「問い」と「未知の情報」のコラボレーションが、人の成長を加速させる
(本日のお話 1519字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は合計3件の「個別コーチング」。
また1件アポイントを挟んで、
夜は「個別コンサルティング」でした。
*
さて、本日のお話です。
上記で「個別コーチング」と
「個別コンサルティング」と言いましたが、
違いに気が付かれましたでしょうか。
今日はこの紛らわしい2つの言葉、
それぞれカレッジのサービスではありますが、
個人的に”意味の違い”が、明確にある言葉でもあります。
今日はこの言葉から、
「人の成長を助け、加速させる要素」
について、思うところを
皆さまにご共有させていただければと思います。
タイトルは、
【「問い」と「未知の情報」のコラボレーションが、人の成長を加速させる】
それでは、どうぞ。
■「コーチング」と呼ばれる、
コミュニケーションの技法があります。
有名ですので、
今更説明することもないかもしれませんが、
このスキルは、”問い”を中心にし、
コーチはあまりしゃべりません。
いわば、クライアントに寄り添い、
クライアント自身が己の中にある答えを探す、
「”気づき”のお手伝い」
をするようなイメージです。
■一方、「コンサルティング」。
これは、「解決」を目的とした手法です。
私(紀藤)の場合、私から解決策の提案を投げまくります。
「こんな成功例もある」
「あんなアイデアもある」
「このアクションやったらオススメ」
と、ある意味、無遠慮に伝えて伝えて、
クライアントには、
「未知の情報(=解決策の案)」
を仕入れて頂く。
そして「これはいいかも!」と反応したものを、
クライアントにはゴリゴリやっていただき、
新たな世界に足を踏み出して頂く、、、、
というものです。
■会話の量だと、
「コーチング」は
クライアント:私 = 8:2
「コンサルティング」は
クライアント:私 = 4:6
くらいのイメージでしょうか。
すると、それぞれ同じ1時間でも、
その中身が違ってくるのです。
そして思うに、この
『「問い」と「未知の情報」』、
この2つが組み合わさってこそ、
「人の成長を助け、加速させるのではなかろうか」と、
よくよく思うのです。
■まず人は、
「自分は何をやりたいのか」
「自分はどうなっていきたいのか」
という”問い”があり、
そこに対して、本人が納得度を持たなければ、
自分の足で歩き出すことができません。
本人の意志がなければ、
「もっとキミは、こんな挑戦したほうがいい」
「こんな機会があるから言ってみたら?」
と善意で言っても、
本人にその気がないのですから、
ただのありがた迷惑でしかありません。
だから”問い”が大事。
■一方、”問い”だけでいいかというと、
そういうわけでもない。
「あなたはどうしたいんですか?」
「そのときあなたは、どう感じたんですか?」
「あなたにとって一番大切なものはなんですか」
だけでは、
「いや、わかんねーし」
「またその質問?」
と、先に進まないこともある、
と私は思うのです。
まさしく、「思考の詰み」状態。
”問い”があっても悶々としてループするだけ、
ということも無きにしもあらず。
(まあ、コーチの技量によりますが、
世にいる多くのコーチングはこうなることもしばしば)
■そのときに、
「まず知らない100人に会い、世界を広げるべし」
「ブログ/メルマガを書いて発信すべし」
「☓☓の本に答えがあるから、まず読むべし」
というように、具体的かつ、
すぐにアクション可能な
『未知の情報』が活きてくるのです。
「あなたの今の状況を思うに、こうしてみたらどうか?」
視野が広い先を行く人からの、
そんな切れ味鋭い提案、
本人にとっての「未知の情報」を渡すことで、
「そのアイデアがあったか」
と、一気に視野が広がることだって、
あるものです。
■”問い”だけでは、物足りない。
”未知の情報”だけでは、ありがた迷惑。
ゆえに、
【 「問い」と「未知の情報」のコラボレーションが、人の成長を加速させる】
と思うわけです。
”問い”を与え、自分で考える土台を作り、
”未知の情報”により、新しい世界を広げる。
これが、人の成長を支援する上で、
大事だなことだろうな、と思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
見聞を広くしなければならぬ。
小さな考えでは世に立てぬ。
大村益次郎(長州藩の医師・西洋学者/1824~1869)
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