仕事がデキる人は「◯◯」と「△△」のバランスが絶妙である
(本日のお話 1653字/読了時間2分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は某建設企業様にて、
『戦略実行の4Dx』の最終報告回でした。
目標を絞り、毎週振り返るリズムを作り、淡々と実行する。
シンプルですが、大変パワフルなフレームだなと改めて実感しました。
また午後からは電話打ち合わせ2件。
その他、研修の企画などでした。
*
さて、早速ですが本日のお話です。
最近、「生産性」について、
諸々考える機会が増えています。
そんな中、「よい仕事とはなにか?」について考える中で、
改めて思う「生産性」の話がありましたので、
本日はそのお話について、皆さまにご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
【仕事がデキる人は「◯◯」と「△△」のバランスが絶妙である】
それでは、どうぞ。
■普段仕事をしていて、
「時間が足りない」
と感じる方も多いのではないでしょうか。
いくつものタスクをやるのだけれど、
ある意味、どんな仕事も”完成形”がないとも言える。
やればやっただけ、確かに品質は高まるのです。
しかし、ものすごい時間をかけて、
・ものすごく丁寧なメール文章
・ものすごく立派な企画書
・ものすごく立派な広告
など”大作”のごときアウトプットを出しても、
(基本的に、それが命に関わる製品や、
ミスが許されない、精度を求められるものでなければ)
「過剰品質」
となることが多いのです。
■「あの人、仕事は丁寧なのだけど、なんだかな…」
と思われる人は、多くの場合、
『仕事における”過剰品質”の病』
に陥っていると思われます。
つい、私たちは(特に日本人は)
”「質」を求めすぎるがあまり、
生産性(=それに投下する時間)を無視する”
ことがあるように私は思います。
例えば、
・パワーポイントのズレを一つ一つなおす
・ワードの改行のレイアウトを整える
・エクセルで見やすく色をつける
など。
確かに、見やすくなるのです。
相手にとっても、マイナスはなく、プラスではある。
しかし、同時に、
”それは誰が、どの程度求めているのだろうか?”
とも思うのです。
一生懸命、デザインを完璧に作った会議用の資料が、
1分見られてシュレッダーでは、その仕事は無駄と判断せざるを得ない。
すなわち、
「その労力を投下するほどの品質が、
この仕事に求められているのだろうか?」
そのことを常に考える必要があると思うわけです。
■そして、実際、それらの疑問について、
職場で「やりすぎじゃないのか」と投げかけられることは少ないと感じます。
ゆえに、”過剰品質”を続けることになり、
生産性が上がらないと思うのです。
「すごいパワーポイントだね!」と褒められることはあっても、
「すごいパワーポイントだね。
でも、ちなみにどれくらいの時間をかけたの?
生産性は、どれくらいだと思う?」
と問われることは少ないように、
個人的に私は感じるのです。
■仕事は「質」も大事ですが、
「期限」もそれ以上に重要なのです。
・3日かけて、150%の品質のアウトプットが出てくるよりも、
・1日かけて110%の品質のアウトプットを出せるほうがよいだろうし、
・半日で80%の品質のアウトプットを出せるほうが、
場合によっては喜ばれるかもしれません。
ことわざで、
『巧遅は拙速に如かず』
とありますが、その意識も大事だと思うのです。
仕事がデキる人とは、
”相手の期待値の1割増しくらいのアウトプット”
を、”期限よりも早く、最速で出し続ける人”をいうのでしょう。
つまり、
【仕事がデキる人は「品質」と「期限」のバランスが絶妙である】
ということ。
そして『「品質」と「期限」のベストバランス』を実現するためには、
・相手の期待値を確認するスキル
・短期間で仕上げる作業能力
・タイムマネジメント力
・人に依頼する力
など様々な要因が絡んできます。
ということで、自分自身は、
「品質」と「期限」のバランス、どうだろうか?
そんなことを立ち止まって考えてみると、
自分の仕事の傾向も見えるかもしれませんね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
今日できることを明日にしてはいけない。
遅延は時間の泥棒だからだ。
チャールズ・ディケンズ(英国の小説家/1812~1870)
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