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2066号 2019年10月17日

価値観を明確にし、価値観に順位をつけることで、日々の選択に迷いがなくなる

(本日のお話 2252字/読了時間3分)


■こんにちは。紀藤です。

昨日は1件のアポイント。

並びに午後からは、
「ストレングス・ファインダー研修」の実施サポートでした。
また夜は、英語塾への参加。



さて、早速ですが、本日のお話です。

日々心健やかに過ごすためには、
「価値観に順位をつけること」
が大変重要である、と思っています。

とはいえ、この曖昧な”価値観”という言葉。

今日はこのテーマより思うところを、
皆様にご共有させていただきたいと思います。


タイトルは、


【価値観を明確にし、価値観に順位をつけることで、日々の選択に迷いがなくなる】


それでは、どうぞ。


■有名な人材開発の会社である
リンクアンドモチベーション働いている友人が、以前、

「うちの会社(リンク)では、
 組織の中で”優先すべき項目の順位”をつけているんだよ」

という話を聞いたことがあります。

そして同じ話を偶然、先日、
とある動画で目にして、あらためてその大切さを考えていました。



ちなみにどういう話かというと、
リンクアンドモチベーションでは、

「迷ったら次の判断基準で判断せよ」

と明言しているそうです。

その順位とは、

=============================

法令遵守>健康状態>家族関係>組織人事>顧客満足>業績向上

=============================

の順位であるとのこと。


■上記の項目は
並べてみるとわかりますが、
どれも全部大事な項目ですよね。

なので、もちろん、
全部取りに行こうとはします。

、、、しかしながら現実には、
どっちを取ればいいか悩ましいときが、
やっぱり起こるのです。


例えば、

・無理をすれば”契約”はとれる、
・しかし、それをすると”社員”が著しく疲弊する。
 場合によっては、辞めてしまうかもしれない。
 
みたいなとき。

そんなときは、
「組織人事」のほうが「業績」よりも優先順位は高いので、

『業績よりも、社員を優先する』

という結論になるのです。


「岐路に立たされた時は、
 優先順位が高いものを優先する」

このことを明確にすることで、
組織の中で判断基準がブレず、
大切なことを大切にすることができる、

そんな話だったかと思い、

へえー、なるほどな、と思ったのでした。


■そして、その話を聞いて、
思うことがありました。

それは、

「これ、組織だけではなく、
 私たち個人においても重要なことだよな」

と。


ちなみに、『7つの習慣』の中でも、

「1,価値観を明確にする」こと
「2,価値観に優先順位をつける」こと

を推奨しています。


皆様一人ひとりにも、
色々な”価値観”があるかと思います。

しかしながら、その価値観について、

”「明確にしておく」&「順位をつけている」”

という(マニアックな)人は、
おそらく少ないのではないでしょうか?

仕事か、家庭か?

仕事か、健康か?

友人か、趣味か?

、、、

どれも大事。
そして、それぞれが捨てがたい。

そんなとき、自分自身で、
”判断軸”となる道しるべとして、

「1,価値観を明確にする」こと
「2,価値観に優先順位をつける」こと

が日々の判断をしやすく、
生きやすくしてくれるのだろう、

と思うわけです。


■私自身の話ですが、10数年前、
新卒で入った某飲食店で、働きすぎて心身を壊し、
そして退職した(逃亡した)経験ががありました。

その後、『7つの習慣』と出会って、

”自分の中で大切にしたい価値感”

を明確にしたのですが
その時の「価値観と、価値観の順位」は、
以下のようになりました。


1,誠実である
2,自尊心を持つ
3,健康である
4,前向き、積極的である
5,好奇心がある
6,情熱的である
7,成長し続ける
8,ホスピタリティーの精神を持つ


上から順番に、
私が大切にしている価値観の順位(2006年)
、、、のようです。


■自分でいうのもなんですが、
ちょっとカッコつけてる感がありますが(汗)
(特に「誠実である」とか)

まあ、概ね本当ですし、
今もそうだと思っています。

ただ、ここで言いたいのは、
このメルマガでも「成長だ」とか「目標だ」とかいっていますが、
それよりもなによりも、


『自尊心を持つ』とか『健康である』

のほうが、ずっと大事である、ということ。


■いくら「成長」していようが、
「前向き」などと言っても、

そもそも、

”自分のことを嫌いだったら幸せじゃない”と思うし、
”そもそも自分が健康でなければ何もできない”

と思うから。

それを働きすぎで、
心と体を壊したことによって認識したからでしょう。

そしてこれをあえて
『価値観を明確にする』ことで、その後、

「ギリギリまで頑張るけれども、
 自分の体を壊すまでは頑張らない」

という、リミットを設けることができる。


そして、そんな

「1、価値観の明確化」
「2、価値観の順位付け」

のルールを設けることで、
心身ともに健やかな状態でいられると思うのです。


■皆様の中にも、言葉にはしていなくとも、

「私はこれを大事にしている」

という”価値観”があるのではないでしょうか?


しかし、言葉にしていないと
曖昧模糊としていて、雲をつかむような、
ふわっとした状態ではないでしょうか?


ですが、「言葉」にする、というのは、
曖昧なものをより具体化すること、
思考の粒度を細かくし、思考を見える化することです。



「1、価値観を明確化する」
「2、価値観の順位付けする」


たったこれだけですが、
いざと言う時に判断に迷わなくなります。


リンクアンドモチベーションのように、
そして比べるのは恐縮ですが、
私の一つの例のように、


【価値観を明確にし、価値観に順位をつけることで、日々の選択に迷いがなくなる】


そのように思った次第です。

最後までお目通し頂き、ありがとうございました。
本日も皆様にとって素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

どうして自分を責めるんですか?
他人がちゃんと必要な時に責めてくれるんだから、
いいじゃないですか。

アインシュタイン(理論物理学者/1879-1955)

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