「揺るがない自分を作る」ための2ステップ ~ありのままを受け入れる編~
(本日のお話 2054字/読了時間3分半)
■こんにちは。紀藤です。
昨日日曜日は、
コーチングのワークショップに参加。
またその後は、読書とムエタイジムと、
英語の勉強などでした。
*
さて、早速ですが本日のお話です。
昨日参加したコーチングのワークショップにて、
「自己基盤」
というキーワードについて、
学びと気づきがありましたので、
本日はそのお話を皆様とご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
【「揺るがない自分を作る」ための2ステップ -ありのままを受け入れる編-】
それでは、どうぞ。
■「コーチング」という言葉は、
今は企業の組織開発においては、
だいぶ有名になってきた言葉ですが、
そんなコーチングにおいて、
コーチ自身が大切にすべきことがある、
と言われます。
それは、コーチ自身が
『”自己基盤”を整える』
こと。
■”自己基盤”とは、読んで字のごとく、
『自分という人間の、見えていない大切な土台』
を意味します。
建物でもそうですが、
土台の部分が強固になっていたら、
・周りの衝撃に対して揺らがない
・相手の感情に飲み込まれない
・常に毅然としていられる
・いつも動じない保つことができる、
というように、
「揺るがない自分」として、
凛として立ち続けていられるのでしょう。
■想像してみればそうですが、
コーチ(相手をサポートする役割)の人が、
相手のの悩みや課題を聞いたときに、
「土台」がしっかりしておらず、
・相手の問題を、自分に当てはめて動揺している、とか
・相手の言葉に対して感情的になっている、とか
・相手の感情に巻き込まれ、鬱々としたり、
イライラしたり悲しくなったりしている、
となっては、コーチもクライアントも、
大丈夫だろうか、、、と不安になるでしょう。
あるいは、自分の土台がしっかりしていないと、
自分が過去、苦手だった人と同じようなタイプが、
クライアントになったとき、
無意識にそのクライアント苦手と思ったり、
穿った見方をして、無意識に厳しく接してしまったり、
ともなりかねません。
(と、、、プロなのにそんなことあるのか、
といっても人間だからありえるのです)
■「人をサポートする」という意味では、
もちろんコーチという職業もそうですが、
人を指導したり、支援したりする、
組織の「管理職」や「リーダー」にも同じことが言えるはず。
そんな意味でも、
この「自己基盤」というテーマを
皆さまにもご共有したいと思っています。
■ちなみに、この「自己基盤」を、
どのように高めることができるのか。
それには、大きく2つの過程がある、
と考えています。
まず1つ目。それは、
『STEP1, ありのままの自分を認める』
こと。
(某有名の映画のような言葉ですが)
まずはそこからです。
■ちなみに、
「ありのままの自分を認める」というのは、
・別にだらしなくても、
・人に依存してても、
・約束守れなくても仕方ないじゃない、
そんな”できてない自分”をまるごと認めようl
という意味ではありません。
「ありのままの自分を認める」とは、、
『自分がどのようにして、
今の自分になってきたのかのストーリー』
を”自分自身で明確に理解し、
それを受け入れること”です。
■人は、間違いなく、何かに影響を受け、
今の自分が出来上がっています。
・自分がどんな家庭に生まれ、
親にどんな教育をされ、どんな価値観が育ってきたのか。
・友達関係で、どんな経験があったのか。
・どんなコミュニティに所属して、どうやって自分ができてきたのか。
・嬉しかった体験も、自信を得た体験も、
傷ついた体験も、傷つけた体験
も全て含めて、
『自分がどのようにして
”今の自分になってきたのか”のストーリー』
を明確に自分で理解し、
「なるべくして、今の自分ができている」
と認めることが、
”ありのままを受け入れる”ということ。
「人前に立つのが怖い」のも、あの小学校2年生のとき、
人前で歌を歌ってバカにされた経験があった、とか、
「期待に答えなければ」と強迫的に思ってしまうのは、
親から承認や愛情が欲しくて、
一生懸命頑張っていた思いが繋がっている、とか、
「強くなりたい、負けたくない」というのも、
幼少期、いじめられていて悔しい思いをしたから、とか、
『今の自分に続くストーリー』
があるもの。
そのことを理解すると、
「ありのままの自分自身の受容」
につながっていきます。
■そして、そのストーリーを含めて、
「ありのままの自分を受け入れる」ことができると、
次は、誰かを受け入れる準備が整います。
自分にもストーリーがあるように、
相手にもストーリーがある。
自分自身のストーリーを認めて初めて、
他人のストーリーの存在も認めることもできる。
逆に、自分のストーリーを認めていないと、
結局、他人に対しても否定的になったりします。
「なんであなたはそうなの?」
「意味がわからない」
「もっとこうしなさいよ」
他人に対して無闇に厳しい人は、
”実は自分自身のことを受け入れられていない”、
というのは、よくある話なのです。
ゆえに、
【自分がなぜ今の自分になったのか、
このストーリーを深く内省し、明確に理解すること】
が「揺るがない自分を作る(自己基盤を整える)」ための、
第1ステップなのです。
そして2つ目ですが、
長くなりましたので、明日に続けたいと思います。
皆さまは、ご自分がどのように、
今の自分の考えや、価値観や、こだわりができたのか、
自分に深く問いかけたことはありますか?
傷ついた経験、怖れている事も含め、
自分自身をどれくらい理解していますか?
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<本日の名言>
好かれようとしているだけなら、
いつでも何でも妥協する用意があり、
何も達成しないだろう。
マーガレット・サッチャー(イギリスの政治家/1925-2013)
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