「”何もしない”をする」というプーさんの人生哲学から学ぶこと
(本日のお話 1904字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日はファイナンスに関するセミナーに参加。
、、、が、残念ながら内容としてはイマイチで、
途中で退席をいたしました。
研修やセミナーなどに参加をしますが、
正直なところ、本当に「心に刺さる」のはよくて3割程度。
否、「人生を変えるぐらい大きいなインパクト」与えてくれるような出会いは、
”3%くらい”かもしれません。
それでも幸運にも、”衝撃的な出会い”に巡り会うことができたならば、
本当に人生を変えてくれたりすることも、知っています。
人との出会いも、本との出会いも、セミナーとの出会いも、
ある意味、”宝探し”みたいなもの。
ただ言えることは、動かないと”当たり”には出会えないのです。
結局は、「会いに行くこと」です。
今年も来年も、新たな出会いを求め続けたいと思います。
*
さて、本日の話です。
昨日、コーチングの練習を行った、という話をメルマガで書きましたが、
その続きのお話でございます。
クライアント役の方より、
「ゴールデンウィークの空いている予定を、どう使ったらよいかわからない」
というテーマでご相談をする中で、
「これ、大事だよな」と思うことがありました。
そして、その話が、これから10連休を迎える方もいる皆さまにも、
ご参考になるテーマかと思いましたので、
気づきをご共有させていただければと思います。
タイトルは、
【「“何もしない”をする」というプーさんの人生哲学から学ぶこと】
それでは、どうぞ。
■「ゴールデンウィークで、3日予定が埋まっているのですか、
残りの7日が、特にすることがないのです。
何をしたらいいか迷っています。」
とのご相談がありました。
曰く、”仕事等でやらなければいけないこと”に3日使う予定。
でも、それ以外の時間、やることもなくなんとなく過ごしてしまうと、
後悔をしてしまうのではなかろうか、と心配。
だから予定を埋める、いいアイデアがほしい。
、、、そんなお話でした。
■「では、どんな1日だったら、
”最高に充実していたゴールデンウィークだった”と言えるのか?」
と私から聞いて見ました。
そして、深掘りしてみると、
このような想いがあることがわかりました。
・やらなければいけない事から解放されること、
・ゆっくり自分の内側と向き合ってみる時間を持つこと
・考える時間があること
すると、充実していたと言えるかもしれない。
そんな回答になったのでした。
「せっかくの休みだから、何かしなきゃ」と思ってしまう。
でも、「何もしない1日」をあえて作ることは、有意義かもしれない、
結局、そんな結論に至る中で、
ふとあるお話を思い出したのでした。
■それは、先日読者の1人の方からご共有いただいたお話です。
(Kさん、ネタを頂戴いたします)
それは、「くまのプーさんの名言」。
プーさん曰く、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『“何もしない”は、最高の何かにつながるんだよ』
Doing nothing often leads to the very best kind of something.
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
とのこと。
「”何もしない”をする」。
うーん、深い言葉だなあ、
と、その意味を噛み締め、考えてみたのでした。
■これは私がそう思うだけかもしれませんが、
”空いた時間があると何かをしないと、無駄にした気がする”、
そんな気持ちになることがあります。
逆に、忙しくしていると、”何かやった感”があって、
充実感みたいなものを感じる(気がする)。
先の、「GWの予定を埋めたい」も同じ論理でしょう。
でも、ちょっと待てよ。
本当にそうだろうか、、、。
プーさんの言葉を見つめながら、思うのです。
日々、忙しく、何かに追われるように、
「すべきこと」「したほうが良いと思っていること」をする。
状況が悪い時は、それに抗おうと、一生懸命”努力”する。
それはそれで、素晴らしいことなのでしょう。
運命を自力で切り開くのですから。
でも一方、プーさんの「”何もしない”をする」というように、
・”自分の内側に向き合う時間”をつくる
・あえて、流れに身を任せること
そして、「大きなものの中の一部」として自分を受け入れることが、
私達の心を豊かに、幸福感を感じさせてくれることもあるのではなかろうか、
そんなことを思ったのです。
■これは私(紀藤)の反省を込めた例ですが、
たまに、思うのです。
マラソンをして、
空手をして、
トライアスロンをして、
英語を勉強して、
コーチングをして、
本を読んで、
歴史を勉強して、
、、、色々していると、どれも楽しいのですが
本当に”今”、やりたいのはどれなのか?
と思うことがあるのです。
「続けてきたのだからやらなければいけない」
「やっていったほうがよさそう」
「自己研鑽だし、できる限りやるべき」
そんな、「純粋な気持ち」以外の「不純物」も入っているかもしれない、
と感じることがあるのです。
■実際はどうなのか、見つめてみないとなんともいえません。
しかし私だけでなく、全ての人にとって、
”「must」や「should」を判断軸で生きていると、
いつの間にか、「不純物のないwant」が見えなくなる”
ということ、
それは、私だけではなく、皆さまも含め、
当てはまることだろうと思うのです。
■そして、「自分が本当に何をしたいか」を見つめるために、
何をすればよいか。どうすればよいのか。
そのヒントが、先述のくまのプーさんの名言でもある、
『”何もしない”をする』こと。
ここにヒントがあるように思ったのでした。
■【“何もしないをする”というプーさんの人生哲学から学ぶこと】として、
・頭をからっぽにしてみる
・そして、自分の心の声に耳を傾ける
そんなことに時間をとることで、
見えるもの、得られるものもあるのかもしれない、
そんなことをふと思った次第です。
プーさんの本当の思いは別のところにあるかもしれませんが、
私なりのプーさんの言葉の解釈でございました。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
今日も皆様にとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
遊ぶときは、しっかりと遊ぶこと。
仕事のときは、一切遊ばないこと。
セオドア・ルーズベルト(第26代米国大統領)
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