世界3000万部ベストセラー『7つの習慣』を格段に読みやすくするための3つのキーワード
(本日のお話 2888字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は、7つの習慣を、
合計20回に分けてがっつり学び体得するという、
『7A(セブン・エース)』
https://the-academy.jp/
なるパートナー会社様のプログラムに、
参加してまいりました。
ビジネス書『7つの習慣』は、言ってしまえば、
ごく当たり前のことを伝えているだけ。
しかしながら、なぜ世界3000万部、
日本では230万部売れ、
あらゆる著名な経営者を始め、
多くの方から支持されているかと言うと、
『結局答えは、原則的なことにある』
からなのだろう、と思います。
あらためて、何度も見聞きしたはずの7つの習慣を、
じっくりディスカッションで考えてみて、
本当に深く、探求すればするほど、
多くの気づきがあるコンテンツだな、と思った次第です。
手前味噌ですが、
「7つの習慣」一生使える本当に良い知恵です。
本を読んだことがない方は、
漫画版もありますので、ぜひ。
*
さて、本日のお話です。
そう言えば最近、
「7つの習慣」系のお話をしていなかったな、
と思いましたので、
”本日は7つの習慣を理解するコツ”自分
について、
皆様にご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
【世界3000万部ベストセラー『7つの習慣』を格段に読みやすくするための3つのキーワード】
それでは、どうぞ。
■皆さまは、『7つの習慣』、
お読みになられたことはありますでしょうか?
ご存知の方にとっては、
今更お伝えすることもないことですが、
・米国フォーチュン100社の90%、500社の75%への研修導入実績
・書籍『7つの習慣』全世界3,000万部、日本でも200万部の発行数
・経営者が最も薦めたいビジネス書 1位
・国内のみでも、約20年の実績、そして25万人以上の受講者数
という実績があり、
また著名人からの言葉も、
「200年にわたる「成功」に関する文献等を
研究された結果である本書は、世界の貴重な財産です。」
- 奥田 碩 氏 (元トヨタ自動車株式会社 代表取締役社長)
「コヴィー博士は、標準のオペレーティングシステム、
いわば個人の効果性の“ Windows ”を生み出し、簡単に使えるようにしたのだ。」
- ジム・コリンズ (『ビジョナリー・カンパニー』著者)
「『7つの習慣』に出会った時の衝撃と興奮は今も鮮明に覚えている。
それ以来、私の座右の書となり、人生の道標となっている。」
- 高野 登 氏 (ザ・リッツ・カールトン・ホテル日本支社長
と評されている本です。
当然、私の人生も大きく変えた1冊でした。
■しかしこの本、500ページもある大著。
ワークショップなどで、
「7つの習慣を、全部読んだことがある人ー?」
と聞いてみると、知っている、本を持っているという人は
1/3いくらいても、最後まで読み通したことがある方は、
極めて少なくなります。
(イメージだと、100人中5人ぐらい)
それは何故かと言うと、
”全体構造(ストーリー)がぱっと見て分かりづらい”
と、私は思っています。
■その中で、
「7つの習慣を読みやすくするストーリー」
があることを、皆様ご存知でしょうか。
答えは、
『依存』
『自立』
『相互依存』
というストーリーです。
そもそもですが、
「7つの習慣」のベースには、
”人の成功には、「人格」が深く関わっている”
という前提があります。
著者のコヴィー博士が調べたところによると、
過去、偉大なことを成し遂げた人を分析した結果、
長期・継続的な成功を生み出すためには、
スキル、テクニックだけではなく、
”謙虚さ、誠実さ、人と協力すること、
目的意識を持っていること、どんな時でも自ら動くこと”
などの、
「人格的要素」が多分に含まれていることがわかりました。
■しかし、この「人格」という言葉。
極めて曖昧で、
「人格」を成長させていくためには、
どのようなステップが必要なのか、
これが非常にわかりづらかったのです。
そもそも抽象的だし、
人によって定義が違ったり、
掴めそうで掴みどころのない言葉だからでしょう。
しかし、コヴィー博士が、
多くの成功者について何百冊と調べた結果、
「人格を成長させるストーリーがある」
と分かったのです。
それが、前述した
『依存』
『自立』
『相互依存』
の3つのステップになります。
■それぞれ、簡単に説明いたしますと、
『依存』は、言葉通り、
誰かに依存している状態。
主語は「あなた」です。
・「あなた」が私に的確に指示をしてくれなかったから、
私は仕事ができないのだ。
・「あなた(お母さん)」が朝起こしてくれなかったから、
私は朝起きれなかった。
・「あなた(会社)」の方向性が悪いから、
商品は売れず、自分の営業成績は悪いのだ。
というイメージ。
うーん、書いていて気が重くなりますね。。。
皆さまは、当てはまりますでしょうか?
■そして、『自立』。
主語は「私」、になります。
・「私」が、この仕事をやります。
・「私」が、責任を持ってやります。
・会社の方向性は納得できないが、
そんな会社は「私」が選んだのだ。
皆さま、どうでしょうか?
■そして最後、『相互依存』。
ちょっと意味がわかりづらいですが、
英語だと「interdependent」。
”相互協力”と言う意味です。
自立した人同士がお互いに協力している状態。
このときの主語は、「私たち」となります。
・「私たち」で、このプロジェクトを成し遂げよう。
・「私たち」で力を合わせ、この試合に絶対に勝つ。
・「私たち」が補い合うからこそ、できることがある。
というイメージ。
、、、皆さまは、
『依存』『自立』『相互依存』、
どれに当てはまりますでしょうか?
■見ていただくと分かると思いますが、
『依存』『自立』『相互依存』に従って、
人格的なレベルが成長しているイメージです
人は誰かのせいにしてしまう子供の状態から(依存)、
自分の足で立ち(自立)
そして協力し、補い合って大きなことを成し遂げる(相互依存)
人間的なレベルの成長を経て、
最終的に「他者とシナジーを作り出す」ことを、
最終地点として旅を続けます。
そして、いかにして、
この『依存』『自立』『相互依存』の階段を上っていくのか。
ここに、「7つの習慣」が当てはめられるのです。
まず、旅の基本装備として、
「基礎原則」
(インサイドアウト=自分から始める、パラダイム=ものの見方 他)
が説明され
『依存』から『自立』へ至るために
・第1の習慣 主体的である
・第2の習慣 終わりを思い描くことから始める
・第3の習慣 最優先事項を優先する
があり、そして
『自立』から『相互依存』に至るために、
・第4の習慣 Win-Winを考える
・第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解される
・第6の習慣 シナジーを創り出す
があり、それを”磨き続ける”という意味での、
・第7の習慣 刃を研ぐ
へ続いていくのです。
■…という構造を、
頭の中に入れて読み進めていくと、
この500ページある大著も、
”今ここで、何を言っているのか”
が全体的に俯瞰してわかり、
読みやすくなることでしょう。
そんな視点から、本を持っている方は改めて読んでみると、
格段に理解が深まるはずです。
意外とこの話知られていないよなあ、と思ったので
久しぶりに、『7つの習慣』のお話でした。
ご参考になれば。
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<本日の名言>
人間の運命を変えようと思ったら、
まず日々の習慣から変えるべし。
松下幸之助(松下電器創業者/1894-1989)
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