「言葉にすること」が、自分のモヤモヤを晴れさせてくれる
(本日のお話 1578字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日まで、『システムコーチング』の3日間のワークショップ。
大変多くの気づきになりました。
最近、本当に白飯より、
「コーチング」を食らって(?)
いる気がします。
そんな中、若干疲れを感じていたので、
本日は、先日ドラマでも最終回を迎えた、
『ノーサイドゲーム』の小説をひたすら読んでおりました。
家にはテレビがないので、ドラマは見られないのですが、
物凄く面白くて、止まりませんでした。
気づけば、2015年の南アフリカのラグビー戦を、
YOUTUBEで見ながら、一人熱くなって涙しておりました(笑)
*
さて、本日のお話です。
ちょうど先ほどオンラインにて、
「コーチング」をお願いして受けておりましたが、
その際にコーチングにおける、
”言葉にする効果”
を自身の体感として感じたので、
そこからの学びを、皆さまにご共有できればと思います。
タイトルは、
【「言葉にすること」が、自分のモヤモヤを晴れさせてくれる】
それでは、どうぞ。
■コーチングの用語で、
『オートクライン』
という言葉があります。
これは、
”自分の思いや考えを言葉にすることで、
その言葉に自分自身が影響される”
という効果を伝えた用語です。
■私の体験談をご共有させていただきますと、
ここ1ヶ月ほど、
ずっとモヤモヤしていることがあり、
結局、同じことを考え、
頭の中でぐるぐると回っているだけにもかかわらず、
モヤモヤが晴れない、、、
と状態が続いておりました。
それは言葉にするならば、
・自分の力量不足、将来への不安、
・人との比較、何にフォーカスすべきかという迷い…
そんなところでしょうか。
(皆さまも、そういうの、ありません?
私だけでしょうか、、、)
いずれにせよ、いろんな思考がいくつも混ざって、
ごちゃっとして整理できないタンスの中身のように、
「果たして自分はどうしたいのか」
「何をすればスッキリするのか」
がなんともはっきりしない。
そんな状況が続いていており、
なんだか燃えきれない感じがあったのでした。
■そんな最中、ちょうどタイミングよく
自分自身が信頼できると感じていたプロコーチの方に、
新たにコーチングを受ける機会がありました。
その中でコーチの方は、
安心して話せる空気感に加え、
いくつか””本質的な質問”を投げかけてくれるプロの方。
そのプロセスの中で、
ただ思いの向くままペラペラと話すのですが、
ただそれだけなのに、
『自分で喋って、自分で思いを理解する』
作用の偉大さを知ったのでした。
■たぶん、多くの人にとって、
「思考が混沌としている感覚」というのは、
居心地が良いものではないと感じます。
しかしそれを一つ一つ切り分けて、
「自分は今こう思っている」
ということを口に出して説明しようとすると、
いずれにせよ、モヤモヤっとしていることを、
因数分解して語る必要が出てきます。
そうやって自分が口にした”言葉”を
話しながら並べて、見つめてみると、
さっき喋った言葉は「何か違うな」と思ったり、
逆に今話した言葉は、「そうそう、この言葉は自分にしっくりくる」
と感じたりして、
”自分の中で話しながら、
何が重要かの判断がつく”
という作用が起こるのです。
モヤモヤを切り分けて発言する中で、
本当に大切なこと、
大切だと思っていること、
大切にしたいこと
などが浮き彫りになってくる感覚があるのでした。
■自分の脳の中で考えているときは、
いろいろなものが同時並行的にごちゃっとしているものです。
しかし、それを”言葉”にすることで、
あやとりの絡まった結び目を解くかのごとく、
紐解かれ、スッキリしてくる。
そのプロセス自体が、
今の自分の問題を明確にし、
進むべき方向を自分で見つけさせてくれる、
そんなことを思うのです。
■もちろん、この感覚は人によって違うと思います。
導いてくれるコーチの技量、信頼度があり、
実現できることなのでしょう。
しかし、
自分1人ではなかなか考えられないと言う事あるでしょうし、
放っておくと、すぐあやとりが絡まるごとく、
頭がごちゃごちゃしてくる人もいるはず。
(そう、私のように)
そんな時は、
「コーチをつけて思いを言葉にする」
ことがもたらす効果は、
日々の活力を得る上でも、
想像以上に大きいな、と改めて感じたのでした。
ということで、
【「言葉にすること」が、自分のモヤモヤを晴れさせてくれる】
そんなことを思った、
というお話でした。
皆さまのご参考になれば幸いです。
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<本日の名言>
ただ自分自身であることに満足し、
比較したり競争することがないのであれば、
すべての人が君を尊敬するだろう。
老子(古代中国の思想家/紀元前6世紀頃)
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