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2120号 2019年12月10日

「一度崩れたモラル」を巻き直し、再スタートをする方法

(本日のお話 2522字/読了時間3分)

■おはようございます。紀藤です。

昨日は、1件のアポイント。

並びに、コーチング(受ける方)。
そして、英語塾への参加でした。

「英語を喋れないストレス」を日々感じることが、
「英語を勉強しよう!」という一番の活力になると感じております。

よって、早朝25分の、
オンライン英会話をルーティンに
加えることにいたしました。

1月末まではこの体制でいきたいと思います。
(できる、いや、きっとできるはず!)


さて、本日の話です。

本日のテーマは、


【「一度崩れたモラル」を巻き直し、再スタートをする方法】


それでは、どうぞ。



■私(紀藤)が大学卒業後、最初に携わった仕事は、

「飲食店のキッチンスタッフ」

でした。

有名な飲食チェーンに、新卒で入社。

そこで読んで字の如く、
馬車馬の如く働きまくりました。

そこで得たものは、

”「仕事ってこんなに大変なものなのか...」という仕事感の刷り込み”
(朝10時から夜12時は普通。
 朝10時から深夜3時、朝5時もよくある話でした汗)

加えて、その”刷り込み”によって、
その後、携わる全ての仕事が楽に感じた、
という効果でしたが、
その次に得た大きな教訓の一つが、

『物事のモラルは必ず下がる』

という原則を体感したことかと思っています。

■新卒の当時、
私は新店のオープンスタッフとして
三軒茶屋のお店に配属されました。

その時にスーパーバイザーの上司が、私に行って聞かせてくれた話が、


『物事のモラルは必ず下がっていく』


という話でした。


内容としては、以下のような話でした。


「紀藤、お店のモラルと言うのは、
 ”新店の今、オープンした今が1番高い”
 ことを覚えておいた方が良い。

 最初はみんなルールをきちんと守り、
 定位置管理をして、お店を綺麗に保とうとする。

 しかし、途中で、
 「モラルが下がる瞬間」が必ずやってくる。

 キッチン内でつまみ食いをする奴が出てきたり
 ホールでだらしない形で立っていたり。

 そしてそれを一旦許すと、
 それが普通になり、どんどんモラルが下がっていく。

 そして冷蔵庫や、ドロワー(引き出し)が汚れていって、
 ホール内も汚くなって、料理の質も、接客の質も落ちていく。

 こういうことが起こることを、 覚えておいたほうがよい」

だから、「オープンの今が一番大事なんだ」という、叱咤激励の言葉で締めくくられた短い話でした。

■飲食業界では、長い期間働くことはなかったのでしたが、それでもこの話に関しては、「確かにその通りだな」と、今思い出しても感じるのです。

不思議なもので、


【人は一度モラルが崩れると、まぁいっかと、
 そちら側(簡単な方、楽な方)へと流れ続ける】


生き物であるようです。

飲食店で一度ルールを破って「例外事項」ができると、その例外事項が、いつの間にか普通になってしまうかのごとく、

例えば、日常生活でも、
・毎日通っていたジム。
「ある日行けなかった」という瞬間になし崩し的に、 明日、明後日も、「忙しいし行けなくて仕方ないか」となって、
 必ずジムに行く、が行かない日もある、となり、
 いつしか行かない日のほうが多くなり、
 最終的には1日もいかなくなり、退会になった、

とか、

・ダイエットをしようと食事に気をつけていた。 ある日ドカ食いをしたら、それを機に
 甘いものを食べるのが止められなくなった。 (そして太りに太った)

みたいに、

【人は一度モラルが崩れると、まぁいっかと、
 そちら側(簡単な方、楽な方)へと流れ続ける】

という現象は私だけでなく、
皆さまにも体験があるのではなかろうか、
と思うのです。


■ちなみに、私も例外なく、この「そちら側」へ流れている人間です。
実はこのメルマガ、始めた当初は、

「必ず朝8時までに送る」

がマイ・ルールとしてありました。
そして必ず守っていました。

しかしある時、
朝8時までに送れなかったという1日を境に、
どんどんと配信時間が遅くなっていきました。
そして最近は9時をすぎるようになっております(汗)

これも、

「自分の中で決めたルールを一度破ってしまった」

ことで、「例外事由」が常態化していき、
なし崩し的に開始時間が遅れていった、

という状態におります。


■しかしながら、
「一度決めたルールを復活させたい」という思いも、同時にあったりするもの。

でも、ルールの復活は難しく、
モラルの低下も止められないものの、なんとか、

【「一度崩れたモラル」を巻き直し、再スタートをさせたい】

という想いもあったりするわけです。

ではどうすれば、
このモラルの低下を元に戻すことができるのでしょうか?


■基本、

”いちど崩れたモラルを元に戻すのは極めて難しい”

という前提はあります。
ただ、1つ方法があるとすれば、

『別の「外圧」を加えて、仕切り直す』


ことは、効果的かと思われます。

例えば、先の飲食店の例だと、

「店長が変わって、新たな外圧が加わるとモラルが復活する」

ことがあります。

実際、同じ立地、場所なのに、
店長が「スーパー店長」と呼ばれる、
強力な”モラリスト”に変わり、

「これじゃダメだ」
「そのやり方は直しなさい」
「この棚割りはよくない」

とメスを入れてくると、
ルールが復活することがあるのです。

そして、お店の雰囲気が変わる、
売り上げが変わる、モラルが刷新される、

そして不死鳥のように生まれ変わることがありました。


■ただ言えるのは、やはり
「自分の力、意志だけでモラルを復活させよう」

というのは極めて困難、ということ。

ゆえに、残念なようですが、

【「外部」からの何かしらの圧力】

が結局、ルールの復活、モラルの復活のためには有効であり、

それを意図的に組み込むことが、
仕切り直しに有用な施策であろうかと思っております。


■冒頭に私が「早朝、英会話を始めた」とお伝えしましたが
これも、「外圧」を設けての動きです。

最近遅くなったメルマガの配信時間を
なんとかしたいと常々思っておりましたので、

いつも朝、本を読んだり、
インプットモードになっているところを
アウトプットモードに変え、脳の覚醒をさせる、ということを

「朝一の強制的な英会話レッスン」(=外圧)

という「外圧」からもたらし

「その勢いでメルマガ配信をする」

という施策の一つでございます。

うまくいくかどうかは、これから。ただ、


『外圧を使い、仕切り直しをする』

ということは、


【「一度崩れたモラル」を巻き直し、再スタートをする】


ために一つのヒントになりうるのであろう、
そのように思う次第です。

皆さまは、取り戻したい習慣、再スタートしたい習慣などありますか?
あるとしたら、そのために、どのようなことができそうですか?
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<本日の名言>

いさめてくれる部下は、一番槍をする勇士より値打ちがある。
徳川家康(江戸時代の武将/1543-1616)
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