「誰かの力を使う」ことを学んだとき、人生は新たなステージに突入する
(本日のお話 2100字/読了時間2分半)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は3件のアポイント。
ならびに、税務署、法務局などに、諸々の書類提出など。
また夜は、久しぶりの英語塾。
「グローバリゼーションが減速している」という深く広いテーマについて、
皆で英語でディスカッションするという時間でしたが、
全く歯が立たず、ただただ冷や汗をかくばかりでした(汗)
しかしながら、こういう「汗をかく」環境があるからこそ、
勉強しようと思えることもまた事実。
これらの”刺激物”を大切にしていきたいと思った次第。
環境は大事です。
*
さて、本日のお話です。
最近、「自分1人で何にも出来ない」ということを、改めて痛感する毎日です。
今日は、そんな私の体験から感じたこと、学んだことについて、
皆様にご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
【「誰かの力を使う」ことを学んだとき、人生は新たなステージに突入する】。
それでは、どうぞ。
■2018年11月末にカレッジの1期目が終わり、
1月末に、決算報告書を提出しました。
しかしながら、私がこれまで歩んできた畑は「営業」のみ。
もちろん、その過程で諸々勉強会や、
人に教えるという経験もしてきましたが、
基本は「攻める」という仕事です。
ですから、出来上がってきた価値観としては、
・0→1を作ることが大事
・人と会い、どんどん攻め続けることが大事。
・目標数字を達成しなければ評価されない
そんな世界観で生きてきたわけです。
そして、元々そういう性格でもあったので、
おそらく生き抜いてこられたのでしょう。
■しかし、起業をして会社経営となると、
小さいながらも、やっぱりやることは格段に多くなります。
例えば、
・社会保険料の支払い
・印鑑登録の手続き
・納税証明書の取得
みたいな、「国」が関わる手続きですと、
私のように本当に大雑把な性格だと、遅々として進みません。
ちゃんと慎重に読んで、プロセスを見ればよいのですが、
そういうのは極めて苦手で、やりながら考えたいタイプ。
ゆえに、「納税証明書」をもらうだけでも、
手順が抜けていたり、判子が1つ足りない、等々で受領してもらえず、
後日もう一度行く羽目になる。。。
そんなことが、(恥ずかしながら)幾度も発生するのでした。
他にも、
・経理業務(支払い、請求)
・オフィスの契約、支払い、手続き
・パソコン・プリンターの調子が悪い時のメンテナンス
などもあれば、
・研修教材の印刷
・メールの返信
・資料郵送の対応
・ホームページの修正
などなど、細かく積み重なっていくつも増えていき、
全部やっていたら、本当に何もできなくなる。。。
こんな中で「埋もれていく感覚」を覚えていたのでした。
■そんな中ですが、改めて「誰かの力」を痛感することが増えています。
例えば、私の場合、
・妻 ・・・ 研修教材のデザイン、修正、作成
・姉 ・・・ 事務サポート、資料作成
・従姉妹 ・・・ 経理業務全般
・講師仲間 ・・・ 研修業務のサポート
・分析が得意な友人 ・・・ 経営の戦略立て・頭の整理
というように、「自分ができないこと」を“委任する”ようになりました。
でもこれだけで、急激に負担が減り、エネルギーが増すのを感じているのです。
そして、本来の
・”自分がやるべきこと”
・”自分だからこそできること”
・”自分がやっていて楽しく、貢献できること”
にフォーカスをできると、成果も当然変わる。
自分の力を発揮できれば、当然楽しい。
また”自分の提供できる価値”を最大化できれば、
誰かの役に立っている感も高まるので、幸福感も増します。
成果が出ないはずがありません。
■以前、私がまだ「社員」として働いていたとき、
私が師匠と仰ぐ方に、このような相談したことがありました。
「もっと成果を上げるために、どうすればいいでしょうか?」
その答えが、
「『時間をお金で買うこと』を覚えてください。
例えば、秘書を雇うとか。誰かに手伝ってもらうとか。
そうしないと、限界が来ますよ」
そんな解答でした。
、、、当時思ったことは、
「いや、サラリーマンだし、秘書とか無理でしょ」
という率直な意見であり、ゆえに秘書を雇うこともありませんでした。
でも、今は本当のそのとおりだよな、と思うのです。
「自分のなすべき貢献を最大化させようとする」。
そうすると、絶対的に誰かの力が必要になります。
ゆえに、「誰かの力を使う」という感覚は、
どんなステージでも重要なことではないか、と改めて思ったのです。
■組織に所属していて、立場も上ではなく、
「秘書を雇う」ことはできなくとも、補い合うこと、
強み弱みを認め合うことは、チームでもできる。
【「自分が得意で成果を挙げられること」にフォーカスするために、
「自分が苦手でできないこと」を、得意な誰かにやってもらう】
この発想は、
生産性という観点でも、働きがいを高めるという視点でも、
どの立場にあっても大切にしたいことである重要事項である、、、
そのように感じるのです。
■世界的なベストセラー『7つの習慣』では、
”第3の習慣 最優先事項を優先する”という項目で、
「最も大切なことを、最も大切にせよ」と語ります。
そのためにできることは、「時間管理」であり、
時間管理のために大切な思考・技術が、
”デレゲーション”(=委任する)
である、と語ります。
お互いの得意なこと、苦手なことを、理解し合う。
そしてその上で、双方がWIN-WINになる形で、補い合う。
誰か得意な人にお願いをしつつ、
自分は最も貢献できる分野で、一点突破で突き抜ける。
それこそが、イノベーションの源であり、
生産性の飛躍であり、働く幸福感に繋がるのであろう、
そのように思った次第です。
私自身、「誰かの力」を「自分の力」にするという意味では、
本当にまだまだ駆け出しもいいところですが、
【「誰かの力を使う」ことを学んだとき、人生は新たなステージに突入する】
という感覚を覚えている今日この頃。
もっとその感覚を加速させていきたいと思います。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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<本日の名言>
真心を持って人を助ければ、
必ず自分も人から助けられる。
これは人生の最も美しい補償の一つである。
エマーソン
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