「90/20/8の法則」が、大人の学びを最大化させる
(本日のお話 2820字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は、ダイナミックヒューマンキャピタル社の、
『トレーナー養成コース』の2日目に参加でした。
2日間参加して思ったことは、
"参加者主体のトレーニングの作り方"という技術&スキル中心としつつ、
もっと”大枠の全体像”を描くこと、例えば、
・研修前の設計
・効果測定
・参加者の分析
・上司の巻き込み
などを体系的に学ぶことができるトレーニングコースでした。
研修会社(フランクリン・コヴィー・ジャパン)にて私自身、
色々と研修について勉強してきましたが、改めて整理をする良い時間になりました。
また、この学びの内容については、本編にて。
*
また、先日より「メルマガ新タイトル」のアンケートのご協力、本当にありがとうございます。
着々と回答が集まっており、多くの気づきがあり、刺激になっています。
少しご紹介させていただきますと、ある質問に対しては、
こんな回答結果となりました。
「Q、『未来習慣』というタイトルについてどう感じるか?」
1位 覚えやすい(39.2%)
2位 ちょっと怪しい(31.4%)
3位 覚えづらい(19.6%)
4位 親しみやすい(18.7%)
5位 紹介しづらい(11.8%)
、、、とのこと。
整理すると、「未来習慣」というタイトルに対する多くの見方は、
”わりと覚えやすいけど、ちょっと怪しくて、実は紹介しづらい”
というような声なき声が見えてきたような気もします。
(何となく予測しておりましたが、、、汗)
もちろん、これが全ての意見ではないのですが、頂いた意見も参考にさせていただき、
「メルマガ新タイトル」しっかり考えたいと思います。
また、引き続きアンケートのご回答お待ちしております。
ぜひ、率直なご意見をお寄せ下さいませ!
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【読者様アンケート(回答時間30秒)】
↓↓↓↓
テーマ:「メルマガ新タイトル」についてのご意見をください
https://goo.gl/forms/3d63YZLDrP9dMMrl2
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さて、本日のお話です。
昨日の「トレーナー養成ワークショップ」の中で、
1つ、”効果的な大人の学び”のためにとても大切な原則を学びました。
それは、トレーニングやワークショップを作る時の「鉄則」のようなものです。
今日はこのお話について、学びを皆様にご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
【「90/20/8の法則」が、大人の学びを最大化させる】。
それでは、どうぞ。
■私達の「体」は正直なものです。
つまらなければ、眠くなる。
楽しければ、あっという間に時間が経つ。
疲れると、集中できなくなる。
覚えたものは、忘れる。
逆に、繰り返せば覚える。
、、、
これは、ほとんどの人に当てはまる「人間心理」だと言えますし、
ある意味、「本能」のようなものなのでしょう。
しかしながら不思議なことに、こと”研修や学び”となると、
”気合を入れて目を血走らせながらでも学ぶべし”、というような、
「苦労して覚えることこそが、美しい」というような価値観が、そこかしこに、未だ見えるように感じるのです。
(皆様はいかがでしょうか)
■しかしながら、人の気持ちは正直です。
いくら頭で、「頑張ろう」「何とか集中して聞こう」と思ったとしても、
やっぱり、つまらないものはつまらない。
「体」も正直で、結果、眠くなるのです。
夜、難しい本を読んでいると、どんな睡眠薬よりもよく効くように、
「大人の学び」というのは、強引に力づくでやっても難しいのです。
ですから、「大人の学びの原則」として、
・学ぶことが楽しく感じられる。
・刺激がたくさんあって、飽きない。
・自分の経験にも紐付いていて、理解しやすい。
・集中できる時間のリズムに従っていて、快適に学べる。
・休憩もベストで、疲労を感じづらい
、、、
そんな「学びのルール」のようなものがあるからこそ、
『学びが最大化』するのです。
■そして、本日ご紹介の
【90/20/8の法則】
これは、トレーニング(研修)において「学びを最大化するルール」です。
非常にシンプルな話です。
具体的には以下の内容のようなもの。
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<90/20/8の学びの法則>
1,「90」・・・90分に1回休憩
2,「20」・・・学びの塊の一単元は20分
3,「8」・・・8分に1回アウトプット
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まず、
1,「90」・・・90分に1回休憩 について。
人は、長時間缶詰で集中し続けることはできません。
ある企業ではぶっ通しで3時間、4時間、5時間と、
ひたすら情報を詰め込みまくる研修やミーティングもあると聞きます。
しかし、「疲れてくると、体はそこにいても、心ここにあらず」であるもの。
結局、疲れて考えられない状態では、ただぼーっとしているだけになります。
一生懸命、講師やファシリテーター、上司が話しても、右から左へ情報が流れていくだけ。
これでは「学びの時間」があまりにもったいない。
90分に1回は、休憩を取りましょう、というお話。
そして、
2,「20」・・・学びの塊の一単元は20分 について。
これは、「人の集中力は20分」という、心理学的な結果がある、
というところから生まれてきた考えです。
ある特定のテーマがあるときに、
「20分で食べられる大きさ」に加工して、受講者に届けること。
1つのテーマについて、20分行い、一区切り。
そして、次に20分行い、一区切り。
このリズムを作っていくことで、人の脳内に定着しやすくなるのです。
ロボットを作るときに、だらだらーっと、全体を作っていくと、
何をやっているのか、わからなくなってしまいます。
「今は”足”をつくる」「次は”手”を作る」「次は、”ボディ”を作る」
そして結果的に「全体でロボットを作った(研修全体)」というように、単元ごとに区切る事が大事です。
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そして、最後に
3,「8」・・・8分に1回アウトプット。
これは、人は「研修中に聞いたことではなく、喋ったことを覚えている」という心理を活用しています。
インプットするだけでは、一瞬でその学びは消えてしまいますが、
自分の言葉で、自分の口で、自分の手でアウトプットしたものは、俄然定着率が上がるのです。
また、そのプロセスを減ることで、理解できている所、出来ていないところの整理にもなる。
この「8分に1回のアウトプット」のリズムと、20分に1回の学びの単元が合わさると、
非常に効率的に学ぶことが出来ます。
、、、ざっくりではありますが、そんな内容が、
【90/20/8の法則】というものでした。
■シンプルですが、こういう「ルール」は、やっぱり強力なのです。。
1つのことを追求していくと「多くの人が突き当たる壁」のようなものがあり、
そこをクリアしてきた、多くの過去の経験者たちの知恵があります。
それが『集合知』であり、
底から生まれたものが『ルール』とも言えるのでしょう。
「90/20/8の法則」も、言葉数としてはわずか十数文字の単語。
しかし、これは研修などの「大人の学びを最大化する」ルールなのです。
「言葉(=思考フレーム)」がもたらす影響は絶大です。
忘れづらく、自分を戒めてくれます。
ということで、そんなルールを意識して、
上手くビジネスや人生に活かしていきたいものだ、
そう思った次第です。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
皆様にとって、本日も素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
平凡は妙手に勝る。
大山康晴
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