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1858号 2019年3月20日

「負荷と成果のバランス」をコントロールし、理想の成長曲線を描く

(本日のお話 1995字/読了時間2分半)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は2件のアポイント。
並びに夜からは週1度の英語塾でした。

私にとって苦痛でしかない英語塾。
しかし、なんだかんだでその場にいるだけでも、
少しずつ英語力が伸びている(ような)気がします。

やはり、場の力は偉大だな、
そんなことを思った水曜日の夜でした。



さて、本日のお話です。

最近、よくよく思うことが、
「負荷と成果のバランス」です。

負荷の大きさによって、自分の能力がどの角度で伸びるのか、
このことを定義づけているな、と感じるのです。

ということで、今日はこの「負荷をかける」という行為について、
思うところを皆様にご共有させていただきたいと思います。

タイトルは、


【「負荷と成果のバランス」をコントロールし、理想の成長曲線を描く】


それでは、どうぞ。


■週末の日曜日、フルマラソンを走って、
足に激しく「筋肉痛」を感じています。

しかし、この筋肉痛を感じている時、
私は結構、嬉しいのです。


というのも、この「筋肉痛」とは、
筋肉が壊れ、修復をしているサインだから。

筋肉に過度の『負荷』がかかり、そして壊れると、
その後に修復が起こります。

そして、この修復が完了したときに、
実は体内では「超回復」と言うものが起こり、
その時には、以前の筋肉より、強く、太く、耐久性のある、
「新たな筋肉」が出来上がっている、

これが、”筋トレのサイクル”です。

昨年、一番走っていたときは、
このサイクルを高回転で回し、そして一気に「走力」を上げました。


■また昨日の夜、「英語塾」に参加しましたが、
ここでも『負荷』を感じました。

・しゃべりたいけど、言葉が出てこない。
・一生懸命頭を働かせるけれども、
 「The Economist」に何を書いているかよくわからない。
・みんなの会話についていけない。

しかしながら、この『負荷』が大きければ大きいほど、
後ほど自分の「英語力」が高まる(わずかですが)、と感じます。

この点は、負荷のかけ方が足りないので、
本当に亀のような歩みです。

一応伸長はしていますが、微々たるもの。


■また、別の『負荷』としては、
新しい仕事へのチャレンジもそう。

例えば、私の例ではありますが、
この1年は研修や個別コーチングや、組織コンサルティングなど、

新しい仕事を自分の中でうち立て、
実行するということをやってきました。

新しい事と言うのは、すべからく『負荷』がかかります。

それが自分にとって、
チャレンジフルな内容であれば、尚更そう。

楽かと言われればそんな事は全くなく、
まるでランニングで追い込んだ足の筋肉のように追い込まれ、
汗をかき、ブチブチと筋肉が壊れるような自分を感じる。

自分の至らなさも感じ、『負荷』を感じるのです。


■しかし、これらのことを総じて振り返ってみると、
ある法則に気が付きます。

それは至極シンプルな答え。


【『負荷』が大きければ大きいほど、成長も大きい】


この方程式が成り立つことに気づくのです。


■負荷は辛い。大変です。
しかし、負荷をかければ、成果は高まる。

もちろん、それ以外の要素もありますが、
これは事実だと思うのです。


”日々の粛々とした努力”は、当然大事です。
人生においての「土台」と言えるでしょう。

僅かな負荷を感じる、1日0.1パーセントずつの成長でも、
それを繰り返せば、5年経ち、10年経った時に、
大きな複利が発生し、自分の人生を大きく、劇的に変えているでしょう。

しかしながら、小さいインパクトでは、
同時に時間がかかる、ということもまた事実。

負荷が小さいものは、対時間を考えた時、
やはり”それなりのインパクト”なのです。

一方、もし短期間に、高濃度の負荷を課したとしたならば。

それはまるでブートキャンプのような大変厳しい体験かもしれませんが、
自分自身の能力の増大、伸長に大きく寄与してくれるものであろう、
そのように思うのです。


■「筋トレ理論」によると、

”毎日毎日、筋肉を壊し、追い込む努力”

をすれば、筋肉が右肩あがりに、
一気に増えているといいます。

一方、週に3回であれば、その角度は少し緩やかになり
そして、週に1回であれば現状のキープとなるそう。

要は、「負荷の大小」(=質)と、「繰り返す頻度」(=量)により、
自分の能力の伸び方は変わってくる、と言うこと、
すなわち、

『負荷と成果のバランスで、成長の角度は決まる』

ということでしょう。


■そしてそれは、私たちの仕事や人生でも、
同じことが言えるのだと思います。

今自分が取り組みたいことについて、
この「負荷と成果のバランス」をどう考えるのか。

どのレベルで攻めていきたいのか、
短期間で一気に延ばしたいのか、
粛々と地道に積み重ねていきたいのか。


どちらが正解、ということはありませんが、
これらのことを頭にいれておくと、


【「負荷と成果のバランス」をコントロールし、理想の成長曲線を描く】


ことができるのではなかろうか、
そんなことを思った次第です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

多くの犠牲と苦労を経験しなければ、
成功とは何かを決して知ることはできない。

マハトマ・ガンディー

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