1人の頭で10日よりも、みんなの頭で10分のほうが、早くてスゴい
(本日のお話 1345字/読了時間1分半)
■こんにちは。紀藤です。
昨日金曜日は、管理職研修の実施。
また今日も研修2日目。
結構、ハードでヘロヘロでございます(汗)
人材開発の世界は本当に奥が深く、
もっと修行が必要だなあと思った2日でした。
*
さて、本日のお話です。
今日は「研修実施」を通じて感じた学びについて、
皆さまにご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
【1人の頭で10日よりも、みんなの頭で10分のほうが、早くてスゴい】
それでは、どうぞ。
■起業して一番難しいと感じること。
その一つが、
「研修プログラムの開発」
です。
これまでお世話になってきた
(というか今も)
フランクリン・コヴィーの
『7つの習慣®SIGNATURE EDITION 4.0』
の研修プログラムなどは、
本当に完成・洗練されていて、
手前味噌ながらため息がでるほど、、、。
それは、多くの人とお金をかけて、
「研修プログラム開発」に投資しているから。
当然といえば当然なのかもしれません。
■一方、自分が1年半前に独立して、
”研修プログラム”
を初めて作ってみたときに、
その難しさを、骨身に感じたのでした。
・研修の目的を明文化する
・研修ストーリーを作る
・参加者の気持ちを考える
・使えそうなワークを考える
・研修ツールを作る
、、、
これらのこと、
自分の想像力が足りないのか、
能力不足なのか、あるいはどちらかか、
「どこまでいっても正解という確信が持てない」
この状況が延々と続くのです。
これはなかなかツラいものがあります。
■しかしながら、今回研修。
合計6名の人材開発のプロ(企業の人事など)の仲間に手伝ってもらい、
コラボレーションで研修を実施したのでした。
すると、その結果思ったのが、
【一人の頭で10日より、みんなの頭で10分のほうが、早くてスゴイ】
ということでした。
(スゴい=質が高い、奇抜、新しい発想、
などなどの意味で使っています)
例えっば、研修途中の昼休み、
何気ない「作戦会議」で繰り広げられる、アイデアの数々。
「こうしたほうがよさそう」
「ああいう方法もありそう」
「このアプローチのほうが機能しそう」
そんな、「ものの10分くらいのアイデア」で、
劇的に研修プログラムのコンテンツが、
洗練されていくのを感じたのでした。
1人で何日も悩んで、
ようやく進んだプログラム。
それでも浮かばなかったアイデア。
それを、6人集まって意見を語る10分が、
ゆうゆうと追い越していったのです。
■そしてこのようなことを通じて、
しみじみと思うわけです。
月並みですが、
(人は1人でできることはたかだかしれているなあ、、、)
と。
たしかに一人で孤軍奮闘、
スーパースターもかっこいい。
でも、一般的には
「たくさんの積極的なプロの脳みその集まり」
に、個人が勝てることはないかもしれない、
と思うわけです。
■『7つの習慣』では、
”第6の習慣 シナジーを創り出す”
といい、自立をした複数人が、
同じ目標を持ち、お互いの意見の違いを受け止め、
そしてより生産的に活かそうと思う時、
”1+1<3”
つまり、シナジー(相乗効果)が生まれる、
といいます。
■同じ方向を向いていて、
同じゴールを共有した、意志の高い、
自分で解決しようと思える人とタッグを組む。
実は中長期的にみて、
自分の成長のためにも、
生み出す価値の最大化のためにも、
本当に大切なことなんだろうなあ、
そんな事を思った次第。
チームの力は、偉大です。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
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<本日の名言>
”いまだ”というときに、”これだ”と思う連中と
”これだ”ってことをやれば、とんでもないものができあがるんだ。
マイルス・デイヴィス(米国のジャズトランペッター/1926~1991)
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