「一度崩れたモラル」を巻き直し、再スタートをする方法
(本日のお話 2522字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は、1件のアポイント。
並びに、コーチング(受ける方)。
そして、英語塾への参加でした。
「英語を喋れないストレス」を日々感じることが、
「英語を勉強しよう!」という一番の活力になると感じております。
よって、早朝25分の、
オンライン英会話をルーティンに
加えることにいたしました。
1月末まではこの体制でいきたいと思います。
(できる、いや、きっとできるはず!)
*
さて、本日の話です。
本日のテーマは、
【「一度崩れたモラル」を巻き直し、再スタートをする方法】
それでは、どうぞ。
■私(紀藤)が大学卒業後、最初に携わった仕事は、
「飲食店のキッチンスタッフ」
でした。
有名な飲食チェーンに、新卒で入社。
そこで読んで字の如く、
馬車馬の如く働きまくりました。
そこで得たものは、
”「仕事ってこんなに大変なものなのか...」という仕事感の刷り込み”
(朝10時から夜12時は普通。
朝10時から深夜3時、朝5時もよくある話でした汗)
加えて、その”刷り込み”によって、
その後、携わる全ての仕事が楽に感じた、
という効果でしたが、
その次に得た大きな教訓の一つが、
『物事のモラルは必ず下がる』
という原則を体感したことかと思っています。
■新卒の当時、
私は新店のオープンスタッフとして
三軒茶屋のお店に配属されました。
その時にスーパーバイザーの上司が、私に行って聞かせてくれた話が、
『物事のモラルは必ず下がっていく』
という話でした。
内容としては、以下のような話でした。
「紀藤、お店のモラルと言うのは、
”新店の今、オープンした今が1番高い”
ことを覚えておいた方が良い。
最初はみんなルールをきちんと守り、
定位置管理をして、お店を綺麗に保とうとする。
しかし、途中で、
「モラルが下がる瞬間」が必ずやってくる。
キッチン内でつまみ食いをする奴が出てきたり
ホールでだらしない形で立っていたり。
そしてそれを一旦許すと、
それが普通になり、どんどんモラルが下がっていく。
そして冷蔵庫や、ドロワー(引き出し)が汚れていって、
ホール内も汚くなって、料理の質も、接客の質も落ちていく。
こういうことが起こることを、 覚えておいたほうがよい」
だから、「オープンの今が一番大事なんだ」という、叱咤激励の言葉で締めくくられた短い話でした。
■飲食業界では、長い期間働くことはなかったのでしたが、それでもこの話に関しては、「確かにその通りだな」と、今思い出しても感じるのです。
不思議なもので、
【人は一度モラルが崩れると、まぁいっかと、
そちら側(簡単な方、楽な方)へと流れ続ける】
生き物であるようです。
飲食店で一度ルールを破って「例外事項」ができると、その例外事項が、いつの間にか普通になってしまうかのごとく、
例えば、日常生活でも、
・毎日通っていたジム。
「ある日行けなかった」という瞬間になし崩し的に、 明日、明後日も、「忙しいし行けなくて仕方ないか」となって、
必ずジムに行く、が行かない日もある、となり、
いつしか行かない日のほうが多くなり、
最終的には1日もいかなくなり、退会になった、
とか、
・ダイエットをしようと食事に気をつけていた。 ある日ドカ食いをしたら、それを機に
甘いものを食べるのが止められなくなった。 (そして太りに太った)
みたいに、
【人は一度モラルが崩れると、まぁいっかと、
そちら側(簡単な方、楽な方)へと流れ続ける】
という現象は私だけでなく、
皆さまにも体験があるのではなかろうか、
と思うのです。
■ちなみに、私も例外なく、この「そちら側」へ流れている人間です。
実はこのメルマガ、始めた当初は、
「必ず朝8時までに送る」
がマイ・ルールとしてありました。
そして必ず守っていました。
しかしある時、
朝8時までに送れなかったという1日を境に、
どんどんと配信時間が遅くなっていきました。
そして最近は9時をすぎるようになっております(汗)
これも、
「自分の中で決めたルールを一度破ってしまった」
ことで、「例外事由」が常態化していき、
なし崩し的に開始時間が遅れていった、
という状態におります。
■しかしながら、
「一度決めたルールを復活させたい」という思いも、同時にあったりするもの。
でも、ルールの復活は難しく、
モラルの低下も止められないものの、なんとか、
【「一度崩れたモラル」を巻き直し、再スタートをさせたい】
という想いもあったりするわけです。
ではどうすれば、
このモラルの低下を元に戻すことができるのでしょうか?
■基本、
”いちど崩れたモラルを元に戻すのは極めて難しい”
という前提はあります。
ただ、1つ方法があるとすれば、
『別の「外圧」を加えて、仕切り直す』
ことは、効果的かと思われます。
例えば、先の飲食店の例だと、
「店長が変わって、新たな外圧が加わるとモラルが復活する」
ことがあります。
実際、同じ立地、場所なのに、
店長が「スーパー店長」と呼ばれる、
強力な”モラリスト”に変わり、
「これじゃダメだ」
「そのやり方は直しなさい」
「この棚割りはよくない」
とメスを入れてくると、
ルールが復活することがあるのです。
そして、お店の雰囲気が変わる、
売り上げが変わる、モラルが刷新される、
そして不死鳥のように生まれ変わることがありました。
■ただ言えるのは、やはり
「自分の力、意志だけでモラルを復活させよう」
というのは極めて困難、ということ。
ゆえに、残念なようですが、
【「外部」からの何かしらの圧力】
が結局、ルールの復活、モラルの復活のためには有効であり、
それを意図的に組み込むことが、
仕切り直しに有用な施策であろうかと思っております。
■冒頭に私が「早朝、英会話を始めた」とお伝えしましたが
これも、「外圧」を設けての動きです。
最近遅くなったメルマガの配信時間を
なんとかしたいと常々思っておりましたので、
いつも朝、本を読んだり、
インプットモードになっているところを
アウトプットモードに変え、脳の覚醒をさせる、ということを
「朝一の強制的な英会話レッスン」(=外圧)
という「外圧」からもたらし
「その勢いでメルマガ配信をする」
という施策の一つでございます。
うまくいくかどうかは、これから。ただ、
『外圧を使い、仕切り直しをする』
ということは、
【「一度崩れたモラル」を巻き直し、再スタートをする】
ために一つのヒントになりうるのであろう、
そのように思う次第です。
皆さまは、取り戻したい習慣、再スタートしたい習慣などありますか?
あるとしたら、そのために、どのようなことができそうですか?
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<本日の名言>
いさめてくれる部下は、一番槍をする勇士より値打ちがある。
徳川家康(江戸時代の武将/1543-1616)
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