メールマガジン バックナンバー

1820号 2019年2月11日

今週の一冊『Habit Stacking 人生を大きく変える小さな行動習慣』

(本日のお話 2465字/読了時間4分)


■こんにちは。紀藤です。

昨日土曜日は、朝から友人のコンサルタントに、
今期の計画についての戦略の相談など。

その後、妻とともに神保町の美味しいと噂のカレー屋に食べに行き、
昼過ぎからはオフィスにて来週以降の研修の企画作成や、
溜まっていたメ―ル返信などなどでした。

今日はやや体調よくなかったため、
セミナー参加の予定でしたが急遽休むことにして、
ゆっくり自宅で読書や映画鑑賞などに予定を切り替えました。

1日でかなり充電された感があり、
やっぱり休息って大事なんだなあ、と痛感した次第。



さて、本日のお話です。

毎週日曜日は、お勧めの一冊をご紹介する今週の一冊のコーナー。

今週の一冊は、

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『Habit Stacking 人生を大きく変える小さな行動習慣』
S・J・スコット (著), 和田 美樹 (翻訳)



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です。


■これまでも「習慣化」にまつわる本は、色々とご紹介してきましたが、
今回の「習慣化」の本も良書です。

(ちょうど、1ヶ月前に『小さな習慣(著:スティーブン・ガイズ)』という
 同じようなタイトルの本を紹介いたしましたが、それとは別物です。)

しかしながら、今回ご紹介の本も、

『Habit Stacking 人生を大きく変える小さな行動習慣』

とのことで、「小さな習慣」がどれほど人生に大きなインパクトを与えるのか、
という点では、同じメッセージを含んでいるといえるかも知れません。


■さて、この今回ご紹介の本で、
とてもおすすめなポイントが2つあります。

1つ目。それが、【習慣化をタイプわけしている】ことです。

習慣には、次の「3タイプ」があるというのです。
具体的には以下の通り、

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【習慣化の3つのタイプ】

<1,キーストーン習慣>

実行に30~60分かかるが、1つの変化で生活の他の側面にも次々に効果が現れるような
波及効果が高い習慣のこと。
例)「ランニングする」「瞑想する」「家計簿をつける」「1日の計画を立てる」など

※ちなみに私(紀藤)の場合は、「メルマガの執筆」です。
メルマガは平日朝イチで書きますが、そうすると様々な波及効果が現れます。具体的には、
 ・「精神面への波及効果」(=やる気がでる、スイッチが入る、自信がつく)
 ・「知性面への波及効果」(=学びのアウトプットになる、言語化能力・比喩力を磨く習慣になる)
 ・「人間関係への波及効果」(=お客様や読者の方との関係構築、信頼構築、家族への報告になる)
などなどの影響があり、自分の人生を「大きく変えている」と感じます。


<2,サポート習慣>

重要なキーストーン習慣を実行するための習慣のことです。
例)ランニングの場合/前日にウェアを準備する、体重計に毎日乗る、など。

※ちなみに私の「メルマガの執筆」の”サポート習慣”は、
「机に座り、パソコンを開く」&「■おはようございます。紀藤です。の冒頭の一文を打ち込む」ことです。 
これさえできれば、後はやる気が不思議と出て、自動的にメルマガが書けるのです。


<3,マンモス習慣>

「マンモスをどうやって食べる?」「一口ずつ」。という話のように、
”コツコツと大きな仕事を片付けていく習慣”のことです。
例)家の片付けを1日5分ずつやる、TOEIC対策の勉強を1日15分ずつやる、
  難しい本を1週間に1章ずつ読む、など。

※私の場合、「1日1個 断舎離する」がこれに当たります。
 1日5分ずつでも掃除をすると、かなり家の美しさに変化が訪れます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

この「3タイプ」ある習慣の中で、
「キーストーン習慣」を一つだけでも生活にインストールできたら、
間違いなく、連鎖的に生活がよくなっていきます。

そして、それをサポートする「サポート習慣」。
かつ、大きな物を片付ける「マンモス習慣」。

それぞれの習慣に濃淡をつけることで、
「自分が何を、どのように習慣化すると、生活が良くなるのか」について、
立体的に計画しやすくなるのです。


■そして、この本のお勧めポイントの2つ目。

それは、【「123の小さな行動リスト」が紹介されていること】です。

大体、こういう本に多いパターンが、
「じゃあ、具体的に明日から何を始めればいいのさ?」
と疑問に思えるけど、解消されずに読むだけで終わるパターン。

「具体性」&「イメージを詳細に持つ」ことができないと、
結局スタートができない、これは当然の話です。

しかしながら、この『Habit Stacking 人生を大きく変える小さな行動習慣』では、
「人が習慣化したいこと」として、次の7つのカテゴリにわけ、アイデアを明示しています。

7つのカテゴリとは、

1,仕事
2,お金
3,健康
4,余暇
5,片付け
6,人間関係
7,癒やし

の7つです。

■この7つのカテゴリに対して、「123の小さな行動アイデア」が提示されています。
加えて、それらについて「効果」&「具体的なやり方」が半ページで明示されています。

例えば、<仕事>のカテゴリでいうと、

・1日のスケジュ―ルを決める(キーストーン習慣)
・最重要タスクを3つ特定する(キーストーン習慣)
・ネット上の誘惑を立つ(サポート習慣)
・デスクを片付ける(サポート習慣)
・アカウンタビリティパートナーに報告する(サポート習慣)
・ポモドーロ・テクニックを使って仕事をする(サポート習慣)

などなど。

並列に書くとたいしたことないかも知れませんが、
上記のものは、私自身も色々試して、「これは最高!」と思えるものばかりでした。

本当に習慣化すると「結果が変わる」と思えるものばかりです。
私も、上記は全てやっています。

そのような質の高いアイデアが、7つのカテゴリにわたって、
「123の小さな行動アイデア」としてまとめられていたことに、
私は感動すら覚えました。


■実際に、物事を習慣にするのは、
簡単なようでなかなか難しいものです。

しかし、このような先人のアイデアを知っているか知らないかだけで、
ダイエットも、健康習慣も、勉強も、人間関係も、片付けも、
成功率がやはり変わってくるものです。

ということで、「習慣化」に取り組みたい方にとって、
参考になる一冊ですので、ご興味ある方はご参考にされてみてください。

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<今週の一冊>

『Habit Stacking 人生を大きく変える小さな行動習慣』
S・J・スコット (著), 和田 美樹 (翻訳)



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