矛盾するフィードバックによって、「揺るぎない自分の軸」が確立されていく
(本日のお話 1658字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は4件の個別コーチングでした。
また夜は、国際コーチ連盟の資格取得のため、
コーチングのデモの録音。
またその他、英語の学習。
そして最近の疲れ気味だったので、
プレステ4をやりました。
ゲーム、楽しいです(笑)。
*
さて、本日のお話です。
最近、メルマガに対して、
フィードバックをいただくことが
なぜだか増えております。
そしてこれは本当に、本当にありがたいこと!
(フィードバックをお送りいただいた皆様、
本当にありがとうございます!)
今日はその流れを受けて
「フィードバックが自分の成長にもたらす影響」について、
思うところをご共有させていただければと思います。
タイトルは、
【矛盾するフィードバックによって、「揺るぎない自分の軸」が確立されていく】
それでは、どうぞ。
■「フィードバック」という言葉があります。
最近、1on1、コーチングなど、
少しずつ言葉が流行ってきているため、
人材領域で働く人にとっては、
比較的知られるようになったこの言葉。
細かく定義すると、
いろいろ意味はあるのですが、
『相手に対してどう見えたかなどの意見や評価を、
率直に相手に伝えること』
と理解していただければ良いかと。
■しかし、この『フィードバック』なるもの。
なかなかに曲者です。
こと、今日お伝えしたいのが
「フィードバックを受け取る側」
が曲者と感じるお話です。
”曲者”と思う所以は、
「人から言われるフィードバックが、
時に180度違ったりする」
ことがあるからだと思っております。
■例えば、私の例ですと、
この「メルマガ」です。
ある先輩からは、こう言われました。
「自分の思考筋力を鍛え、表現力を鍛えるためにも
修行のように3000文字クラスの文章を書き続けるべし。
それを繰り返しているのは素晴らしいと思う」
、、、と。
あー、なるほど、
確かにそれはあるかもしれないな、
うん、長めでいこう!と思います。
*
しかし一方。
別の方からは、
このようなフィードバックをもらいました。
「冗長な文章は読みづらいです。
端的に、1分以内で読めるような、
凝縮した文章こそが、読者にとって
ありがたいものではないでしょうか」
、、、と。
まじか。でも、確かに、、、。
それが本音かもしれない。
そうして、
異なる意見の中で、
『軸が揺れる』
のです。
自分でも、
「自分の意見はどっちやねん!」
と、自分の方向性が、見えなくなるのです。
■当たり前ですが、
人の価値観は、実に多様です。
必ず意見は分かれるのです。
そして、どちらが良いのか、
正解はなんなのか、というと、
”「正解はない」し、
結局「自分で決めるしかない」”
わけです。
当たり前なのですが、大事なのは、
「自信を持ってそう決めている」
といえるかどうか、
ではなかろうか、と思うのです。
その文脈において
”他者からの率直なフィードバックを受け止める行為”
とは、
自分のぶれない軸を決める、
最高のきっかけになる、
と感じるのです。
■異なる意見を言われると、自分が揺れます。
それはまるで、”独楽”のよう。
平らな台の上でくるくる回る独楽。
それが安定的に回っているところに、
あえてデコピン(フィードバック)で、
自分という独楽に衝撃を与える。
独楽の軸がブレる。
しかし、その後、
独楽が改めて、大きな円を描きながら、
その自分の居場所を再度探そうとします。
そして、何度もウロウロしながら、
と大きな円を描いていくうちに、
「自分の軸はここだ」
という場所を見つける。
■かようなフィードバックと揺らぎ、
内省によって固めていくプロセスを
幾度と無く繰り返すこと。
それによって、
自分の信念、価値観、意見が、
少しずつ固まっていくのではないでしょうか。
ゆえに、
【矛盾するフィードバックによって、「揺るぎない自分の軸」が確立されていく】
そのように思う次第。
皆様は、自分に対して、
揺らぎを感じるフィードバック、
どれくらい受けとる機会がありますか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本日も皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。
===========================
<本日の名言>
恐れてはならない。
君の心に響く、小さな声を信じ給え。
マハトマ・ガンディー(インドの弁護士/1869-1948)
===========================