「スクエアライフ」から外に出ることが、”未知の自分”と出会うための第一歩である
(本日のお話 2288字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
さて、先日より
『異業種交流会 ~経済環境分析を試みる~』
のご案内をしております。
思うに、普段「経済」について、
なかなか考えることはありません。
しかしながら面白いもので、
・ある”指標”に注目してみると、
その動きが株価を変える予兆になっていたり、
・あるいは政治の発言が、経済に思い切り影響していたり、
・半年先の経済の予測が見る人が見れば感じられたり
まだ見ぬ視点、は「知る人は知っている」のです。
そして、それらのことは
「存在を知る」だけでも「自分の視野」を拡げてくれて、
世界をより面白くしてくれます。
また知っている人も、今の経済の現状を知ることで、
より世界の見方が変わり、
俯瞰したものの見方をすることができます。
ゆえに、大変おもしろいのです。
ということで、ぜひこれまで参加された方も、
初めての方もお気軽にお越しくださいませ。
(以下ご案内です)
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<異業種交流会 ~経済環境分析を試みる~ (第4弾)>
■参加者のご感想
・知らない指標がたくさんあるなぁということです。
そもそも統計データ自体が正しいのか?疑ってかかる必要もあるのですね。
今日の指標が、具体的にどこを見ればチェックできるのかなども知りたいです!ありがとうございました!
.
・経済学部に居ながら、GDPをこういう風に考えたことは無かったのでとても新鮮で、
且つ、講師の方のご説明がとても参考になり、3時間があっという間でした。
ありがとうございました。
・経済の素人でしたが、非常に丁寧に分かりやすく理解する事ができました。
3時間があっという間でした!
・3時間。難しいテーマでしたが経済についての楽しさが感じられた時間でした。
■イベント詳細
◯日時:10月18日(金)19:00~22:00
◯対象者:どなたでもお申込み可能です
◯費用:5,000円
◯詳細・お申込み:https://forms.gle/phoG7wSiV3vW1QL36
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皆さまのご参加、お待ちしております!
*
さて、本日の話です。
個別コーチングをやっていて色々な方とお話をしていると、
「人が変わるために最も重要なことは何か?」
という問いが、頭から離れなくなります。
今日は、この「人の変容のために必要なこと」について、
思うところを皆様にお伝えできればと思います。
タイトルは、
【「スクエアライフ」から外に出ることが、”未知の自分”と出会うための第一歩である】
それでは、どうぞ。
■『ジョハリの窓』という、
対人関係における心理学の有名なモデルがあります。
それは、
・自分が知っている自己
・自分が知らない自己
・他人が知っている自己
・他人が知らない自己
という4象限を「窓」と例えて考えることで
お互いの誤解を解いたり、
自己開示によって相互理解を深めたり、
あるいは自分の盲点に気づくことができる、
という効果がある、そんなモデルです。
(詳しくは「ジョハリの窓」で検索してみてください。
いっぱい出てきます)
■その『ジョハリの窓』の中には、
”自分も他人も知らない自己=「未知の窓」”
というものがあります。
自分も知らない自分。
他人も知らない自分。
つまり「まだ出会っていない未知の自分」です。
では、そのような「未知の自分」に、
どうやったら出会えるのか。
■結論を言ってしまうと、
「未知の自分」と出会うためには、
『「新しい人との出会い」と「新しい経験」を通じて、
”外の世界”に触れること』
このことに尽きると思います。
*
この事を深く考えるために、
逆説的に考えてみたいと思います。
もし、こういった生活をしている人がいたらどうでしょう。
『スクエアライフ』という比喩を使った、
ある生活のパターンです。
家(朝)
↓
会社(昼)
↓
松屋でご飯(夜)
↓
コンビニに寄って立ち読み(夜)
↓
家
つまり、
「家、会社、松屋、コンビニ」
この4つの箇所を頂点とした決まったルーティン、
すなわち「スクエア(四角)」の中で、
いつもと同じ人と出会い、
いつもと同じ会社に行き、
いつもと同じテレビと雑誌を見て、
という生活をし続けるイメージ。
この「スクエアライフ」を、
ぐるぐるぐるぐる回っていく。
そして、このような生活を、
ひたすら20年してきたとしたら、
本人の思考はどうなるのでしょうか。
■おそらく、ですが、
”世界はこんなものである”
という思考が、
年齢を重ねれば重ねるほど、
どんどん積み上がっていくのではなかろうか、
と思うのです。
仕事ってこういうもの。
人間関係ってこういうもの。
社会ってこういうもの、
というように。
■本当は、自分が予想だにしない世界が外にあろうとも、
それは自分の生活の中には登場してこないわけですし、
雑誌で聞いたことがあっても、感覚を伴った体験にはならないので、
あくまでも「架空の世界」の出来事。
自分の身に迫ってくる事はありません。
ゆえに、
「自分の世界って狭いのだろうか」と疑問に思ったり、
「自分にはこういう可能性があるのかも」と視野が広がる機会も、
自分の身に極めて訪れづらくなる、
と思うわけです。
■もし「未知の自分」と出会いたければ、
「スクエアライフ」の外に出ることです。
スクエアライフそれ自体が悪いとは一切思いませんし、
その外に出ることが偉いとも思いません。
ただ、もし未知の可能性に出会いたいのならば、
一歩踏み出してみることです。
誰しもが、「スクエアライフ」とまでは言わずとも
やっぱり「安心領域」の外に出る事は怖いもの。
だから、四角が五角形、六角形になっていても、
なんだかんだ言って予測ができるいつもの場所、いつもの人の中で、
留まることが多くなるのは否めません。
しかし、「未知の自分」と出会いたい、
その願いがあるのであれば、いつものルーティンから、
スクエアライフの外に一歩踏み出してみると、
「かくも広い世界があったのか!」
と気づくものです。
私も、いろいろな人と会えば会うほど、
自分がいかに知らないことだらけであるかを知ります。
本当に、外は広い。
そして、面白い。
外に、出ましょう。
ただただ、そう思います。
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<本日の名言>
誰もが自分自身の視野の限界を
世界の限界だと思い込んでいる。
ショーンハウエル
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