仕事の仕方」も違います。
あらゆるものが違っています。
環境が違う。すなわち、得てきた「経験」「情報」が違う。
「パラダイム」も、当然、違ってくるのです。
・ベテランと若手の、「仕事観」の違い。
・ベテランと若手の、「お金」に対する考え方の違い。
・ベテランと若手の、「コミュニケーション」の考え方の違い。
・ベテランと若手の、「キャリア」についての考え方の違い。
・ベテランと若手の、「組織」に対しての考え方の違い。
、、、
上げたらキリがありません
それくらい、得てきた「経験」と「情報」が違うから、
当然ながら「価値観」が違って当然なのです。
ですが、その『当たり前』を押し付けあったりするから、おかしなことになるわけです。
(特に上から下に対して、、、)
ゆえに、「世代間のギャップ」の結果としての、離職、採用難、モチベーション低下、パワハラ、、、
諸々の課題を生み出す一つの要因になっているのでしょう。
■そして先日、この「世代間ギャップ」について、
切実な問題を抱えていらっしゃる人事の方とお話をしました。
そして、あるイベントを企画することにいたしました。
人事に関わる人たちが、
「どのように世代間ギャップを考え、取り組むか」について、
皆で知恵を出し合う情報交換会を開くことにいたしました。
・実際、今どんな問題が起こっているのか?
・どのように取り組むと、より良くなるのだろうか?
・人事、マネジメントにできることに何があるのだろうか?
こんなことについて、ざっくばらんに話し合う会です。
*
きっと同じように考えている企業人事の方も、多いはず。
つきましては、以下、イベントのご案内です。
ご興味がある人事の皆様、ぜひご参加いただければと思います。
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**【企業人事交流会 ~世代間ギャップについて知恵を出し合う会~】**
企業が抱える、人事課題、組織課題についての状況を共有しつつ、
皆様の知見を拡げ、縁をつなげ、アイデアを拡げる会です。
今回のテーマは「世代間ギャップ」。
「団塊」「バブル」「ロスジェネ」「ゆとり」「さとり」、、、
多くの価値観が同居する現在の社会において”考え方の違い”が多くの問題の原因になっていると言われます。
その問題について、各社の課題感、取り組み内容、対策のアイデアなどを自由に意見交換をする場です。
<交流会詳細>
■日時: 2月21日(木)15~17時
■場所: 東京都千代田区九段南1丁目5-6 りそな九段ビル5F
■費用: 無料
■定員: 8名
■対象: 企業の人事・人材育成に関わる方
<お申込みはコチラ↓>
https://goo.gl/forms/OXzQe1rGTGIfsZKn2
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お互いの知見を学び合い、
ご縁を拡げていくことを目的とした会です。
「三人集まれば文殊の知恵」というように、よい知見が集まればと思います。
そして、「自分自身のパラダイム」に気づき、
70歳まで働くことが当たり前になりそうな昨今、
「世代間ギャップ」について全員が考える必要があるだろうな、
そのようなことも、改めて感じた次第。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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<本日の名言>
人付き合いがうまいというのは、
人を許せるということだ。
ロバート・フロスト
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