「お金で時間を買う」という発想が、幸福感を高めてくれる
(本日のお話 2102字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は、研修の企画。
ならびに1件の電話コーチング(受ける方)。
夜は久しぶりに、
ムエタイのジムに練習に行ってきました。
3ヶ月前被った右手中指の脱臼がようやく治りつつあり、
運動ができるのが幸せです。
人の体とは、意外と壊れやすいので、
皆さまもお気をくださいね(汗)
健康が一番。
*
さて、本日の話です。
私『ハーバードビジネスレビュー』という、
マネジメントの雑誌を購読しているのですが、
9月号のテーマが「時間と幸福のマネジメント」でした。
その記事の中で、大変納得&共感したとある記事がありましたので、
その内容を共有させていただきつつ、
学びを皆様にお伝えできればと思います。
タイトルは、
【「お金で時間を買う」という発想が、幸福感を高めてくれる】
それでは、どうぞ。
■お世話になっている経営者から、
数年前コンサルティングを受けた時に、
こんなことを言われました。
「成果を出したければ、
”時間でお金を買う”んじゃなくて、
『お金で時間を買う』という考えが鍵です。
お金を使って時間を買うようになったときに、
ブレイクスルーが起こりますよ」
と。
具体的に言うと、
・”時間”を作るために、全移動をタクシーにせよ
・”時間”を作るために、秘書を雇え
・家賃が高くても、職場のとなりに自宅を移動させるべし
ちょっと極端ですが、
これが「お金で時間を買う」というようなアクション、とのこと。
こういったことで「時間」を生み出し、
その「時間」で、更に価値を生み出す活動を行い、
雪だるま式に「生み出す価値」を大きくしていく。
これが成果を生み出すポイントだよ、
というお話でした。
■なるほど、そんなものなのか。。。
一部は納得しつつ、
5年前でしたから、起業前です。
「いやいや、とはいっても、
全移動タクシーとか、秘書を雇うとか、
それは経営者だからできることだよな、
ちょっと自分にはできないなぁ」
とか
「そこまでして時間を生み出しても、
そんなにやること、ないしなあ」
などと、と思っておりました。
(今では、100%共感いたしますが)
確かに、上記のような
「お金で時間を買うサービス」は少しお金がかかるため、
”1部の裕福な人だけがやる、専売特許”
のようなイメージがするかもしれません。
■しかしながら、
今月号のハーバードビジネスレビューによると、
メイドを雇う、
秘書を雇う、
タクシー全移動、
とまでは行かなくとも、
「時間節約型サービス」について、
こんな事実があるという記事が紹介されていました。
以下、一部引用しつつご紹介いたします。
(ここから)
ハーバードビジネススクール教授のアシュレー・ウィランズ氏は、
ケニアのナイロビにある世界有数の、
大規模で貧しいスラム、キベラで大掛かりな調査を実施してきました。
キベラで働く女性は、家事等の労働に週40時間を費やしています。
(干した洗濯物が盗まれないように見張る時間も含む)
ここでは女性の日給が平均5ドル。
そして、この貧しいスラムの市場にさえ
「時間節約型サービス」が存在することがわかりました。
洗濯物をコインランドリーにもっていく作業や、
洗濯そのものを他者にお金を払って依頼する。
あるいは、往復の移動時間を節約するために、
野菜を、お金を払って買ってきてもらう、というように。
そして、実際にこのサービスで時間の節約をしたとき、
”幸福度が増した”という結果が出たそうです。
(ここまで)
■こんな記事を見ると、
「メイドを雇う」
「秘書を雇う」
「タクシーで移動する」
という「時間節約サービス」に抵抗を感じる人も、
少し見方が変わるのかもしれません。
あれ、「お金で時間を買う」って、
意外と身近かもしれないぞ、と。
近くスーパーで大根1本128円だった。
1キロ先のスーパーは1本98円。
じゃあ、遠くまで買いに行こう。
20円の得をした。ラッキー。
…確かに「安く買えた」という、
達成感はあるかもしれません。
でもその代わりに「大切な時間」が、
なくなっていると感じていたなら。
大根の20円より、
・家族との時間
・本を読んでゆっくりする時間
・運動をする時間
・映画をみる時間
そのような時間こそが、
自分の「幸福」と感じているなら、
その選択は、本当に良い選択なのか。
もしかすると、自分の中の
「幸福の優先順位」を考えた時、
”お金で時間を買う”
という発想こそが、大切になるのかもしれません。
■今は「時間を節約する」ための、
便利なサービスや商品がたくさんあります。
例えば、個人的に
『これだけは絶対買うべき』と強く思っている
「時間を節約し幸福度を高めるもの」は、
~~~~~~~~~~~~~~~~
1位、全自動洗濯乾燥機
2位、全自動食器洗い乾燥機
3位、ルンバ
~~~~~~~~~~~~~~~~
これを揃えるだけで
「時間と幸福の関係」を噛みしめる事ができると、
保証いたします。
(持っていなくて、このメルマガを読んでいる人、
ぜひ、すぐに買ってください。結構、真面目に思います)
そして、たまに疲れた日には、
「UberEATS」で、宅配の食事をする。
空いた時間で、家族と会話。
ランニングに映画。
いくらかお金をかかるかもしれませんが、
ずっとずっと「幸福度」が上がる、
そう、私は感じています。
■そしてこのような工夫は、
実は意識次第でいくらでもできるのです。
「時間と幸福度の関係」というのは、
全ての人にとって共通で、大切なものです。
どこまで「お金で時間を買う」か。
それには、時間とお金の使い方、
そして生み出す幸福のバランスについて、
自分なりの哲学を考えることと、
相違ないことになるでしょう。
人生とは、時間で出来ている。
ゆえに、今日のこの記事は、とても大事なことだよな、
そのように思った次第です。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
現実とは、あなたの外側にあるだけでなく、
あなたの内側にもあるのです。
ドロシー・ロー・ノルト(米国の家庭教育コンサルタント/1924~2005)
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