「自分が気づかない盲点」を知る魔法の言葉
(本日のお話 1825字/読了時間2分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は、3件のアポイント。
ならびに夜はコーチングの実施でした。
さて、かねてよりご案内中の『企業人事交流会』について、
お申込みを頂き、ありがとうございます。
残席がわずかとなりましたので、
ご希望の方は、お早めにお申込みくださいませ。
人事の皆さま同士、お繋ぎできることを、
楽しみにしております!
(以下、詳細です)
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<企業人事交流会のご案内>
皆さまが抱える、人事課題、組織課題についての状況を共有しつつ、
知見を拡げ、縁をつなげ、アイデアを拡げる場です。
交流を目的としたライトな会です。
■第8回 企業人事交流会 ~多様な働き方(副業)を考える~
◯日時:6月14日(金)14:00~17:00
◯場所:東京都千代田区九段南1丁目5-6 りそな九段ビル5F
◯費用:無料
◯対象者:企業の人材開発に関わる方(人事・部門長など)
◯お申込み: https://forms.gle/3ALf4aQm8BvfkDJR8
■第9回 企業人事交流会 ~1on1コミュニケーションについて考える~
◯日時:7月17日(水)18:30~21:30
◯場所:東京都千代田区九段南1丁目5-6 りそな九段ビル5F
◯費用:無料
◯対象者:企業の人材開発に関わる方(人事・部門長など)
◯お申込み: https://forms.gle/seBQcRfDeA6cjnaSA
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さて、本日のお話です。
先日、私が公私共に大変お世話になっている方に、
作成中のホームページのご相談をしておりました。
その中で、色々と「ご意見」を頂いたのですが、
そのプロセスの中で思うことがありましたので、
本日はその学びについて、皆さまにご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
【「自分が気づかない盲点」を知る魔法の言葉】
それでは、どうぞ。
■『ジョハリの窓』という考え方があります。
人材開発に関わる人の中では、大変有名なモデルで、
「対人関係の気づきのモデル」と言われるフレームです。
ちなみに、ウィキペディアを引用すると、
このように説明されます。
(以下、一部引用)
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『ジョハリの窓』(ジョハリのまど、英語: Johari window)とは、
自分をどのように公開ないし隠蔽するかという、
コミュニケーションにおける自己の公開と、
コミュニケーションの円滑な進め方を考えるために提案された考え方。
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とのこと。
ちなみに、1955年米国にて、サンフランシスコ州立大学の心理学者
ジョセフ・ルフト & ハリ・インガム が発表したため、
「ジョハリの窓」と呼ぶようになったそうで、
「ジョハリ」という人物がいるわけではありません。
■具体的な『ジョハリの窓』の窓の分け方は、
4つの格子をイメージしてください。
左上から、右上、左下、右下という順で、
以下のように「窓」が配置されます。
・「他人も知っていて、自分も知っている自分」= 解放の窓(open self)
・「他人が知っていて、自分が知らない自分」= 盲点の窓(blind self)
・「他人は知らないが、自分は知っている自分」= 秘密の窓(blind self)
・「他人も知らなくて、自分も知らない自分」= 未知の窓(unknown self)
そう名付けられ、ここに当てはめて自分のことを考えると、
自分のまだ見ぬ可能性を見つける自己分析ツールになったり、
対人関係を向上させるヒントになる、人間関係向上ツールになったりします。
このモデルは、自分のことも、相手のことも理解しやすくなる
大変便利なモデルですので、詳細にご興味がある方は
『ジョハリの窓』で調べていただければと。
(いっぱいインターネットに載っています)
■そしてその「窓」の中でも、特に今日、注目したいのが、
『盲点の窓』
というところ。
つまり、
”周りから見たら気づいている。
でも、自分は気づいて(気づけて)いない”
この「自らの盲点」にいかに気づくか。
ここが、自分自身を成長させる上でも、
自分が携わっている商品なりプロジェクトなりを
改善・向上させる上でも大変重要になる、と思うのです。
■昨日、お世話になっている方に、
作成途中のホームページを見ていただきました。
そのときにお願いしたことが、
非常にシンプルなのですが、
「何でも良いので、率直に、気づいたことがあれば教えてください」
という質問でした。
そしてその答えとして頂いたご意見が、
”何度も考えてきたはずなのに、
やっぱり自分が気づけなかったところ(盲点)”
であり、
「やっぱり自分では気づけないことがたくさんあるのだ」と、
と改めてはっとさせられたのでした。
■人は、どこまでいっても、
自分のことは客観的になりづらく、
自分の価値観や感情が入ってしまうため、ゆえに
「自分のことはなかなか気づけない」
ものです。
ですから、視野を広く保とう、
色んな意見を取り入れようと思っていたとしても
思っているだけでは、
・図らずも独りよがりになってしまったり、
・視点が狭くなってしまったり、
・同じ過ちを気づかず繰り返したり、
ということがあると思うのです。
そのときに、その無意識の盲点のループを、
意図的に打開すること。
自分自身に関わる『盲点の窓』を、
指摘して貰える機会を設けること、
自らの可能性を拡げる上でも、
このことが極めて重要だと感じています。
■そのためには、当たり前すぎる話ですが、
「フィードバックを受ける機会を設けること」、
このことにつきます。
しかしながら特に、経験を積み、
「上司」と言われたり、
「先生」と言われるようにランクが上の立場になると、
フィードバックは極めて貰いづらくなります。
「何か、思う所ない?」と言っても出てこない。
「本当に、なにもない?」と言っても、まだ出てこない。
「いやいや、ちょっとくらい、何かあるでしょ?」と言って、うーんと考え始め、
「本当に、どれだけ些細な、小さなことでもいいからさ。教えてくれないかな?」
くらいに言って初めて
「実は思うところがありまして、、、、」
とフィードバックがもらえる可能性がある、
というのが現実的なところでしょう。
■ゆえに、今回のテーマである、
「自分が気づかない盲点」を知るための魔法の言葉があるとすれば、
【自分の〇〇について、気づいたことはないですか?
本当にどんなことでもいいので、ぜひぜひ教えてください!(←ここがポイント)】
このように習慣的に聞くこと、
そしてフィードバックに感謝し、受け取ることが
自分の盲点を減らし、伸びしろを保つ大切な行動ではなかろうか、
そのように思った次第です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
本日も皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。
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<本日の名言>
いつも自分を磨いておけ。
あなたは世界を見るための窓なのだ。
ジョージ・バーナード・ショー
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